2009年1月21日
2009年1月21日(水)、一関市中央町にある民家の小さな庭に植えら
れたヤブコウジ(藪柑子)が、赤い球形の実をつけていました。
ヤブコウジ(藪柑子)ヤブコウジ科 ヤブコウジ属
Ardisia japonica
山地の木陰によく群生し、高さ10~40㎝ほどになる常緑小低木。匍匐
茎で地被状に地面をおおい、地下茎を伸ばして殖えるので、大木の下
植えにしたり、鉢植えにされる。日陰に耐えるグラウンドカバー材料
としてよく利用される。
葉は常緑、3~4枚が輪生状に互生し、長さ4~13㎝の長楕円形で、縁
に細かい鋸歯があり質はかたい。
7~8月、葉や鱗片葉の腋から花序を出し、直径5~8㎜の花を散形状に
2~5個下向きに開く。花冠は乳白色で5裂する。雄しべは5個。雌しべは
1個。果実は直径5~7㎜の球形で、10月頃赤く熟す。
葉形や葉色などの変化が大きいので、江戸期から選抜された多くの品
種が生まれている。特にヤブコウジ特有の葉形の変化がおもしろく、
「縮緬cv.Chirimen」や「東雲cv.Shinonome」「枇杷錦cv.Biwanishiki」
「紅雪錦cv.Kousetsunishiki」「御代錦cv.Miyonishiki」「三保の松
cv.Mihonomatsu」など、斑入り品種も多く栽培されているという。
[栽培]乾燥には弱いので注意が必要。繁殖は地下茎、挿木。
分布:北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、朝鮮南部、中国、台湾。
今年の3月で85歳の「後期高齢者」。花や木の実、特に山野草が好きで何時もデジカメを持ち歩いています。
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