大阪芸大ジャーナリズム研究会

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やっと2階に行けるように 放送学科6号館に車いす専用リフト設置

2023-10-05 13:10:51 | ニュース

 放送学科棟6号館2階(学科長室前)と8号館2階をつなぐ階段に車いす用の専用リフトが新設され、ようやくテレビ副調整室や研究室に行けるようになりました。9月20日には、教員向けに説明会も行われました。<小畠綾花、前田美空、弓長夕真>

(写真:リフト設置の説明会に参加した放送学科の教員。2023年9月20日午後撮影。)

 

 8月末、放送学科棟6号館2階(学科長室前)と8号館2階をつなぐ4階の階段に、車いす専用のリフトが新設されました。

これまで車いすユーザーは、6号館2階の副調整室や研究室に移動する場合、車いすから降りて階段を移動しなければなりませんでした。

 今回の設置で、いったんスロープ経由で9号館に回り、渡り廊下を通って8号館に移動し、さらにこのリフトを使用すれば6号館2階にたどり着くことができるようになりました。

(写真:説明会では、教員が車いすに乗って実際にリフトを動かした。)

 

 説明会に参加した放送学科の石川豊子学科長は「このリフトができるまでは、利用者のまわりにいる人たちが協力して車いすを持ち上げて移動させていた。できただけでも大きな進歩」と話しました。

 

 普段車いすを使用している放送学科1年生の柴田航輝さんは、「ちょっとは学校に理解してもらえたかな」とコメント。

 一方で、リフト設置だけではまだまだ不便だという現実も。

「8号館の教室まで行くのに、大回りしてエレベーターのある所(9号館や7号館)までいかないといけない。8号館にもエレベーターがあったほうがいい」、「エレベーターが(車いす利用者以外の人で)混んでいて、講義に遅刻してしまったこともしばしば」と、大阪芸大の状況を語っています。

 


大阪芸大卒業生大河聡さん アニメーション作品がICAF観客賞受賞

2023-10-05 12:23:34 | ニュース

 全国の大学や専門学校などの教育機関で制作された、学生のアニメーション作品を上映するフェスティバル『ICAF2023(インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル2023)』が開かれ、大阪芸大映像学科卒業生で、大阪芸術大学映画研究会元部長の大河聡(おおかわ・さとし)さんの作品『ユーフラジー=モンタージュ』が、ICAFオンライン観客賞第1位を受賞しました。<長田恭一>


(画像:大河さんの映像作品のサムネイル)

 『ユーフラジー=モンタージュ』は2022年の卒業制作として学長賞を受賞し、過去に学内やあべのアポロシネマで上映されたこともあるアニメーション作品です。監督の大河聡さんは、ICAFオンライン観客賞を受賞したことについて、SNS上で「たくさんの方に届いたことを光栄に思います」と喜びの声を綴っていました。

 2002年から始まり、今年で21回目を迎えるICAFは、3年間のコロナ禍による制約がある期間を経て、客席数制限無しの国立新美術館での全作品上映を行いました。

 各校選抜作品プログラムはオンラインで配信されており、参加校選抜作品は10月15日(日)の24時まで、ICAF公式サイトで閲覧できます。

《ICAF2023》
●主催=インター・カレッジ・アニメーション・フェスティバル実行委員会。
●共催=日本アニメーション協会(JAA)、日本アニメーション学会(JSAS)。
●特別協力=国立新美術館。
●協力=新千歳空港国際アニメーション映画祭、東京アニメアワードフェスティバル、ひろしま国際平和文化祭実行委員会、DigiCon6AJIA。
●公式サイト= https://icaf.info/2023/icafpicks.html
●X(旧Twitter)=▽大阪芸術大学映画研究会 @OUA_eiken
        ▽ICAF @ICAF_info