OZLIFE’S DIARY

メルボルンで働く永住者OZLIFEの雑記帳

(および過去記事収納所)

パプア・ニューギニアの悲劇

2002-01-18 | 日々のつぶやき
今日、職場のトニーが母国のパプア・ニューギニアがらE-mailをもらって大ショックを受けていた。トニーはパプア・ニューギニアの高級官僚のぼんぼんなのだ。

パプア・ニューギニアとインドネシア(イリヤン・ジャヤ)との国境紛争で残虐な殺害事件が起きて多くの人が犠牲になったらしい。E-mailの添付写真は敵の首をはねて高々と掲げる者の姿やころがる死体など残虐事件を生々しくとらえた衝撃の画像だったらしい。(私は恐くて見に行けなかった。)

NYやイスラエルで起きたことはメディアに取り上げられても辺境の地でもっと多くの人が悲劇の死をとげていることはほとんど取り上げられずに闇に葬られる。こういう衝撃的な事件がいまだに世界のあちこちで頻繁に起きている事実に愕然としてしまう。この事件はいったいどれほど多くの人に知られるのだろうか。日本の共同や朝日のホームページにももちろん載っていなかった。

メルボルンには多くの民族が住んでいる。わたしの職場にしても実にさまざまな民族構成になっているので、同僚や友人を通して世界のニュースが突然身近に襲ってくることがある。フィジーのクーデターの時もフィジー出身の同僚と結び付けて考えざるを得なかった。そうやっていろんなバックグランドの友人が増えれば増えるほど世界中のニュースに敏感にならざるを得なくなってしまう。

トニーの母国が早く平和で落ち着くことを祈りたい。

最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。