goo blog サービス終了のお知らせ 

ラテン車共走局

<旧めがにょろでぃ~な>ラテン車大好き

無垢なるもの

2005年07月12日 | 仕事
たまには仕事がらみの話でも。


自分は自営でこじんまりと大工をやっております。
そんな自分が日本の住宅に思うこと。

最近の住宅は、いたずらに機能や効率やコストばかりを考えすぎていると思います。
限りある予算のなかで、どんな建物にしたいのかは人それぞれです。

いろんな家造りに携わってきた自分ですが、つくづく思うのは設備や快適装備より直接肌に触れる床板や壁に予算を費やしたほうがいいですね。

最近好んで使うのが、国産杉。
桧なんかに比べたら安価ですが、柔らかく暖かい肌触りがいいです。
床に厚さ30ミリの杉板を貼ったり、腰壁や天井板なんかにも杉板を使います。

なるべく無塗装で杉板本来の肌触りを味わい、木の呼吸を妨げないようにしています。
水周りには天然素材の蜜蝋ワックス等を塗り込んで防水加工します。

冬でも素足で歩けます。
ラグなんか必要ありません。床に直に寝転べます。
ただ、柔らかいので傷がつきやすく汚れもつきますが、『それも我が家の歴史』と考えられればいいですね。
いざとなればサンドペーパーで磨いたりカンナがけをすれば結構目立たなくなります。

小さいお子さんのいる家には最高だと思います。
はいずり回っても、舐めたりしても大丈夫。

木や土や紙といった自然素材に触れて生活する、今風に言えば『古民家スタイル』って感じでしょうか。
玄関を開けて家に入ると木の香りでいっぱい…素敵ですよ。


写真は現在建築中のトイレ。


当ブログでは、住まいに関する事から日曜大工に至るまで、疑問質問等なんでもご相談お受けします。
商業目的は一切ありませんので、お気軽にコメント下さいませ。



車はラテンかぶれですが、住まいは和が大好きです(^^ゞ

コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする