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Palm-Dreams Blog

つれづれブログ

NHKの存在意義... はやぶさの帰還

2010-06-14 11:43:49 | デジタル・インターネット

6/13 JST 22.51分頃 日本の小惑星探査機「はやぶさ」君が、大役を果たし大気圏突入とともに

燃え尽きました。

Hayabusa_kikan

NASA より転載

「はやぶさ」のミッションの詳細はJAXAのホームページに詳しく記載があるのでここでは割愛しますが、大まかにいうと 火星と木星の間ににある小惑星帯から熱変成を受けていない原始宇宙の岩石サンプルを採取するのと同時に、「イオンエンジンによる航行」の二点に集約されるのではないでしょうか。

初めての技術要素が多数あり、相次ぐ故障に帰還さえ危ぶまれ、「イトカワ」にランディングした当時は、相次ぐトラブルに「日本の技術」はまだまだなんだ..と思ったことを思い出しました。
なにしろ そのときは惑星間をボイジャーやパイオニアが当初のミッションを順調にこなした上で、追加ミッションを与えられて太陽系を航行し続けていたわけですから..

しかし、昨晩の「はやぶさ」は太陽から大きく離れない場所で太陽風や放射線にさらされながら7年間も機能し、搭載されていたリチウムイオン電池は寿命末期の性能しか維持できなかったのにもかかわらずミッションを達成しました。(もっとも現時点ではイトカワのサンプルが採取されているかどうかは不明ですが)

この「はやぶさ」の自律的な制御を支えた、三個のマイクロプロセッサであるSH3 (現ルネサステクノロジ)は、日本を代表する高性能なマイクロプロセッサで、はやぶさの制御は、CPUクロックが60MHzと惑星探査機のコントローラとしては高い周波数で動作し、OSは産業用として自動車や当時の携帯電話などに採用例の多かったuITRONが使われ、核となる技術が国産であることは誇りに思います。

運任せ的な要素は多かったものの「運も実力」のうちです。 今後は安定した性能を発揮できるような 第二の惑星探査機を建造し夢を与えてほしいと思います。

さて..昨晩の「夢のある物語」でとても気分がよかったのですが何かが足りないことに気がつきました。

それは、TVによるライブの中継がなかったことです。

幸い和歌山大学がストリーム配信をするということでそちらを観ていたのですが、アクセス増大で途中音声が途切れ初め、すこし心配しましたが、ストリーム配信サーバーが持ちこたえ、奇跡の一瞬の感動を楽しめました。

しかし本来このような国家プロジェクトは、本来日本のTV局..

特にNHKが率先して放映すべきでは無いでしょうか?

昨晩のTV番組表をみると NHK総合はW杯(セルビアx ガーナ) 事情はわからなくもありませんが、NHK教育放送は通常の放送をしただけですし、民放に至っては ドラマやバラエティ番組を放映しています...

この、「夢が現実になる瞬間」のすばらしさを臨場感も込めて伝えていないのですから、昨今の子供が科学離れをおこすのは当然かもしれませんね。

このような「夢のあるお話」に価値観を見いだせなかったNHKは反省すべきでしょう。

少なくとも「和歌山大」のような少ないスタッフでもライブ配信はできたわけですから、NHKも教育放送などの放送枠を使い放送できたのではないでしょうか。

「はやぶさの帰還」は、魅力的なコンテンツであれば、小さな事業者によるネット利用による放送配信の大きな可能性と(ストリーム配信とTwitterの組み合わせの可能性)、

対照的に既存のシステムにしがみつく旧態然とした大きな組織の放送局であるNHKがひどく陳腐化し存在意義を失った瞬間でもありました。

NHKはJAXAの三倍の予算を使い、そのうち37億は税金です。

国家プロジェクトを魅力的に放映せずになにを放映するというのでしょうか?


余裕だねGoogle...

2010-06-10 16:39:33 | デジタル・インターネット

先日の「パックマン」では検索時、不覚にも遊んでしまい生産活動に支障がでたとかでないとかありましたが、今日は「森」になったり「ジャングルジム」になったり、

「自由」を感じますねえGoogle..

思わず 「ふふっ」と笑ってしまいます。

この自由で少し余裕のある感じいいです。

世の中が 「ぎすぎす」して 変な事件がたくさんありますが、

こういうときほど、少し引いた感じで、「遊び心」持ち続ける..

日本の企業にはあまり感じられないですよね。

こういう部分は見習いたいです。

 

日本の携帯端末メーカーの元気がない..

2010-06-09 16:50:23 | デジタル・インターネット

規格の決まった携帯端末製品では品質も高く、使い切れないほど高機能をウリにしているのに、日本の携帯端末もメーカーの部門も元気がありません。

つい先日も、「携帯端末の世界共通のプラットフォームを...」といってはいるのですが、米APPLE社の製品発表の前には、かすむどころか存在感も感じられません。

それどころか、先日発表された携帯電話の世界シェアでは、NOKIA,RIM,MOTOROLA,SAMSUNG,APPLEに肩を並べるどころか、中間位にもランキングできないさんざんたる結果でしたが、ここ何年も同様な状況ですから特に驚くことではなく、唯一の大きな変化は突如APPLEが中間位置に大躍進のランクインを果たしたことではないでしょうか。

日本の携帯端末メーカーの元気がない理由は、たくさんの識者が指摘していますのでここでは割愛しますが(PalmdreamsでもBlogのネタにしましたが)現在日本で大きなシェアを確保している大手ャリアが、仮に大きく方針を転換したとしても、もう簡単には好転することはないでしょう。

また、この大手キャリアは組織も大きく、現在のビジネスモデルも簡単には棄てないでしょうからきっとこの状態が劇的に変わることは無いとおもいます。

(でも周囲の環境の変化に取り残されて「崖っぷち」でやむなく方針を変えるかもしれませんが.).

 ご存じのように、携帯端末は発展途上にあり、端末と組み合わせたWEB上のサービスなど、は拡大成長が予想さていて、新興国での普及など今後が期待されています。

ところが日本国内の携帯メーカーの現状に注目すると、成長分野とはほど遠く、じり貧にシェアを落として衰退しています。

もっとも日本国内だけに注目すると、頭打ちで少子化の影響を受けているとはいえ、またまだ相当数の端末が必要とされていて、SHARPの端末がトップだとかいろいろ話題性はあるので、もう世界を狙うことはあきらめて国内の現在のシェアだけでも死守するのが得策なのではないかと思います。

でも、国内の端末メーカーを保護するために政治的な規制をするのだけはやめてくださいね。

海外の魅力的な端末が日本では使えなくなりますし、国際競争力の無い端末と製造元が無駄に延命するのは自由経済社会では正しくありません。

現在端末を造っているメーカーは、ほかにも魅力ある製品を造る潜在能力は高いですよね。

だから競争力のある(:携帯端末以外の)製品開発に期待してますよ。


TG50 バッテリ交換 (お問い合わせの回答版)

2010-06-02 10:28:22 | デジタル・インターネット

先日TG50のバッテリの交換につきましてお問い合わせをいただいておりまして、

コメント欄には画像を添付することがで難しかったのこちらのほうに再記載しました。

TG50は、Bluetooth接続のGPSロガーとして使用するとClieラインナップ中最強の相性の良さを持ち、Palmdreamsでは、このGPSログを記録するために、新品と、きれいな中古品x2を保存用に、少々使い込まれた二台のTG50を出張や旅行用にGPSと組み合わせて使い倒しています。 もちろん現役です ..笑 

ただしお仕事用のPIM(スケジュール管理)はTH55が便利なので二台持ちになる場合もあります。

だからTG50はほとんどGPSロガーとして使う場合が多く、荷物を極力減らしたい場合はTG50だけを持っていき、ロガーと、ネタ帳になるわけです。

おっと 前置きが長くなりましたね..

では 本題に..

TG50は、永く使い込むとバッテリの持ちが悪くなります。
しかし、純正品ではないのですが、バッテリは入手しやすいので、palmdreamsではPDA工房とかROWAから購入しています。ハズレはまだ引いたこともなく普通に使えております。

しかしバッテリを交換するためには少々面倒なことに必ずケースを開けなければいけません。

バッテリ横にあるねじ付きのカバーは、Clieを破棄する場合にバッテリを力任せに分離するためのフィルムテープがあるだけですので、これを強く引くと内部の基板に強いストレスががかかり壊れる可能性が高いです。

幸いなことにTG50には背面ケースはビスで固定されているだけですから丁寧に作業すればバッテリの交換はそれほど難しくはありません。

(引っかかったなと感じたら無理をせず 「コーヒーブレイク」)

またTG-50はバッテリの格納方法が少し特殊で、キーボード基板とCPUの実装されているメイン基板にサンドイッチされる形で電池が格納されています。
さらに基板に強力な両面テープで固定されているので、これをバッテリと基板を傷つけないように樹脂製の薄い板を隙間に入れて少しずつ丁寧に引きはがしていきます。(不要になった2プラスチック会員証などが使えると思います。)

バッテリは内部の電極板は薄いシートで絶縁されているだけですのでショートさせると、発煙とか少々びっくりする事態が発生しますので注意してください。

このとき、HOTSYNCとキーボードからのフレキシブルケーブルがジャマですが、これははずさない方がよいと思います。

SYNC用ケーブルは、フレキシブルケーブルのロックを外すのが容易ですが、キーボード側は
ロックを起こすタイプで、両耳を欠いてしまう可能性が高いです。

さてバッテリ以外にも、TG50のCHGランプが点灯しない (オレンジ/グリーン)場合があるようで、この場合は、添付画像のグリーンの丸の部分のはんだクラック(繰り返しのストレスによるひび割れ)があるようです。

(Palmdreamsがオークションで入手したTG50はこの症状)この場合の修理は極細半田こてなどの道具と技が必要です。

フレキシブルケーブルを外して作業する必要があるかもしれませんが(赤丸で囲まれた部分)組み立てる場合は、フレキシブルケーブルの端子の端がコネクタの奥まで入っていることを確認してからロックします。

このときケーブルの端が奥まで入らない場合が多々ありますが、無理をせず一度抜いて、
フレキシブルケーブルの補強板(たいていの場合は黒か白の樹脂板)をコネクタの上に重ねることで位置関係を確かめます。コネクタハウジング奥から1mm程度残るぐらいまで(意外と奥までささります)が目安です。
位置関係を確かめたなら再度コネクタに挿入します。
ロックは忘れないでください。Tg50repair2


Ubuntu10.04LTS メール 送受信 障害 (dovecot不具合)対処法

2010-05-25 19:56:27 | デジタル・インターネット

先日、サーバOSを9.10 Server 64bitから10.04LTS 64bit Serverにアップグレードしました。

まずは、万が一を考慮して事前にバックアップサーバーを準備してからのアップグレード作業です。しかし、10.04LTSは、大きく変更を受けたらしく、10.04LTSへのアップグレード後幾つかのデーモンに障害が発生しました。

一番インパクトがあったのは、実験サーバに全てのメールの送受信の接続を行ったところ、localhostからもWAN側からも全くメールの送受信が出来なくなりました。 

バックアップサーバーとメインのサーバーは、VLANを設定出来るL2スイッチへのコマンドで切り替えられるように構成していたので、急いで元のメインサーバへの接続に戻し当該デーモンのconfig 設定見直しを再度行いました。

原因は、Ubuntu forumを調べていて判りました。それによればPostfixとともに動作していたMTA(Mail Transfer Agent )であるDovecotが大きく変更され(なんでも forumによればmassive updateだそう..) config ファイルの構成も大きく変わり、メールフィルタリングpluginのsieveも cmusieveからdovecot-seiveに変更されたのですが、パッケージリストの定義が旧いままだったり(こちらは単純なミスかと..)config ファイルの記述方法が変わったことが原因でした。

forumによれば massive confusion (大混乱だとか) massive regression(大後退だとか)いろいろ物議をかもしています。

しかし不満をいっていても問題は解決しませんので、すこし調べてみたところ以外と簡単に問題を解決(とはいえ数時間を要しましたが)し現在快調に運用しています。

行った作業は、

1)パッケージリストを正しく修正(気分的なもの)

/etc# grep -R cmusieve   「cmusieve」の検索を行い

./dovecot/prev9.10/conf.d/01-dovecot-postfix.conf.dpkg-dist:        mail_plugins = cmusieve
./dovecot/conf.d/01-dovecot-postfix.conf.dpkg-dist:        mail_plugins = cmusieve

がヒットするので

01-dovecot-postfix.conf.dpkg-dist の mail_plugins = cmusieve --> sieveに変更

あとはDovecotを入れ直し

dpvecotを再起動すると、

dovecot.conf line 697: Unknown setting: sieve

とエラーを吐くので、

dovecot.confを修正

再度再起動すると

/etc/init.d/dovecot restart

* Restarting IMAP/POP3 mail server dovecot                                                                                                

Error: Error in configuration file /etc/dovecot/dovecot.conf line 702: Unknown setting: sieve_storage
Fatal: Invalid configuration in /etc/dovecot/dovecot.conf 

でまたまた修正します。

で修正終わり。

この修正方法が正しいかどうか分かりませんが、まとめてPalmdreams 技術情報(pico workshop)に記載するかもしれません。

でも、Ubuntu teamが対処方法を正式にリリースするのが安心で確実かもしれませんね。

とりあえず様子見の状態です。