日本サッカー界の誇り
覇気が感じられないプレーばかりの日本代表については
まったく幻滅しました。
4年に1回のWORLD CUPだし
選手の見本市みたいな大会だから
(中田もフランス大会がきっかけで海外移籍)
何処の国の選手も体張ってやっているのに・・・
日本の唯一の救いは
上川徹氏と広嶋禎氏の両審判 でした
日本人初!上川主審決勝Tで笛…大役果たした3位決定戦
ドイツW杯で一番輝いた日本人はこの人。ジーコ・ジャパン戦士ではなく上川主審(中央こちら向き)だった(撮影・小倉元司)
日本人主審として唯一人出場している上川徹主審(43)が3位決定戦の主審を務め、日本人審判員として初めて決勝トーナメント以降の試合で笛を吹いた。1次リーグで2試合を担当した上川主審は今大会だけで3試合を裁き、日本人主審の最多記録も更新。冷静かつ的確な判定でW杯の試合をしっかりコントロールした。
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ドイツの勝利に終わった3位決定戦。表彰式ではドイツのメンバーに先立ち、審判団に記念メダルが授与された。メダルを首にかけた上川主審は誇らしげな笑みを浮かべていた。
4年前の日韓大会では1試合しか笛を吹く機会がなかった。しかし、今大会は広嶋禎数、金大英(韓国)の両副審とトリオを組んで1次リーグはA組のポーランド-エクアドル、B組のイングランド-トリニダードトバゴの2試合を担当。このジャッジングが評価されて3位決定戦の主審に指名された。日本人審判員が1大会で3度主審を務めたのは初、決勝トーナメント以降で笛を吹くのも初めてだった。
大一番でも冷静で的確な判定が光った。前半7分、後方からタックルを仕掛けたドイツのMFフリンクスに初の警告を出して警告の基準を設定。観客にも分かりやすい大きな身ぶりなどで試合をコントロールした。W杯では審判員に45歳定年制が敷かれ、上川主審にとっては今大会が最後のW杯だった。
「ボクがしっかりできれば、日本やアジアにとってもいいと思う。誰がやっても同じという評価を得ることができますから」。アジアから6人が主審テストに参加したが選ばれたのは2人。「決勝で笛を」という夢はかなわなかったが、ジーコ・ジャパンが1次リーグで敗退した今大会で、一番輝いていた日本人だった。
◆上川主審についてポルトガル代表・フェリペ監督
「素晴らしいゲームにした。日本人審判も高い質を持っていることを証明したのではないか」
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上川主審ナイスジャッジ、英BBCも絶賛
- ポーランド対エクアドルの試合で主審を務める上川徹氏(AP)
日本人審判初の決勝トーナメント“進出”へ、2大会連続で大会に臨む上川徹主審(43)が無難なスタートを切った。ポーランド-エクアドル戦を裁き、日本の広嶋禎数(44)韓国の金大英(43)両副審とともに、好ジャッジを見せた。「決勝を吹きたい」という夢へ向け、まずは“1次リーグ突破”を目指す。
倒れたエクアドルFWデルガドが、交錯したポーランドDFヨップが、両チームイレブンが、スタンドの観衆が一斉に見つめる。だが、上川主審の笛は鳴らなかった。首を振って、右手でデルガドに起き上がるように促した。後半17分のペナルティーエリア内で起こったシーンに、同主審は毅然(きぜん)と対応した。
英国BBCのコメンテーターを務めるミック・マッカーシー氏(02年W杯アイルランド代表監督)は「素晴らしい判断だ。すごくよく見ていた。あれはファウルではない」とジャッジをたたえた。その上で「全体を通じていいレフェリングだ。うまく(反則をとらないで)流している」と賛辞も送った。
開幕前日の8日に43歳になった上川主審にとってW杯は2回目。前回は日本での開幕戦となったアイルランド-カメルーン戦を担当した。試合後にマッカーシー監督から「こういう言い方は流儀ではないが、ジャッジには納得がいかない」と不満が上がっている。その言葉を裏付けるように、その後は指名がなく、わずか1試合だけの担当だった。立場は変わったとはいえ、同じマッカーシー氏から今度は合格点をもらった。
4年間で経験を積んだだけでなく、今大会から日本人の広嶋、韓国人の金両副審との「セット」で審判団を形成できるようになったことも大きい。Jリーグやナビスコ杯で予行練習をこなしてきた。後半35分のエクアドルの2点目は、スルーパスを受けたカビエデスがオフサイドではないことを金副審が好ジャッジ。広嶋副審もオフサイドを的確に判断した。
「夢は決勝戦の笛を吹くことです」と上川主審は話す。日本人審判は、決勝戦はおろか決勝トーナメントを担当したことさえない。主審を同一大会で2試合担当したこともない。それでも、同主審は「冗談でも何でもありません」と真顔で言う。広嶋副審も「自分たちがやってきたことを出せれば」と後押しする。
開催国ドイツのビルト紙はジャッジに5点満点で3(1が最高点)、イタリア紙ガゼッタ・デロ・スポルトは10点満点で6・0(10が最高、0・5点刻み)といずれも平均点をつけた。「目立たない黒子であること」が審判の美徳であることを考えれば、平均点は最高の評価ともいえる。次の試合の指名があるかは分からないが、初の決勝トーナメント、そして夢の決勝戦へ向け、悪くないスタートを切った。
[2006年6月11日9時38分 紙面から]
広嶋副審も、際どいオフサイドをしっかり判定、毅然(きぜん)とした旗さばきを見せた。試合後は、わざわざ追いかけてきたルーニーも含め、イングランド選手から握手を受けた。
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史上初!日本人審判が“共演”…上川&広嶋氏好ジャッジ
ポーランド-エクアドル戦で審判を務めた上川主審(左)と広嶋副審=共同
ポーランド-エクアドル戦で、上川徹主審(43)と広嶋禎数副審(44)が好判定を見せた。
W杯で日本人が一緒に主審と副審を務めたのは初。日韓大会に続いて2度目の上川主審は「力を入れず、緊張を解きほぐしてやりたい」と話していた通りの内容。初のW杯となった広嶋副審も「同じやるなら開幕戦がよかった」という強心臓ぶりを大舞台で示した。
W杯での日本人審判員は、1970年メキシコ大会で線審(現在の副審)を務めた丸山義行氏が第1号で、広嶋氏は5人目。日本人が過去に1次リーグ以降を担当した例はないだけに、決勝トーナメントでの指名があるか注目される。