あっち向いてホイ! ~ 2nd season ~

虹の橋の子供たちに背中を押されて次女を迎えました。2016年7月24日、ブログ再スタートです!

初めまして!ようこそ「あっち向いてホイ!」においでくださいました



2nd seasonの「あっち向いてホイ!」は 虹の橋のたもとと我が家を7色の光で結んで
息子や娘はもちろんのことその他虹の橋メンバーとりとがお話しすることもある
”何でもアリ”な不思議なブログです。
一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします♪

宣伝のみのコメントにつきましては随時削除させていただいております。ご了承ください。




りとのトマト

2022-07-13 18:54:46 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。
今日2本目の記事です。

昨日病院で新しいフードの試供品をもらいました。
先生に「食べへんかもしれんけど、」と言われましたが
帰宅後試しに2.3粒あげてみると
キャーキャー言いながら食べてくれました!(泣)

りとは小さいころからしっかりよく噛んで食べる子。
久しぶりにリビング中に響き渡る
小さな小さなカリカリ、カリカリ、という音。

食事に関しては今後全面的に解禁です。
元気な頃食べていたりとの大好きなフードは
真空状態のまま保管していたし
先生にも許可をもらったので今後はそちらをあげようと思っていたのですが
ボスはりとが食べたこの療法食フードを与えようといいました。
1週間くらいしか食べられなかったとしても、そっちをあげよう?と。

りとが療法食を食べてくれたことで私のご飯作りは終わりました。
ご飯作りの記事はあまり参考にならなかったかなあと思うけれど
何年か先に
誰かがちょっとでも救われるならいいかな、という思いで書いたものなので
そのまま残しておこうと思います。
いつか誰かの役に立てたらいいなあ。どうかなあ…
落ち着いたら一度読みやすいようにまとめた方がいいかな、とも思ったり。

最後の療法食フードが口に合ったことで
私はもう
ドリカムの「何度でも」や
大事MANブラザーズバンドの「それが大事」のサビを
繰り返し聞いたり歌ったりして泣かなくていい。
涙をこらえながら作ったご飯を捨てなくていい。
大量に余った小粒や大粒の療法食フードと缶詰を見て
もったいないなあ、処分するほかないんだなあと思いながらも
少し心がほっとし、解放されたことを感じました。
それくらい、全身全霊で作り、頑張っていた。

もっと早く違うフードについて相談すればよかったと思いもしたけれど
それならそれで、
最後の最後で、
りとは何も口にしなくなって結局はキラキラご飯を作っていたかもしれませんね。

--------------- 

今日午前中病院に行ったのですが残念ながらフードは在庫切れ。
明日入荷になるとのことで試供品を2袋くれました。
大丈夫、十分足ります

帰り道、月水金の午前中だけ営業しているいつもの「お野菜売り場」へ。
りとがそこのトマトが本当に本当に大好物で、あげると目の色を変えて食べます。
人間が食べても感動でわあっ!と声が出るほど。
トマトだけではなくそこのお野菜は全部とてもおいしいので口コミで広がり、
だいたいいつもお客さんがいるのです。
お店のかたにりとの現状はお話ししているので、今日も
りとちゃん体調どうですか?と声をかけてくれました。

昨日余命宣告されたことを言うと
えっ…と絶句した後みるみる涙があふれてきて
りとちゃんそんなに悪かったんですか?
いつも連れてきてくださってたのに悲しいです、と
何度も涙をぬぐってくれました
他のお客様がいらっしゃったので帰ろうとすると
これりとちゃんに!!と言ってミニトマトをくれました。
最後の最後まで可愛がっていただいて、ありがたかった。
りとはそのミニトマトを、今日も目を丸くしながらがっついて食べました。

金曜日お店が閉まる時間に連れて行って
たくさんりとを撫でてもらおう。
また〇さんを泣かせてしまうかもしれないけど
「いつも美味しいトマトを作ってくれてありがとう、りと嬉しかったです!」
ってりとにお礼言わせないと。

今は出来るだけ、
抱いてでも、
りとを可愛がってくれた人に会わせたい。
一回ずつでもいい、会ってもらいたい。
時間がない。

りとは、今日が、一番元気な日。




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余命宣告

2022-07-13 14:33:44 | りと・闘病記録
おげんきですか? れいです。

2022.7.12(火) 夕方
3人で病院に行きました。
左足太ももの浮腫みがひどくなって数日。
上手に歩けなくなってきたことが気になり聞きました。
先生もこれどうにかしてあげたいね、揉んであげたくなっちゃうね、と。
利尿剤を処方されるかと思ったのですが
食欲に影響が出ることがあるそうで残念ですがそのままとなりました。
先生はりとを優しく抱きしめて声をかけてくれました。

11日夜にお盆くらいまでかもしれないねと二人で話し合っていました。
先生には今日聞いておいた方がいいような気がして
ボスに相談することなく唐突に
「2人とも覚悟はできてますので、あの、お盆くらいまでですかね」
と聞いた。


お盆、そうだねえ…
あるかもしれへんけど…
来月はどうやろう…
今月末まで持たないかもしれない。

7月末、手前くらいで急激に悪くなってということがあると思う。
後悔しないように、大事に過ごしてください。



最後に先生は
”ごめんね、勝手な予測です”
という言葉も付け足してくれた。
いつも優しくて頼りになる、先生らしい言葉だった。

りとの余命はおよそ2週間となりました。




先にボスとりとに車に帰ってもらった。
待合室で私の覚悟はどこか絵空事だったのではないかと思った。
わかっていても動揺した。
2週間。
2週間。

本当なんだ…
本当なんだな、りとがいなくなるのは。


会計を終え外に出ると
午前中あんなに強く雨が降る不安定な空だったのに
中途半端に晴れて青い空が見えるところがたくさんあった。

なんだよこんな時に。
こんな中途半端に晴れやがって
こんな中途半端に曇りやがって


立ち尽くしたまま大きく息を吸って
吐くときに声が漏れた
涙が
ぽたっ
ぽたっ
と落ちていった




秋に美味しい新米食べさせたかった。
大好きな秋月をいっぱいあげたかった。

あげたかった。




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