四国の四季と遊びのお部屋(JAPAN THE LIGHT OF DEY)

何を探しているの??リンクが一杯です。お探しのものありませんか??探しますよ・・・!!!

船が・・・・・

2008-01-22 23:47:03 | Weblog
脇町新劇に着いた四人の内、武は「ついて来いよ」と言うともぎり(切符売り)のおばさんに「おっちゃん居るん??これ頼まれたけん持って行くな!!」と言って切符売り場に声を掛けるとすばやく改札を抜け他の二人も続く・・・タイミングを逃した晋一一人が残るとおばさんが「アンタも友達??」と聞かれ(下手にうんと言うと四人分の入場券を買わされる)と思い。「いや、前であっただけ」「ほな、500円学生やけん450円貰う」と言われ450円を払って暗幕をくぐると三人は正面の真ん中に陣取って「晋一遅いのうはよこいや!!」「金はろたんか??あほやのう・・映写室のおっさんに合うゆうて入るんじゃ」「ついてこんけんじゃ」と言われ。(なるほど)と感心するのであった。「裕次郎はカッコエエのう」「いや、あきらの方がええわ」「宍戸錠のテッポウ打つの速いのう」「笹森玲子綺麗のう」等と言って映画を鑑賞し・・・帰途に着く。(あいつらとあそんどったらやっぱりあかんわ)などと考えながら・・・学校を忘れる一日であった。
翌朝校門で照代に会った・・「晋一昨日休んどったやろう、先生が三人組も居らんけん、四人で悪そうしよんと違うかって言い寄ったで・・・ほんまな??」「いや、悪いことはしてないけど・・・」と言葉尻が小さくなっていく。
・・・「おっちゃん船が来よるで~」声を掛けられてウキが遥か彼方の航跡に居ることを知りリールを撒いていく・・・現実に帰った。釣り師はもう一度仕掛けを海の中に投げ入れる。そうしてそこに腰を降ろし・・・時空の狭間を行き来するように過去へとタイムスリップしていく。

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