ベリーダンススタジオ★☆★ぱわふるマドンナ★☆★ 主宰・坂口せつ子 

ベリーダンスにヨガ、深層美容術、トータルであなたの人生をサポートします。新しい自分を再発見してみませんか。

すてきな命 vol.10

2009-09-24 15:22:47 | すてきな命
9人兄弟の5番目、13歳の時、家計を助けるために働きに出た。北海道生まれの私のお義母さん。17歳で桐生の山奥に嫁いだ。毎日、朝の3時から、しゅうとと炭焼きに、山へ行って働いた。夫はすぐに戦争に行き、こずかいもなく、毎日、大家族の中で働いた。20歳までの3年間で、夫は2回帰省し、1度目の赤ちゃんは、町の医者へ8キロの道を一人で歩いていく途中で、不安の中で失った。2度目の赤ちゃんは、おなかの中で安定したころに、夫の戦死を知らされた。お義母さんは、家の奥の納戸で3日間泣き過ごしたという。その後”孫は家の子、嫁は他人と言われ、家を出て再婚した。”あの時子供を自分の手で育てさせてくれたら再婚しなかった”。”夫の戦死を知らされた時のことを考えたら、何があっても平気だよ”。19歳で結婚した私は、お義母さんとたくさんのお話をした。たくさんのこと教えて頂いた。”おばあちゃんがダメかもしれない”と私の長男が電話をくれた時、星空に祈りました。手をあわせて。少しでも苦しみませんように。お世話ができますように。12月31日、たまたま妹が見守っていた日、私が病院に着いて4時間後、ずっとさすっていたお義母さんの足が冷たくなって、ひとつの命が終わった。離婚してから10年、たった3回だけお会いした。3回目私を待っていてくれました。(坂口せつ子)

2001年(平成13年)3月15日木曜日発行高崎市民新聞転載
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すてきな命 vol.9

2009-09-24 14:17:27 | すてきな命
冬の寒い朝、日光に近い東村の山に中。川は氷のおおわれ、顔も洗えない。彼は毎朝ここで行水をしている。5年間テント暮らしで、間伐材を使って小さなログハウスを建てた。メイン通理から途中まで車で入り、自転車をかついで5百メートルで家にたどり着く。作り始めて何年目だったか、屋根から落ちて背骨を折り、動けずにいた。幸いに何年かぶりに会う兄が、初めて訪ねてくれなかったらどうなっていたことか。彼はいま、51歳。35歳の時に大恋愛をして、今16歳になる娘がいる。娘の母親は彼と結婚しなかった。娘は母親と暮らしている。彼は定時制の教員を17年務め、今は国民宿舎で働いてる。国民宿舎までの1里ほどの道を歩いて通ったりもする。水道も、ガスも、電気もない彼の家は質素な生活そのものだ。最近ステンドグラスのトイレも造った。昨年薪ストーブも入れた。少しずつ人間の住む家らしくなってきた。”エコロジスト”、彼にぴったりの表現だ。彼は私の5人目の子どものお父さん。美しく、きびしく、幸せに生きている。彼は毎日、大自然と会話しながら生きている。(坂口せつ子)

2001年平成13年3月1日木曜日発行 高崎市民新聞より転載
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アシュリーとりく

2009-09-24 09:50:37 | 日記
今年3月四国まで一緒に行った、カナダ生まれのアシュリーと10歳のりく。りくは初めて、大きな船に乗りました。この写真はその船の中です。アシュリーは四国のあと、中国から南下し、5か月過ぎた今、バリでサーフィンしまくっているようです。
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