リリコ雑記

徒然なるままに、思いつき日記。

夏ドラ最終回。

2005年09月24日 13時25分28秒 | ドラマ関連

 夏のドラマも終わってしまいましたが、
見ていた幾つかのドラマの感想を少しアップしてみたいと思います。。。


 【おとなの夏休み】(日テレ)

 友人と不倫した旦那に離婚届けを出したのは展開として予想していたけど、まさかそうくるとは思わなかったなあ。
真面目すぎる夫は真面目に真摯に受け止めて、役所に提出したゃったなんて。
でもまあ、夫婦同士いちゃいちゃラブラブで終わったからいいのか。

だって半年後には「新婚さんいっしゃい」状態 だからね。

しかし自分としては、

夫と関係を持った友人(あーんど自分を裏切った亭主)をあっさりと許すばかりか、その友人を前に、でれでれとした表情で夫への愛を語る主人公の神経が解りません。(爆)

呑気に 「離婚届けは、私からのラブレターなの と浮気した友人(と、一緒に海の家を経営していた中越典子)の前で語る寺島しのぶ。


つーかそれ、浮気発覚後のセリフじゃないだろ

泥沼突入必死
だろ。フツーは。


……まあ、これはこういうあっさりとした大人のドラマ。ということで。
意外性がラストにあったからいいとするか。





 【がんばっていきまっしょい】(フジ)

 みなで競技に挑むハズだったのに、試合前に腰を痛めてしまい、とうとう最後の試合に出られなかった悦ねえが哀しいです。

三年間、この時の為に頑張ってきたのに、乗れない悔しさ。 オールを漕げない哀しさ。
みんなと試合に出たくても、乗ることが出来ないなんて、現実の話は残酷だなあ、と思いました。

これが脚本で描かれたドラマだと、絶対主人公が出てくると決まっているんだけどね。
現実は筋書きのないドラマだと、よく言ったものだなあ、と。

でも、6番目の選手としてみなを応援していた悦ねえも、試合を頑張ったみんなも、輝いていた一瞬があったってことは、絶対いいことだよなあ、と
青春時代に何もしないでぶらぶらしていた自分を思います。

穏やかな瀬戸内の海が美しく、そして爽やかな青春ドラマだったと思います。





 【女系家族】(TBS)

  「白い巨塔」で有名な山崎豊子さんの小説が原作とか。時代が違うんですが、わざわざ現代版になっている所為か、おかしな雰囲気に感じるところもあるのですが、ドラマだし別にいいや。
第1回から3話までは見ていたのですが、荒んだ内容についていけないし、金の亡者と化している三姉妹の行動がキツイので、途中から「電車男」を見ていました。

でも、後半を過ぎたころに久々に見たら面白い展開になっていたので、後半の流れは好きだなあ、と。

強烈な三姉妹(長女:「極道の妻(おんな)たち」 次女:「大奥」 三女:分からん(笑)+叔母(「釣りバカ日誌」浜ちゃんの奥さん))の遺産を狙って暗躍する男性陣が素敵です。

ちなみにワタクシ暗躍大好きでございます。 (注意:ただし頭の悪そうな“悪巧み”というヤツは却下です)
流れによって三つ巴なんかされたら、もうたまらんです。


今回は三姉妹が前半の物語を引っ張っていったのですが、後半は男性陣がでしゃばること山の如し。

そして米倉さん役する愛人さんの出産前までは
「絶対に有り得ねェ!!」 

という展開の連続でしたが、ドラマだからまあいいか。(おい)

妊娠中毒症に罹っていたらしく、「動いたら死んでしまう」と次女の掛かりつけの産婦人科の医者に脅かされているのに、どしゃ降りの中歩いているし。TBS、このシーン結構好きだよね。ボロボロになって歩くシーン) 
その医者とやらが、三姉妹と共謀しているのが分かっているのかいないのか。
普通、あの姉妹と関係してたら堕胎される危険性とか考えないものだろうか。 呑気に自分の居場所を教えようとしているし。
お人好しもいい加減にして欲しい人だったなあ……。

最後、女系で続いていた矢島家とやらは、亡くなった父の新しい遺言書により見事解体。
ついで愛人は見事認知書を手に入れ、自分の子供は愛人の子供でありながら、将来は“矢島家の長男”として君臨することが決定。
女達は自分の新たな幸せ求めて、それぞれに動き出します。
(一番の悲劇は長女:極道の妻たちかも。 だって今まで「わたくしがこの家の家長。お父様なんか下人と同等の立場なのよ!」と威張っていたのに、完全に矢島家を追い出されたからね。
そうでなくとも出戻りだっていうし)

そうして綺麗に纏まったみたいだけど、最後にニヤリと笑ったらしい米倉涼子に、まだ続きがあるのかと思わず邪推を。



その遺産で夜の銀座に復活するのか………!?

元子ママ。  (by 「黒革の手帖」)

↑番組まったく違います。





 【ドラゴン桜】(TBS)

 ヤバイ。 最終回、見忘れた………。 (おい)



 思わず、フジ系列の金曜二時間ドラマで木村多江さん主演の民族学者の推理モノを見てしまい、チャンネル変えるの忘れてました。(爆)

だって、まるで「金田一少年の事件簿」みたいな、その村と村の長の一族の秘密にまつわる、おどろおどろしい内容だったんたもん。

“蔵開き”の立ち合い人の依頼が、民俗学で高名な主人公の元に舞い込みます。
同時にその一族が保管している不気味な仮面に隠されている謎を解いて欲しいと依頼され、主人公とその助手が問題の村に訪れるというもの。
しかしその仮面の謎を探ろうとした者は、仮面の呪いを受けて無残な死に方をすると村人に信じられており、案の定、連続殺人事件が起こります。

謎そのものは、民族学になぞらえた「蘓民将来(そみんしょうらい)」伝説だったけどね。
詳しいのは荒俣宏さんの小説に出てますので、後で挙げておきます。



……話しが逸れましたが「ドラゴン桜」、試験独特の緊張感がびりびり伝わってくるのがとても良かったと思います。

何よりも阿部寛演じる桜木先生がいいです。
生徒が迷った時、びしりときつい言葉で投げ付けるように言っているけど、実の所、真実をちゃんと伝えているところがいいです。

でも、本当はそういうのって、親の仕事なんじゃないのかなあ、と思う私。


結局、今の親の大半は、子供が迷った時に自ら答えを出せるように導く力もその知恵も気合いも無いって事の裏返しなんだな、と。
「女王の教室」じゃないけど、親の不甲斐なさをも提示したドラマのようにも思いました。

あれは子供に向かって、というよりも親に向けての番組じゃないのかなあ。
“親として目覚めろ”ってことで。

そういう私も、迷ってばかりいて明確な答えを出した事なんてないけどね。
でも、もしかしたらそういう教育をされてこなかった親達が一番の悲劇なのかもなあ。





 【電車男】(フジ)

 カトリーヌあやこさんが雑誌に書いていた、伊東美咲ちゃんがあまりに綺麗すぎで、まるで

“おたくとフィギアの出会い”、というのがぴったりな表現だなあ、と。

謂わばファンタジーに近いドラマだと思いました。


実際、どこまで本当の話かは解りませんが、ネットの住民達の反応が可笑しいです。

主人公、電車男が初ちゅーの内容を書いてみなに報告した時、あまりに内容がぶっ飛んでいて、全員爆死状態ってのが漫画的で思わず大爆笑。


嬉しくて報告しても、それはもはや住民にとっては自慢話にしか聞こえないしね。
結果が知りたくて「報告しろ」と迫ってみたはいいけれど、ラブラブな結果に思わず怒りが込み上がる、という住民の我が儘な気持ちもよく分かります。

みんな他人事(特に、第三者に近いけどちょっとした知り合い感覚の人)のプチ不幸せな状態だったからこそ同情も出来たしアドバイスも送れたけど、本物の幸せになってしまったんじゃこっちが面白くないだけだからね。

その心理はなんとなく解る気がします。
「人の不幸は蜜の味」とも言うけど、言わば不幸自慢しているスレに
彼女と上手くいって、見事恋人同士になっちゃったよ~~」という事の顛末をこと細かく書いちゃったら、そりゃあ嫉まれるよ。


でも、ずうっと思っていたけど、ネット界のみなさん、半分以上絶対にいなさそうな人ばかりじゃない?
ヤリすぎ、というか、そんな気が。

それから、 “彼女がいない独身男の毒男レス”っていう割にはカップルがいたり、また、最終回には結婚していたり住民同士でカップルが出来ていたりと、みんな纏めて卒業なのに、何で電車男に集中しているの?
主人公の特権か?(原作本知らないんで、ちょっと疑問でした)


最大の謎は、我修院達也がドラマに果たして必要だったかどうかだけだと思うけど。(爆)


まあまあ楽しいドラマで、最後は「二人仲良くお幸せに~ って感じでした。




出版本に出なかった部分のみを載せた本、というのが書店にあったけど、雰囲気全然違ってたな……。
あれも「電車男」の一部だと思うと、かなり微妙な感動話になってしまうのが「電車男」の真実なのかも。

と思いながら最終回のラストを見ていました。




 それからまだ終わっていませんが、NHKでやってる金曜時代劇の「秘太刀(ひだち) 馬の骨」、かなり面白いです。

藤沢周平さんの原作で、“馬の骨”という不思議なネーミングは、疾走する暴れ馬の首の骨を一刀両断したという謎の秘剣からきたらしいです。

内野聖陽さんと段田安則さんの掛け合いが結構いいですし、近藤正臣さん役する家老もふてぶてしくて、この物語を引っ張っています。
でも、中でも家老と婚姻関係を結んだお女中さん、何だか切ないよなあ。
家老が自分の跡継ぎを産ませる為に用意されちゃった、まさに「手折られた花」だもんなあ。
でも、凛としてて、母性本能もあるような彼女の表情が唯一の救いかしらん。

2週見逃しちゃったけど、最終回は必ず見るぞ!!


……しかし惜しむらくは、馬の映像ではなくCGが使われすぎ、ということ。
あれさえ無ければ、いや、上手く本物とCGを組合せて迫力のある映像だったら尚更よかったと私は思うのですが……。


まあこんなところで。




あ、今夜は「(三代目)金田一少年の事件簿」かあ。 ジャニーズ好きだけど、亀梨くん知らないんだよなあ……。
まあいいか。楽しみにしておこうっと。


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