2009年6月27日
「胆沢城あやめ祭り」が行なわれている奥州市水沢区佐倉河の
史跡胆沢城跡で、2009年6月27日(土)、
午前10時30分~正午の予定で「史跡胆沢城跡ウオッチング
いさわのまほろば 胆沢城を歩く」という催事が
ありました(定員20名)。
奥州市埋蔵文化財調査センター(水沢区佐倉河字九蔵田96-1)の
学芸員の案内で巡り歩いたのですが、県道270号線沿いにある⑥赤鳥居
(鎮守府八幡宮)の傍にオオキンケイギク(大金鶏菊)が花を咲かせていました。
赤鳥居(鎮守府八幡宮の鳥居)。このそばに「八幡草分人家十二屋敷の碑」
があります。胆沢城が衰退していった後、各地に寺が造られ
(国分寺・刻文尼寺)、僧たちの住む僧坊が多数建てられました。胆沢城
周辺にはその屋敷が12あったことから十二屋敷という呼び名がついたよう
です。鎌倉時代、八幡宮の祭典を行うために1月から12月までの12の屋敷が
定められたことが記されています。四月や十月といった地名が現在も残っ
ています。(当日配布されたプリントより)
この後、⑦三代清水(さんだいしみず)という所を訪ねたのですが、そこでも
オオキンケイギク(大金鶏菊)が花を咲かせていました。
坂上田村麻呂、源頼義、源義家が飲んだと伝えられている清水が、
今もひっそりと湧き出ています。
オオキンケイギク(大金鶏菊)キク科 コレオプシス属
C0reopsis lanceolata
北アメリカのミシガン、フロリダ、ニューメキシコ州に分布する
多年草。明治中期に渡来し、矮性八重咲きの園芸品種も育成されて
いる。草丈60㎝ほど、葉は全縁で線形、比較的茎下部に集まる。
長い花茎を出して着花する。頭花は直径5~6㎝で純黄色、舌状花
の先端の欠刻が目立つ。キンケイギク(金鶏菊)C.basalisに比べ
頭花が大きいので、誤ってモンタナ、カンザス、フロリダ州などに
分布する同属のグランディフローラ C.grandifloraの学名が用いられる
ことが多い。
[栽培]多年草であるが、秋播き一年草の扱いをし、初夏に開花する。
コレオプシス属 Coreopsis南北アメリカ、熱帯アフリカ、ハワイ諸島に
約100種ほど分布する一年草または多年草。属名は「ダニに似ている」
の意で果実の形に因むとのこと。頭花の舌状花は通常8枚からなる。
キンケイギク(金鶏菊)C.basalis
テキサス原産の一年草で草丈40㎝、葉は羽状分裂し、頭花は直径
4~5㎝、舌状花は黄色で基部は紫褐色の蛇の目咲きになる。和名の
「金鶏菊」は花色からきている。園芸品種には純黄色、蛇の目のない
ものがある。花壇用または切花用。
[栽培]容易。秋播きで春から初夏に開花。
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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