peaの植物図鑑

冬のクマザサ(隈笹)



12月2日、北上市の詩歌の森公園を散策したとき、きれいに隈取りされた「クマザサ(隈笹)」を見つけました。この白い隈取りは冬になって寒くなると鮮やかに現れ、夏場は緑葉になるそうです。


クマザサ(隈笹)イネ科 ササ属 Sasa veitchii var.veitchii
冬になると葉のふちが枯れ、白く(または黄色く)隈どったようになるのでこの名がある。「熊笹」と思っている人が多いが、正しくは「隈笹」である。

耐寒性常緑宿根草で冬葉のくっきりした隈取りが美しいので庭園の植え込み、グランドカバーなど観賞用に広く植えられているが、京都の鞍馬山や大原などには自生しているという。根もとでまばらに枝分かれして、高さ1~1.5mになる。

 茎(稈)は節と節の間より長い竹の皮に包まれ、竹の皮には長い毛がある。枝は節から1個ずつ出る。葉は枝先に4~7個ずつつき、長さ10~25cmの長楕円形で、先は急に尖り、基部は丸い。分布:本州(京都府)

 なお、学名の「Sasa」は、日本名の「ササ(笹)」に由来するという。また、「ササ(笹)」と「タケ(竹)」の相違点は、「タケ(竹)」は成長するにつれて途中の段々部分[稈(かん)]の「皮」が落ちてなくなるもので、「ササ(笹)」は稈の「皮」がいつまでたっても残っているものとのこと。

今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。

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