あさひ
首相、イラク陸自撤退を正式表明 防衛庁長官が命令
小泉首相は20日午後、首相官邸で記者会見し、イラク南部のサマワに派遣している陸上自衛隊について「サマワ地域の陸上自衛隊部隊を撤収させることを決めた」と述べ、撤退を正式に表明した。一方、首相は談話を通じ、クウェートを拠点にした航空自衛隊の活動について国連や多国籍軍への支援を行うために活動を継続し、新たに首都バグダッドや北部のアルビルへの空輸を行う方針を明らかにした。
イラクからの陸自の撤退を表明する小泉首相=20日午後、首相官邸で
毎日
撤退命令が出たイラク南部サマワの陸上自衛隊の宿営地から25日早朝、軽装甲機動車など車両17台を積んだ民間の大型トレーラー十数台が出発した。命令後最初の輸送作業で、同日午前10時50分(日本時間午後4時50分)、約450キロ離れた隣国のクウェートに無事到着した。
毎日新聞 2006年6月26日 東京朝刊
産経
≪政府が正式決定≫
政府は20日昼、首相官邸で安全保障会議を開き、イラク南部サマワに駐留している陸上自衛隊の撤収を正式に決定した。この後、小泉純一郎首相は緊急記者会見を開き、「陸自による人道支援、復興支援は一定に役割を果たしたと判断した」と述べ、撤収への理解を求めた。額賀福志郎防衛庁長官は同日、撤収命令を出した。撤収完了は早くても7月末になる見通し。
イラクのサマワに駐留する陸上自衛隊は25日、派遣からおよそ2年半を経て宿営地からの撤収作業を開始しましたが、地元の住民は複雑な表情を見せています。
ページ更新時間:2006年06月26日(月) 13時55分
自衛隊、サマワからの撤退作業を開始
TBS - <NOBR>22時間前(6月26日 0:00ごろ?)</NOBR>
イラクのサマワに駐留する陸上自衛隊は宿営地の装備をクウェートへ搬送する作業を始めました。サマワへの派遣からおよそ2年半を経て撤退作業の開始です。 ...