四国の四季と遊びのお部屋(JAPAN THE LIGHT OF DEY)

何を探しているの??リンクが一杯です。お探しのものありませんか??探しますよ・・・!!!

淡雪・・・Ⅱ

2008-06-15 17:24:59 | Weblog
精算を終わらせ夜の街に出た二人足は駅へと向かっていた。「由紀ちゃん今日はとても楽しかったよ。良かったら又、お願いしたいんだけどね。」「ハイ、私でよかったらいつでもお付き合いしますよ。安田さんと居ると心が落ち着くから」(と答えながら本当はいつしかときめいているのを知らせたかったがそれが出来ないでいた。)
途中、水際公園で川面を眺めながら二人は何も話さないが心では出会った傘事件からのことを考え人の出会いの不思議さにそして、自分の心が相手に引かれていくのを心地よく感じいつまでも大切にしたいな~と思っているのでした。「ぶぶ~」バスのクラクションに「ハッと」われに返った安田は「由紀ちゃんお家まで送ろうかと思ったのですが、いつ誰に何を誤解されるか分からないので駅までおくりますね。」「ハイ、私もそのつもりでした。じゃ、必ず又誘ってくださいね、今日は楽しかったです。」「いえ、此方こそ・・」と言って分かれて自宅近くまで来ると家に明かりが点いている。「アノ人帰ってるんだわ」そう呟いた由紀子は足が鉛のように重くなるのを感じた。


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