peaの植物図鑑

オオムラサキの枝変わり・アケボノ(曙)

奥州市水沢公民館のツツジ・アケボノ(曙)
 2009年5月9日






2009年5月9日(土)、奥州市水沢区聖天85-2にある
水沢公民館で開催中の水沢盆栽会(会長 桐田齋=ただし)
主催の山野草・小品盆栽展
を見に行ったのですが、
公民館の表面窓側に植えられたオオムラサキの枝変わり
・アケボノ(曙)
と思われるツツジが沢山
花を咲かせていました。
日陰には、まだ沢山蕾がついていました。







オオムラサキの枝変わり・アケボノ(曙)
ツツジ科 ツツジ属
rhododendron pulchrum 'Akebono'
曙(あけぼの)オオムラサキ(大紫)の枝変わり
よってできた品種で、葉は広披針形~長楕円形
で厚い。花は淡紅色で、花弁の縁に白い覆輪が
あり、上弁に濃紅紫色の斑点がある。
別名はタカネシボリ(高根絞り)
オオムラサキ(大紫)Rhododendron pulchrumは、原
産地不明の園芸種で、ヒラドツツジ(平戸躑躅)
のグループ
の一つとして扱われる大形の
ツツジである。
ケラマツツジとリュウキュウツツジとの交配に
よってできたという説と、ケラマツツジとキシツ
ツジとの雑種
であるという説とがある。

高さ1~3mになる常緑低木。葉は枝先に集
まって互生し、大形の狭長楕円形で両端は尖
り、革質。縁は前縁で、両面に毛がある。丈
夫で耐寒性があり、庭や公園に広く植えられ
ている。
4~5月、枝先に直径6~8㎝の大きな花が2~
4個咲く。花冠は紅紫色で先端は5裂し、上弁
に紫色の斑点がある。萼片には褐色の毛と腺
毛がある。雄しべは10個。雌しべは1個。

ヒラドツツジ(平戸躑躅)は長崎県平戸市に
古くから多数植栽され、各地に広まった変異
に富んだ大形ツツジの品種群の総称である。
江戸時代の平戸は貿易港として栄え、いろいろな
植物が各地から持ち込まれた。ツツジもその一つ
で、実生が育ちやすい気候だったこともあって、
自然交配と実生が繰り返され、多くの雑種が生まれ
たものと考えられている。その中の優れたものを
選抜したのがヒラドツツジで、その親となったの
は主にケラマツツジで、これにモチツツジ、キシツツジ、
リュウキュウツツジなどがかかわっているとのこと。

リュウキュウツツジ(琉球躑躅)R.mucronatumは
キシツツジとモチツツジを交雑してつくられた
園芸品種と考えられている。

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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