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Palm-Dreams Blog

つれづれブログ

省電力サーバー

2011-07-01 15:23:50 | デジタル・インターネット

震災後、夏の電力不足が懸念される中Palmdreamsでもなにか出来ることはないかと考え稼働中のサーバーの一部を省電力で定評のあるAtom D525に置き換えて試す事にしました。

Atom機には、Ubuntu 10.04LTSとDNS,HTTP,SSL,MAIL,ファイル共有サーバとFAXサーバは設定済みで、ソフトウェア的にはいつでも投入可能なのですがいくつか問題が発覚しました。

一番大きいのは排熱の問題です。 このサーバー機は録画機としても稼働していましたから静音性と設置性を考慮してCube型(Mini-ITX)の筐体に、HDDをRAID1,0に対応するため光学ドライブは搭載せず、5インチベイには、ブラケットを介して3.5inch HDDが搭載しています。
筐体の容量が少なくHDDを2段に搭載しているため筐体内部に熱がこもり、静音Fanも排熱能力(max 1100rpm!)が全く足りていないことが先日判明しました。

調べた結果 HDDの温度は51度を超え本日は47度です。同じ環境にあるサーバー専用機は10度ほど低い値ですから、このCube機が効率的に排熱出来ていないことが判ります。

Cube

w83627dhg-isa-0290
Adapter: ISA adapter
Vcore:       +1.18 V  (min =  +0.00 V, max =  +1.74 V)   
in1:         +1.60 V  (min =  +1.32 V, max =  +1.59 V)   ALARM
AVCC:        +3.52 V  (min =  +2.98 V, max =  +3.63 V)   
VCC:         +3.52 V  (min =  +2.98 V, max =  +3.63 V)   
3VSB:        +3.38 V  (min =  +2.98 V, max =  +3.63 V)   
Vbat:        +3.26 V  (min =  +2.70 V, max =  +3.30 V)   
fan1:       1110 RPM  (min =  811 RPM, div = 32)
temp1:       +52.0C  (high =  +1.0C, hyst = -74.0C)  ALARM  sensor = transistor
temp2:       +51.0C  (high = +80.0C, hyst = +75.0C)  sensor = diode
temp3:       +51.0C  (high = +80.0C, hyst = +75.0C)  sensor = diode
cpu0_vid:   +2.050 V

ということで急遽山洋の
3400rpm  42.4CFM 1.2m3/min の排気能力の高そうなFANに交換することにしました。少々ノイジーなFANらしいですが、既存のサーバー機のFAN動作音は耳障りでしたから、動作音は考慮しないことにしました。

しかし最新のCPUの省電力性能はすばらしいですね Xeon E3系 Sandy BridgeのE3-1220LのTDP20W(2.2GHz 2コア、4スレッド!!)が光りますね。

早速対応マザーを調べているのですが、同じ事を考えている人は結構いるらしくCPUが入手困難のようですね。しばらく Atom機での運用になりそうですが、AtomはメモリECCのサポートのないCPUですから連続稼働は実際に運用してみて判断したいと思います。


東日本震災後の影響

2011-03-30 17:08:31 | デジタル・インターネット

先ずは、3/11に発生した東日本大震災で被害にあわれた、たくさんの方にお見舞いを申し上げます。

Palmdreamsにおきましても 地震発生直後に発生した停電でサーバーての電源供給が停止し約一週間ほど設備停止せざるを得なくなりました。

幸いなことに 通信インフラについてはハード的な損傷はなく地震発生後3日間ほど機能しておりましたが、電話交換機内のバックアップ電源の電力を消耗し、固定電話、通信インフラともにダウンし数日間その状態が続きました。

地震発生時は、年度末処理のバックアップ処理を複数のサーバー間で行っていましたから、サーバーやPCともにフル稼働状態で、停電発生直後の停電で4台あるUPSへの負荷が心配でしたが、長い地震の揺れが収まってから確認すると安全にシャットダウンした様子でした。

しかし商用電源が失われているのでハードディスクへのダメージも含めて詳細確認は出来ず、また 本震後頻繁に発生する余震も大きく、急いで確認する必要もないなと判断しました。

結局一週間後に商用電源が復帰してからログを見ると、

70%負荷がかかった状態で 約5分ほどしてから安全停止したようです。

また ハードディスクへの衝撃加速度ですが震源から遠く、揺れが「ゆっくり」していたため
ほとんど影響なしでした。

いずれにしろ 地震の怖さを二度も体験し、改めて日本は地震国なのだなあと実感いたしました。

来週は、地震の影響を受けた可能性のあるハードディスクの入れ替えを行います。

LVMで構築した RAIDシステムが作業を楽にしてくれることでしょう。

--------- UPS のログ --------

Subject: xxxxxxx Power Failure !!!

xxxxxxxxx Power Failure !!!

APC      : 001,036,0935
DATE     : Fri Mar 11 14:47:42 JST 2011
HOSTNAME : xxxxxxxxx
VERSION  : 3.14.6 (16 May 2009) debian
UPSNAME  : xxxxxxxxxx
CABLE    : USB Cable
MODEL    : APC xxxxxxxxxx
UPSMODE  : Stand Alone
STARTTIME: Fri Mar 11 11:57:04 JST 2011
STATUS   : ONBATT
LINEV    : 108.0 Volts
LOADPCT  :  71.0 Percent Load Capacity
BCHARGE  : 067.0 Percent
TIMELEFT :   5.7 Minutes
MBATTCHG : 5 Percent
MINTIMEL : 3 Minutes
MAXTIME  : 0 Seconds


IPv4 アドレス 枯渇

2011-02-07 22:50:47 | デジタル・インターネット

以前から指摘されていた、IPv4 アドレスがついに枯渇するようです。

完全に枯渇すると、新たに固定IPを取得しようとするとIPv6が割り当てられることでしょう。

IPv6に移行した場合、PalmDreamsのネット環境で唯一影響を受けそうなのは、DNSサーバとL3スイッチなのですが、LAN側は、全て IPv4で統一してあるので大きな影響はなさそうです。

考えられる影響としては、BINDで構築したネームサーバで、現状ではIPv6機能をキャンセルしているのですが(検索レスポンスが短くて済むため)IPv6も使えるようにするつもりです。

(といっても コメントアウトした コンフィグレーションを 復活させるだけですけどね。)

いずれにしろ、新規の固定IPサーバの立ち上げる場合に、もしもIPv6を割り当てられた場合は確実に対応しなければならないはずです。 

また、IPv6 を、IPv4に変換するNATは未経験ですが、変換機能のあるL3スイッチを購入することになるか、サーバーの負荷が増えるのを承知で、サーバーにNATを組み込むのか、まだ未定です。 

 

ところで、IPv6 アドレスの直接入力は、16進数4桁を8組も入力しなければならず、面倒なため、これを解決する一番良い方法はネームサーバを組み込むことです。

PalmDreamsでの、DNSサーバの立ち上げは、何度も行っておりますが特にトラブルもなく運用出来ています。

まだ立ち上げたことが無い場合は、準備は怠りなく..



政治デモ対策のネットワーク遮断

2011-02-02 17:27:44 | デジタル・インターネット

先日の北陸の豪雪で閉じこめられた車の運転手さんが、車中で情報を得るために「ケータイ」でブラウジングしている姿がよくTVで見受けられるように、緊急時に情報を得たり伝えたりしたい場合に携帯端末とインターネツトは強力なツールとして利用されています。

しかし、インターネットが政治的な理由で全く利用できない状況になったとしたらどうでしょう?

(..というかVPNを生かしたままで80ポートのHTTPやTwitterなど特定のサービスだけ使えなくする事が出来るんでしょうか??)

そしてそれは、実際に、エジプトで数日前におきました。 しかも 本当にケーブルを抜いた??笑 ..という記事を見かけました。 真偽は不明ですが..まさかね ..

 

Egypt_net

 背景には、西側と緊密な関係を持つエジプト国内で反政府デモが発生し、デモに参加する人々の情報伝達手段を奪うために、インターネット回線を遮断!!したようですが、もちろん、IT機器が社会インフラを支えている現代ですから、政府が保有(管理)する専用回線は維持されていることでしょう。

私たちが普段利用しているネツトワークは、実は政府コントロールされている事を再認識させられる事件になりました。

このような場合、アマチュア無線などは有効かもしれませんね。

もちろん簡単に 妨害電波などで 通信障害を発生させることは容易な訳ですけど..

それにしても 本当にローテクな方法で、プチッってケーブルを抜いたんでしょうか。

一番 確実な方法ですけどね。謎


2010 年末年始 サーバメンテナンス

2010-12-29 11:58:30 | デジタル・インターネット

早いもので、2010もあとわずか数日です。

今日はこれから、サーバーメンテナンスを実施します。
WEBサーバーや、mailサーバーを順番に停止する予定ですので、メールの送受信ができない時間帯が発生するはずです。

今回は、サーバー仮想化の試験的稼働を行う予定で、もしもサーバーの能力不足が感じられるようならばいつでも元に戻す事を考えています。

そうそう、今回は「お遊び」で DLNA サーバー つまり、ビデオサーバーも稼働予定です。
本当はATOM搭載の省電力サーバーを購入したいところですが既存のXeonサーバーの稼働率の低いところに割り当てるつもりです。
これでDVD-Blulay ドライブも テレビとPCで共有でき、記録はRaid構成されたHDDが無停電電源に接続されているので、新たに機材を購入する必要が無く好都合です。

また、地上波デジタル放送のチューナーボードを実験的に組み込む予定で、
数年前から、秋葉原で大人気のボードを運良く入手することができましたからこちらも試す予定です。  というか、こちらは完全に趣味の世界ですね。
OSは、Cent OS5.5 か Ubuntu 10.04にするか迷うところですが視聴も兼ねるとすればマルチメディアとの親和性の良いUbuntuにするかもしれません。
B-CASカードとLinux対応のカードリーダーも届きましたし、後はチューナーボードが届くのを待つだけ。 

新しいおもちゃは、子供でも、大人でも世代を超えて楽しみなモノです。
もしも機会がありましたら、セットアップの情報やコツなどを公開できるかもしれませんね。