雪まみれ日記

もうすぐ40の声が聞こえてきた中年&へタレなスノーボーダの雪まみれ&山遊び関連の日記。

山海の珍味美味--ただし喰いモノではない

2004年07月06日 | 
山海に関する本について。

宇宙船とカヌー(ケネス・ブラウワー/著 芹沢高志/訳 )

変なタイトル・・・
これが第一印象。大学時代のことだ。ニューアカデミーブームの頃に本屋に並んでいて奇妙なタイトルにつられて手にとって迷ったが買わなかった。十数年ぶりに文庫版が復刻されて買う。
世界的に有名な物理学者フリーマン・ダイソンの息子ジョージが、なぜか手作りカヤックという先端テクノロジーとは正反対のライフスタイルにのめりこんでいってしまうお話。
ちょっと翻訳が硬い印象を受けたが内容はオススメ。
古典ですな。

アウトドアライフを哲学的に思索したい系の本は多いけどまさにこの補本はその典型かも。俺は全然そういうタイプではなくどっちかっというと哲学アウトドア本は苦手なのだがそんな俺でもすんなりはいれたので、まあいい本なんだろう。

しかしこのダイソン一家。お父さんは世界的な宇宙物理学者、そしてこの本の主人公であるジョージ、さらにジョージの妹のエスター・ダイソンはIT関連の有名な人(らしい)。宇宙、エコロジー、ITとつくずくおもしろい一家だ。