少人数の打ち合わせに、DVD鑑賞に 大活躍している LED 光源の はがきサイズ プロジェクター 3M MP410を使い始めて約一年が経過しましたが、 最近安価なLogitec製 USB Wi Fiアダプタによる接続確認ができました。
MP410は、PCとケーブルで接続して使用する以外に、USBメモリやmicroSDカードに記録された画像や動画を直接投影することやWi-Fi接続ができるプロジェクタです。
ケーブル接続には、HDMI,Dsub, USB(DoUSB = Display on USBというのだそう..)で接続でき、HDMI , Dsubは、PCの表示画面を PCの処理負荷を増やすことなくダイレクトに表示できます。しかしケーブルが短かったり、太かったりしてPCから離して設置できません。
また、Dsub接続時の MP410側コネクタは特殊形状ですこし強度が足りず、壊れてしまいそうで安易に使うことができません。
この他にも、一番観やすい場所にプロジェクタとPCを置く台がスペースを占有してしまうことや、USB ケーブルは、規格上の長さの制限があるのとケーブルに足を引っかけてしまうと、プロジェクタが小型軽量なこともあり台から落下することが考えられます。
そこで、今回は、wi-fi USB アダプタによる 無線接続を試してみました。
結論からいうと DoUSB接続より良いと感じられる場面が多くありました。
メリット
1) PCとプロジェクタ間に一切ケーブルが無く 必要なのはプロジェクタの電源だけ。実用性はともかく規格上100mぐらいはとばせます。ただし接続時にプロジェクタから投影されるキーコードを読まなければなりません)
2) CPU負担が軽減されます。
DoUSB接続時と比較して 2割ほどCPU負荷が低減されました。
デメリット
1) 純正の USB ワイヤレス ドングル(アダプタ USBW410)は高価で8k yen!!ほどします。
2) 接続時の手間
無線接続時の事前準備に MP410の検索とキーコードの入力があり、初期画面は1024x768つまり 16:9で表示されず、接続後に毎回画面解像度の変更をしなければなりません。(T400の場合は1440x900)
MP410に接続し無線接続できるUSB Wi Fiアダプタの選択枝は少なく、以下の方法は Win 7 pro 32bit環境下で確認しただけなのであまり参考にはならないかもしれませんが、ご紹介いたします。
接続に必要なヒントは海外コミュを読んでいてMP410に使用できる無線usbチップセットが紹介されていた事でした。
このチップ搭載した日本製の製品を検索してみるとLogtech社製の製品LAN-W300N/U2が該当します。(少し古いですが 2.4GHz帯で300Mbpsの通信が可能な子機です。)
同じメーカーの上位機種LAN-W450ANU2Eも同時に発注し試すとLAN-W300N/U2が動作し上位機種LAN-W450ANU2Eは動作しませんでした。
これらのWi-Fiアダプタは Raspberry Pi (Linux) やubuntuで動作実績のあるものですがMP410では動作しませんでした。
最新のLED プロジェクタは、DLP 16:9 光量 500lm (ルーメン)以上なのに対して3M MP410は、は、スペック的に少し見劣りしてきましたが、特筆すべきは、そのコントラスト。 部屋を暗くしてみても、黒の部分の光漏 れがほとんど気になりません。 色の再現性も良いし結構気に入っています。 ランプの寿命を気にせず使える点もうれしいですね。