ナシカズラの実=12日、名護市真喜屋
沖縄に自生する「不老不死の薬」 地元では「クーガ」と呼ばれる甘酸っぱい実 沖縄・名護市(2023年7月23日 9:10)
「不老不死の薬」という伝説が残る、つる性植物のナシカズラ(マタタビ科)の実を12日、沖縄県名護
市内の山で観察した。長さ約3センチの実を切るとキウイそっくり。まだ熟していないが、食すると甘酸っぱかった。
ナシカズラはやんばるに自生しており、沖縄で「グガ」「グーガー」などと呼ばれる。
今帰仁村呉我山では「クーガ」と呼ばれる。
呉我山区長の新里幸信さん(75)によると、呉我山にはクーガが多く自生しており、今でも数カ所で観察できる。
新里さんは「呉我山の区名はクーガに由来しているという話を聞いたことがある。旧盆の仏壇に供えていたが、現在、その風習はない。中の小さな種が熟し、黒く色づくとキウイそのもの」と話していた。(玉城学通信員)
(写図説明)「ナシカズラの方言名はクーガで呉我山の地名に由来しているのでは」と話す新里幸信呉我山区長=12日、今帰仁村・呉我山公民館
https://www.ryukyushimpo.jp/news/prentry-249312.html
https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1506.htm