小劇場劇団「群」の夏公演『アリとキリギリスのその後』が、7月11日、12日の2日間行われました。出演者は、この春入部した1年生が中心。初日の公演は満員でした。<小畠綾花>
(写真:公演の様子)
イソップ物語の『アリとキリギリス』は、最後にキリギリスが冬になると寒さに耐えかねて、アリの家を訪れ泣きつくというものですが、この舞台はそのシーンから始まります。
(写真:左=ステラ 右=デクシア)
農家で働き者のアリの三姉妹、長女のアメリ(大隈麻奈加さん)、次女のナッツ(奥川紗由さん)、三女のチョコ(岸野莉子さん)。美術や音楽が好きなキリギリスの2人組、ステラ(萩森彩夏さん)、デクシア(福永浩生さん)。そして美術館館長のクモのグラペウス(豊田和希さん)の6人で物語が展開します。
(写真:左からステラ、デクシア、グラペウス、アメリ、チョコ、ナッツ)
この作品では、アリがキリギリスを助け、お互いが力を合わせて、農作業の大切さ、美術や音楽の楽しさを知っていきます。
(写真:左=絵を描くチョコ 中央=アメリ 右=ギターを弾くナッツ)
会場は拍手喝采の中、幕を下ろしました。
(写真:最後に並ぶ出演者)
演出の東田一将さん(放送学科3年生)は、今回が初めの演出を担当。「最後まで役者が楽しみながら公演を終えられてよかった。」と満足そうに話してくれました。
およそ2カ月の稽古期間の中で、「あらかじめできていた台本と、舞台製作のすり合わせが大変だった」と苦労も語ってくれました。
今回が初めての舞台だったというアメリ役の大隈麻奈加さん(放送学科1年生)は、「先輩と意見を交換したり、これまで練習に取り組んできた分、成長していたい」と話してくれました。「(セリフが)つまずいちゃったとこもあったけど、みんなで協力してできたので楽しかった。」と満面の笑みでした。
小劇場劇団「群」代表の福田太記さん(写真学科3年生)は、「(これまで)コロナでまともな活動ができなかった。2年ぶりの夏公演なので、元気にやっているよ、ということを伝えたかった」と強い意気込みを語ってくれました。「この夏公演をきっかけに、群で成長して次に続く公演のクオリティを伸ばしてほしいです。」と新入生に期待を寄せています。
了
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