初☆BMW

それは突然の出来事でした。

ウチの社長はＢＭＷ　Ｍ５に乗っています。
そのクルマで、社長と私たち営業部員２名とで魚津店へ出かけた帰りのこと。
どうやら社長は富山市内で会食の予定があるとのことで、本当は魚津店の帰りにそのまま直行したかったらしい。

ところが、私たちが同乗してしまい、いったん事務所のある射水市まで戻る時間もなく・・・。
そこで、社長の口から発せられたオドロキの一言は・・・

「悪いけど、富山からこのクルマ乗っていってくれん？」

え゛え゛え゛～～～～！？

なんと勇気ある思いつきでしょう・・・

停止の仕方、ギアの位置など、とりあえず走って止まることができるよう教えていただき、富山市内で社長を降ろし、いよいよハラハラドライブがスタート。


超キープレフトになりつつも

ブレーキの感覚がいつもと違うため同乗してた同僚がカックンカックンしつつも

なんとかたどり着いたのでした。



ところが話はここからだった！

何度も切り返して駐車して、ギアをニュートラルにしてサイドブレーキ。
よしよし、教えられたとおりだぞ。



あれ？えーーっと。キーが回らん・・・

エンジンどうやって切る？

困り果てて“テレフォン”を使うことに。
「しゃちょー、すみません。エンジンはどうやって切るんでしょー？」
「丸いボタンみたいが押してみて？」
「あ～、切れましたぁ！ありがとうございまーす。」
「はーい。ありがとうねー。」

そしてクルマから降り、『リモコンキーでロックした後、確認のため触ったりするとまた開くから気をつけて』という言葉を思い出しながら、ロック！

したと思ったら、


なぜか窓ガラスが“うぃーーーーーん”


なんでなんでなんでなんで？

もう一回やりなおし。再起動。
とりあえず開いた窓は閉めた。

ところが、なんとサンルーフまで全開だった　　ひえー☆

サンルーフの閉め方がわからず、またまた“テレフォン”して、スイッチの場所を聞き、閉める。

ふぅー

で、ロックしたい。
リモコンの上のボタンで窓が開いたから、下じゃない？といって押すと、

トランクが開き

笑いが止まらず。
いやいや、笑っている場合ではないぞよ。

よし、まんなかだ！とＢＭＷのマークを押した！！
（たしかここでもテレフォンしたような・・・）


無事に、ドアロックがかかりました。

貴重な体験をありがとうございました。
これでもう、ＢＭＷでもなんでもこい！
・・・嘘です。


（た）