parismaris's days*

リフォーム・ベレー 〈2〉

大震災から10日。

ニュースから得られる少ない情報にさえ、胸を詰まらせる日々。




まだ、10日。

すべて、これから。




そうわかってはいるけれど。

祈らずに、願わずにはいられません。



どうか、被災地の人々やこどもたちが一日でも早く穏やかに生活できるようになりますように。



そして。

福島の原発で強い放射線をあびながら修復活動をされている方々の健康が侵されませんように。



どうかどうか、命が、健康が、正しく保全されますように。






                  *    *    *    *    * 






関西でも、買占めが起こっています。

スーパーマーケットで、ドラッグストアで目にする光景に、唖然。




そんな、どこか冷静さを失った場面を目にするたびに、
私は意識して「いつもの生活」をしていよう、と強く思います。






自分の中の「いつも」を確認すべく久しぶりに針を持ち、ベレー帽を作りました。



         




布は、母が若かりし頃に来ていたジャンパースカートをほどいた、質のいいウール。


1960年代後半のものなので、色合いと大きめのチェックがちょっとレトロ。
(ほどく前のジャンパースカートのデザインも、まさに'60でかわいかった*)




春を告げる花々が咲き始めたこの時季にウールの帽子を作るなんて・・・と思ったりもしましたが
今、この気持ちで針を持つなら、母から受け継いだこの布でしかあり得ないと感じ、作りました。



受け継げることのありがたさを噛みしめつつ。





                

コメント一覧

ぱりまり
rin.さんへ
今回の震災では、ほんとにたくさんのことを想い、考える毎日です。

阪神淡路大震災の地に生きるわたしたちだからこそできる考え方や行動を模索しつつ、
「普通」に「日常」を過ごしていましょうね*

ベレー帽、久しぶりに作りました(笑)
帽子生活に疲れてきていたところでしたが
今また「それもまた楽し*」な気持ちが戻ってきました。
rin.
ほんとうに。
ぱりまりさんのお言葉にただただ頷くばかり・・
色んな場面を目にしては 一喜一憂の毎日です。

でも、私達は元気で丁寧な暮らしをしていないと☆
あらゆる方の未来を願って過ごしています。。

そんな中、心温まるエピソードと共に素敵なベレー帽
どうしてもどこか気を張っている心に温かな風が(^-^)
いつもの気持ち・大切にしたいですね。
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