(上)侍屋敷 大松沢家(金ケ崎町要害・城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区)に飾られていた雛人形
金ケ崎町要害・城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区:北上川の右岸に築城された金ケ崎城は本丸、二の丸、蔵館、東館、観音館、大庭から成り、明治維新まで伊達領北辺の鎮台としての役割を果たした城でした。現在も蔵館以外はよく残っています。城郭の周囲には、武家屋敷の町並みが造られていました。
近世の武家屋敷としては、町並みが今もよく残されている貴重な所で、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。屋敷のまわりはヒバやドウダンの生け垣が巡らされ、庭は桜・紅葉・サルスベリなど豊かな樹木群で構成されています。主屋は直ご屋で、茅葺寄棟造りの大屋根が特徴です。(金ケ崎町観光協会・金ケ崎町商工観光課発行「岩手県金ケ崎町観光ガイド」より)
2013年2月27日(水)、金ケ崎町の「城内諏訪小路重要伝統的建造物群保存地区」に行きました。
妻の知人の一人がボランティア活動している白糸(しらいと)まちなみ交流館をはじめ、侍屋敷・大松沢家や旧坂本家侍住宅などで開催中の「第1回金ケ崎要害・雛祭り」(金ケ崎要害雛祭り実行委員会:主催)を見に行ったのでした。[2/20(水)~3/3(日)または10(日)、10:00~16:00時、休館日あり:月・火曜日(祝日または振替休日は開館し、翌日休館)など、無料]
(上)「金ケ崎町観光ガイド」の表紙になっている侍屋敷・大松沢家の板塀と門(下2つ)
侍屋敷・大松沢家:大松沢家は山林奉行を務めていた。表小路と達小路(だてこうじ)境の桝形道路沿いに位置している。屋敷は約460坪あり、四脚門(江戸時代後期)、板塀、石積み、エグネ、庭園が残る。庭園は、築山を中心とした大庭園。エノキ、カエデ等の巨木があり、四季折々の多様な色彩は、人々の心をなごませてくれる。建物の見学も可能で、珈琲御膳などを食べながら一休みできる。営業:10:00~16:00、定休日:月曜日・火曜日(月曜が休日の場合は火曜・水曜)、無料、JR金ケ崎駅から徒歩15分。