みなさん、こんにちは。
大田区空き家管理・活用の会社PHC(プレシャスハウス)です。
今日の記事はこれです(毎日新聞5/9付)
<徳島市>民泊、阿波踊り期間限定で実施 今夏から
徳島県内外から観光客がやってくる徳島市の阿波踊り(8月12~15日)で宿泊施設不足を少しでも改善しようと、市は今夏から、市民が宿泊料を取って空き部屋を提供する期間限定の民泊を初めて実施する。2016年の阿波踊り期間中には、主催者発表で123万人が訪れた。外国人観光客の増加で、15年にはJR徳島駅前にホテルが新設されたが「ツアー客の予約で9割近くが埋まり、個人の予約が難しい状況」(市観光課)。演舞は午後10時半まで続くが、早めに街を離れて神戸市など関西圏に宿泊する人も少なくないという。料金を取る民泊は通常、旅館業法に基づく営業許可が必要だが、国は昨年4月、祭りやスポーツ大会など特定の期間に宿泊施設が不足する場合に、許可なしで実施できる「イベント民泊」の指針を示した。衛生面への配慮から、食事の提供をしないことや、同じ家での受け入れは年間1組だけとするなどの条件がある。ただ、全国では活用は低調だ。徳島市の調査では、指針策定後に青森、福島、宮崎、沖縄県内の5市でイベント民泊を実施したが、どこも宿の提供は10軒に満たなかった。担当者は「普通の旅行と違って市民と楽しく過ごせば、また来てもらうきっかけになるかもしれない。宿泊施設不足の根本的な解決策ではないが、やっても損はない」と手応えを感じている。今年は昨年より早い5月初旬から、提供者の募集に力を入れる。徳島市は、阿波踊り自体の準備に追われる職員に代わり、民泊募集の広報や受け入れ家庭への研修といった事務を100万円で外部委託し、利用を広げたい考えだ。現在業者を公募中で、6月には宿の提供者を募集。民泊の情報サイトなどで利用者を募る。担当者は「徳島にはお遍路さんをもてなしてきたお接待の文化がある。時間を気にせず阿波踊りを満喫してもらい、地域での飲食や宿泊の収入につなげたい」と期待している。・・・ということです。
こういったイベントによるホテル不足は前からあり、福岡では某アイドルグループのコンサートにより宿泊施設が不足し、期間限定で民泊を行ったこともあります。こういった一時的に民泊を行うのはその場しのぎでなんも問題の解決になっていないかと思われます。国会議員風に言えば「先延ばし」ということでしょうか。問題が解決していないが期間が直前まで来たので、とりあえずその期間だけ認め、それが終わればまた話し合おうという「先延ばし」。それでは何も議論していないのと変わらないのです。宿泊施設の不足はもう数年前から問題視され、ようやく民泊条例が国会を通過しようとしていますが、民泊をするには登録制でそのために大変な規制を通らなければなりません。果たして規制が多い民泊条例にどれほどの業者が登録するか?
こういった大きなイベントで町おこしのため民泊をするのは大変結構なことかと思います。ただここにも規制が高く、食事の提供ダメや年1組のみといった規制がある。こういった規制もあるおかげで登録したくても規制が高くやっぱりやめておこうという方も多いかと思います。確かに食事は衛生面的には良くないかと思いますが、年1組だけというのはなぜこんな規制と疑問を持ってしまいます。
確かに規制なしというのは問題があるかもしれませんが、必要ない規制は緩和して登録しやすい民泊にしないとヤミ民泊が増えるだけかと思います。結果登録数が伸び悩み、オリンピックまで先延ばしされ、一時しのぎにこういったイベント民泊という形で民泊を解禁すれば「今までの話し合いはいったい何だったんだ」とならないよう民泊が定着すればいいなあと思います。
弊社HPです・・・
空き家管理はこちらをクリック・民泊関係はこちらをクリック