ぱきぱきちゃん の Pakipaki 話

ぱきぱきは若年性パーキンソン病の夫Mr.Pakipakiと二人暮らし。介護人生活をご紹介。

もーそーどんや

2008年08月06日 | 副作用(精神症状)
さて、今回のことでハッキリとわかったことは、「妄想はとことん追っかけてくる」ということ。

妄想さんって。。。かなりしつこい。ねちっこい。粘着質の極み。筋金入りのストーカーさん。手を替え品を替え、Mr.Pakipakiの心に迫るのである。あーこわこわ。

たとえばね、「アパートの住民が我が家を盗聴している」っていう妄想の場合。

私がね、「でもさー、あの人たちって英語はあんまりわからんよー」(うちの共通言語は英語)と反証を挙げる。そう言われると、つじつまが合わないので、Mr.Pakipakiは一瞬混乱する。でもね、妄想の巧みな罠から脱出できたように見えるんだけど、そうは問屋が卸さない。妄想卸問屋の若旦那は、結構やり手なんだよね。 在庫一掃セールじゃあるまいし、次の妄想ネタを気前よくMr.Pakipakiに提供してくれちゃうわけ。

で、「近所の人はね、通訳を雇ったみたいだよ。」という展開になる。

とは言え、妄想卸問屋の若旦那はさ、時々お客様のニーズに合わない商品を売りつけてしまったりするわけ。今回の場合はね、「弟が近所の人と言い争いをしている」って幻聴があったわけ。

Mr.Pakipakiの弟ってさ、バグダッドにいるんだよね。任務をほったらかして、ここに来るわけないじゃん。これに関しては、Mr.Pakipakiも大混乱。。。ぱきぱきちゃん、やっぱり幻聴のよーな気がする。。。って言ってた。

でもまあ、数時間後には「エージェントたちが弟のことを話してる」って幻聴が加わり、言い争いの件はすっかり忘れていたみたいだけど。もー、妄想問屋の思うツボだよう。

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そうそう、「弟がイラクにいる」って事実は、今回の妄想の内容に少なからず影響を与えたような気がする。

Mr.Pakipakiね、「アイデンティティーを消されて、アフガニスタンに送られる」って言い始めちゃったもんね。これまでの妄想には「戦闘」関連の要素は全くなかったもんね。イラクからアフガニスタンを連想したんだと思うね。

ふむ、妄想問屋の若旦那、どこかから舶来品を仕入れてきたようでごじゃりますね。 おたく、品揃え豊富でござんすね。

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妄想で  世界に羽ばたく  Mr.Pakipaki (ぱきぱき、嘆きの一句 



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これは本文↑とは全く関係ないのだけど、最近見た中で一番よかったDVD。

善き人のためのソナタ スタンダード・エディション

アルバトロス

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さらにさらに雑談。

2008年08月06日 | 雑談
ヨハネスブルクへの旅
 ビヴァリー・ナイドゥー, もりうち すみこ, 橋本 礼奈
 さ・え・ら書房

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ブログお休み中の出来事。。。児童文学作家のナイドウーさんと晩ご飯をご一緒した。。。といっても、二人きりでの食事ではなく、10人くらいでナイドウーさんを囲んだって感じ。でもね、ふっふっふ、真ん前の席をゲットしたので結構ながくおしゃべりできた。実は、その前にもね、講演の合間の空き時間にナイドウーさんを1時間くらい独り占め。あたしゃー幸せものだったっすよ。来日した時の話などを聞かせてもらいましたん。

この人の本、日本ではあんまり売れていないらしい。とても残念。やっぱアフリカは遠いので、アジアでは関心が集まらないのかしらん?

このナイドウーさん、今は英国に亡命してるんだけど、生まれも育ちも南アフリカ。反アパルトヘイト運動に参加し、投獄された経験の持ち主。あっ、この人は白人女性。いろんな人生があるねえ。。。と思った。ほんと、人生いろいろ。。。