四国の四季と遊びのお部屋(JAPAN THE LIGHT OF DEY)

何を探しているの??リンクが一杯です。お探しのものありませんか??探しますよ・・・!!!

将来・・・・

2008-01-26 15:04:02 | Weblog
「晋一はよ起きんか・!!」お袋の声で起きて来ると「稲刈らんと米食べられへんで・・」日曜日のあさ早くから起こされた晋一は鎌を持って田んぼに稲刈りである。空に舞うトンビを見て(お前はエエのう、ピーヒョロロて言うとったらエエからのう)と呟き広がる青さに見とれていると・・・「はよう刈らんと終わらんぞ」
親父の檄が飛ぶ・・刈った稲を竹を組んだやぐらに乾していく。
「やっと、終わった・・!!」呟くころには日も暮れていた。
隣の家にも煙突から風呂を焚く煙が上がる。百姓の家は風呂と便所は離れてあるから・・・隣の家を見ると若奥さんの風呂に入るところで外で汚れた服を脱いでいる。晋一は見ているうちに「おおすごいのう、こんなの初めてじゃ、もっとはようきずいとったら・・」と呟きながらその光景に釘付けになり・・・
「晋一ご飯じょ!!なんしよん??」と呼ばれるまでそこから動けなかった。
友人たちと川岸でたむろしていると「おい、これ・・知ってるか??」「なんな??」「サック言うてのう、男のあそこに着けるんじゃで・・」と修が見つけてくる。「ほんでのう、女とするんじゃ・・」「ほんまかごついのう」「処で晋一は何時知ったんじゃ??」「なんな??」「せんずりじゃ」「おおそれは中学の修学旅行で教えてくれたわ」「ほんまか、ほなココで四人で誰が一番良く飛ぶか比べようか??」「おおええのう、飛ばしあいじゃ」と四人並んでマスターベーションを
始める。最後はみんな目をつぶっていたので・・・「誰が一番じゃ・??」「誰も
見取らんかったわ」「いく時は見えんもんじゃのう」と大騒ぎで休日の時間をすごし・・・(今日もなんも無い一日じゃッた。こんなんでええんかのう)と反省仕切りの晋一である。
本屋さんで三島由紀夫の<鏡子の家>と言う本を見つけ・・・
(これ面白いのう・・あいつらに教えたろう)と本を買って帰り
翌日教室で「おおごついのう、三島由紀夫は14回もできるんか!!」「これ面白いのう」と本の話の花が咲く・・・・偶然「おい、今<楯の会>が市谷に殴りこんだんやて」「ほんまか!!」「今三島由紀夫の本見よったところじゃ」「すごいのう」「はよう帰ってニュース見ないかんのう」「晋一や漫画ばっかりやのにわかるん??」と照代の声である。「あほにすなや・・」と答えその日はTVのニュースに釘付けである。
俺は将来何をしたら良いのだろうか??三島由紀夫の人生はあそこで終わる運命
だったのだろうし、森田氏もそうである。自分のすべきことは??
何だろうか???それから当分は心を見つめる。物静かな別人の晋一が居た。
感動した後には・・・静寂の日々が・・・

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