大阪芸大ジャーナリズム研究会

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9月まで府内各地で開催中 キャラクター造形学科「グループ展」

2024-08-14 18:57:17 | ニュース

 大阪芸大キャラクター造形学科の6つのグループ展が、9月まで大阪府内各地のギャラリーで開催されています。同学科の「プレゼンテーション」の講座を受講する3年生と4年生が6つのグループに分かれ、テーマを決めて、ギャラリーの手配から広報、運営まで、展覧会を自らの手で行うというものです。<神農 雄、狭間 翼>

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 このうち、「現実と架空の民族衣装展」は、8月13日から大阪市福島の「STUDIO COOTE GALLERY」で開催されました。
 会場には、4人のメンバーそれぞれが創作した、オリジナルの民族衣装のイラスト13点が展示されました。
 各自の心の中に持っている領域を国と位置付け、「自分ならどんな民族衣装を作るだろう」と、自分の心の国に問いかけ、生まれた自分だけの民族衣装のイラストです。 

 虹色金閣寺さん(アニメーションコース3年)は、古風なものと自然に魅力を感じているといい、今回の作品にもその2つの要素が表現されています。
 紫を基調とした袴のような衣装に、大きな帯が特徴です。

 もちむぎさん(ゲームコース3年)は、色鮮やかな韓服や琉球衣装にインスパイアされたといいます。
 「あの夏の花束」は、少女のワンピースのまわりに大きなひまわりの花が描かれた明るい作品。衣装の色鮮やかさを引き立たせるため、実在する風景写真を加工した背景を使用。影にもこだわり、少女をリアルに、身近に感じさせる工夫をしたといいます。

(写真下:「現実と架空の民族衣装展」が開かれている「STUDIO COOTE GALLERY」 大阪市福島区福島で 2024年8月14日12時30分)

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 一方、8月14日から大阪北区中崎のギャラリー「イロリムラ」で始まった「ある天使の分岐展」では、メンバー6人の15点が展示されました。
 参加メンバーは、今年4月のグループ分けの段階では、挑戦したいと考えていたテーマが全く異なっていたといいます。メンバーそれぞれが表現したい「もしもの世界観」の人生の分岐点を、「天使」をキービジュアルとして統一し、作品制作を行ったということです。

 宮本悠一さん(フィギュアアーツコース3年)の作品「天使の眺め」は、夜の公園のベンチで周りを見渡しながら一休みする人を、天使に置き換えたといいます。天使にとっての公園のベンチは、高層ビルのクレーン車のてっぺんと想像し、筆を進めました。

 カタヤマ ヨシトさん(漫画コース4年)の作品「さようなら」は、デートでの別れ際を描いています。「また会おうね、また遊ぼうね。」と明るい笑顔でほほ笑むその姿も、天使に見えます。

 るくあさん(漫画コース3年)の「失ったのは」は、電源を入れると背景にLEDがともり、聖堂の天使が立体的に柔らかく浮かび上がる仕組みになっています。

(写真下:「ある天使の分岐展」を開催中のギャラリー「イロリムラ」 大阪市北区中崎で 2024年8月14日14時30分すぎ撮影)

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 「現実と架空の民族衣装展」は8月18日(日)まで、「ある天使の分岐展」は19日(月)までそれぞれ開催されました。

 このあと、「国獣祭展」が8月26日(月)~31日(土)まで、大阪中央区久太郎町のコンセントカフェで、「服くらい自由に着たい展」が9月4日(水)~7日(土)まで、東大阪市今米の「Gallery kirittai」で開催されます。
 キャラクター造形学科「グループ展」の合同のサイトのURLは、http://groupten.web.fc2.com。休廊日などは各自で確認してください。

【関連記事】=今年もキャラ造グループ展 7月から9月まで6会場で(2024年07月29日)https://blog.goo.ne.jp/oua_journal/e/74cb7713d3d13b07edda723f01c40f87



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