こわがらないケンタロ

04年02月20日（金）　こわがらないケンタロ _____

ケンタロは最近、ムーミンをテレビで見るのが日課になっている。
オープニングの歌の歌詞も覚えてしまった。
アニメのテーマ曲って、よく見るとシブイことゆってるのとか、
哲学的なんとかあるよね。
ケンタロは意味を知ってか知らずか、なにげなーく歌っているけど・・・
最近、オープニングテーマが変わったことを
ケンタロがさっそくチェック、得意になって教えてくれた。
どうやら、今度の曲の方がお気に入りらしい。
曲中、登場人物の声が数人でてくる。
『これは、フローレン』
『これは、ミーの声』
ちゃんと教えてくれる。


『なあ、ケンタロ。誰が好きなん？　スニフ好き？』
『・・・きらい。』
『なんで？』
『こわがりだから』
『こわがり？ああ、そうやな。ケンタロはちがうん？』

やおら、ケンタロは立ち上がった。
テーブルの椅子の上によじ登るかっこうで、
『ぼくな、こわがりちゃうで！』
『ジャングルジムの一番上の段まで登ってな、カメレオンできるねんで！』
『こうやって、足つかないままで』
『２回もした！』
『おいおい、危ないで、そこでやったら』
『それでな、こわくなかってん』
『おお、そっか。じゃあ強いな。』
『うん。こわがりちゃう』

ケンタロは強くてかっこいいのが好きなんだよね。

ムーミンの歌を聴いてるケンタロ。
『なあ、この歌、スナフキン出てこなかったな。』と言ってみた。
『うん。』
『なんでやろな』
『しらん』
『あ、わかった。ハーモニカ吹いてたから、歌えなかったんちゃう？』

『ふふん』
　（おい、ケンタロ。鼻で笑うなよ　）