「十様錦(じゅうようきん)」2008年8月25日
2008年8月25日(月)、一関市東山町長坂の道路沿いに作られた
上中倉地域花壇を見に行ってきました。緑、黄、紅(赤)の3色
の葉の「十様錦(じゅうようきん)」という名のハゲイトウ(葉
鶏頭)」が群植されていました。
平成20年度の「一関市花いっぱいコンクール」の全体審査結果が
8/26発表され、最高賞の市長賞には千厩町清田の第13区自治会の
「ふれあい花壇」が3年連続で受賞。この上中倉地域花壇は、地
域の部で奨励賞を受賞しました。
一関市東山町のハゲイトウ(葉鶏頭)
/アマランサス・トリカラー 2006年8月22日
2006年8/22(火)、一関市東山町松川字卯入道の「ひがしやま病院」
の出入り口の所の花壇に植えられていた「ハゲイトウ(葉鶏頭)」が、
美しく色づいていました。
8/22付の地元紙「岩手日々」によると、18年度一関市花いっぱいコン
クール東山地域審査が8/21に行われ、この花壇が「個人の部」の奨励賞
に入賞したそうです。
ハゲイトウ(葉鶏頭)/アマランサス・トリカラー
ヒユ科 ヒユ(アマランサス)属 Amaranthus tricolor
アマランサス(ヒユ属)の仲間のうち、和名を「ハゲイトウ(葉鶏頭)」
という「アマランサス・トリカラー」は、熱帯アジア原産の1年草。日本
へは古い時代に中国から渡来したといわれており、庭に植えて美しく色づ
く葉を鑑賞してきた。
春に種子を蒔くと、夏には太くてみずみずしい茎が高さ30~150cmに伸び
る。葉は密に互生し、長さ5~20cm、幅2~7㎝の先が尖った長楕円形~披
針形または線形。
初秋になり日が短くなると、太い茎の上部に新しく開く葉から黄、淡紅
から紅、黄、緑の3色になり、秋の低温によってさらに鮮やかな赤や黄な
どの美しい色に色づく。多くの品種があり、葉の色、模様、形、大きさと
も多彩で、10月まで鑑賞できる。
葉のつけ根に小粒の花が群がってつくが、淡緑色の蕚のみで花弁はなく、
あまり目立たない。
中国名は「雁来紅」で、雁が来るころ紅色になるという意で、日本でも古
くから「ガンライコウ」と呼ばれてきたという。しかし、これは緑色と紅
色の彩りのものに対する名前で、緑色と黄色のものは「雁来黄」と呼び、
緑、黄、紅の3色のものは「十様錦(じゅうようきん)」と呼んだという。
晩秋に黒い種子がとれる。
園芸品種にはイルミネーションcv.Illumination、アーリー・スプレンダ
ーcv.Earrly Splenderなどがある。
変種のヤナギバケイトウ(柳葉鶏頭)var.salicifoliusは、草丈70~100
㎝になり、葉は線形で細長く13~40㎝、幅6㎜程度で波打ち、橙赤、橙黄色
そのほかの仲間には、種子が食用になる「ヒモゲイトウ(紐鶏頭)」と
呼ばれる「アマランサス・カウダツスAmaranthus caudatus」がある。
[栽培]日当たりの良い、肥沃な用土を好む。[花期]夏から秋。
ヒユ(アマランサス)属 Amaranthus
熱帯、亜熱帯、温帯に約60種が分布する一年草。葉は単葉で互生し、花
は単性または両性で小さく、雌雄同株または異株あるいは雑居性。
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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福島直也
pea2005
福島直也
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