秋分の日を絡めた三連休、山ヤの皆さんはあちこちの山に出掛け、展望を楽しみながら山小屋で生ビールなんか飲んで存分に寛いでいると思われるが、私は土曜日も月曜日も仕事なのでこんな人達をとても軽蔑したい。
゛仕方が無いので゛家族サービスに勤しむ私であるが、今回はぽぽちゃん体操のビデオをタンスの奥にそっと隠し「お山行こうか!」と、愛娘をその気にさせて富士山へ行く事にした。
雲海から昇る朝陽を見せてあげたいのと、山登り気分を少しだけでも味合わせてあげたいのと、目的はふたつ。
AM3:00、爆睡中の愛娘を揺すって起こすが当然起きるはずはなく、耳元で
「お山行くよ!」
と、言うと…、バチッ!と目を開け、いきなり立ち上がった。
さすが私の娘である!

日の出をひかえ真っ赤に染まった東の空を眺めながら、富士スカイラインを車で走りAM5:20、何とか日の出前には五合目の富士宮口に到着した。
三連休とあってか半袖姿の観光客が大勢いて「寒い!寒い!」と、言いながら日の出を待っている。
愛娘にフード付きのジャンバーとオーバーパンツを履かせ、車を降りると間もなく雲海の上から丸い太陽が昇り、愛娘も眩しそうに見つめていた。
私「凄いねぇ~!綺麗ねぇ~!」
娘「…」
あまりの感動に声も出ないようである。

日の出を見た後、愛娘にもお菓子とジュースの入ったモンベルのザックを背負わせ、登山口を出発!
嬉しそうに「ヨイショ!ヨイショ!」と、声を出しながら登って行く。
日頃から近所の公園内を30分ほど歩いてトレーニングを重ねて来たので、なかなか順調な滑り出しだ。

追い越して行く登山客から
「小さいのに偉いねぇ~!」
と、声を掛けられると本人もまんざらではない様子。

しかし、六合目の小屋を目の前にした辺りから、だんだんと出発した時の元気がなくなり、立ち止まっては砂をいじり始めた。
私「もうちょっとだから頑張ろうか!」
娘「あーちゃん喉渇いた!ジュース飲む!」
ジュースを飲ませた後、少し登ったが、また
娘「ジュース飲む!」
私「じゃ、あそこに岩があるからあそこで休憩しようか!」
娘「嫌っ!あーちゃんジュース飲むよぉ~」
やはり、いつも公園で歩く30分がリミットのようだ。

ほんとに僅かな距離だが、何度も休憩を入れ
私「あともうちょっとだよ!もうちょっとだから頑張ろっ!」
娘「あーちゃん休憩する!」
そう言って、口元に指を二本持って行き「フーッ!フーッ!」と、私がタバコを吸う真似をしている…(-.-;)おいっ
私「あーちゃん!もう少し行くと、お家(小屋)があるよ!」
娘「!!!」

家という言葉にビックリしたのか、愛娘は再び歩き始め、1時間ほどかけて六合目の山小屋に到着した。
小屋のおばちゃんからも
「おぉ、おぉ、ちっちゃいのに偉いねぇ~」
と、言われ照れ臭そうな、あーちゃんである。
長めの休憩を取り、ここから巻き道で目的地の宝永火口に向かうが、もう既にあーちゃんは歩きたくない様子。
私「あーちゃん、疲れた?」
娘「うん…」
登山口の標高2400mから六合目の山小屋2500mまで、100m登った事になる。
初めての山登りでこれだけ登れば充分かな…、と思い、ここからは私が抱っこして歩いた。

小さな山ならひとつ位スッポリ入ってしまいそうな宝永火口に到着!
私「ほ~ら、あーちゃん見てごらん!凄いねぇ~!」
娘「…」
あまりの感動に声が出ない様子である。
しかし、自分で背負って来たザックからお菓子を取り出して食べ始めたあーちゃんはとても満足気。
小石を拾っては私に投げつけ、喜びを表現していた。

充分、宝永火口の景色を楽しんだ後、来た道を引き返す。が…

疲れ切ったのか「抱っこ!」と言ってしゃがみこんでしまう。
仕方なく抱き上げて歩き出すと、途端に寝てしまった。
「寝るのか!」
それ以降、登山口へ戻るまでずっと抱っこして降るが、登山客からは「ははっ!大変ですね!」などと笑われ、想定外の出来事に私も汗をかいてしまった。
しかしまぁ、二歳五ヵ月にして初めての登山。
お菓子とジュースの入ったザックも背負い、標高差100mも登れば大したもんだ!
良く頑張った!と、褒めてもらいたい私である。
←私のイメージアップにご協力を
゛仕方が無いので゛家族サービスに勤しむ私であるが、今回はぽぽちゃん体操のビデオをタンスの奥にそっと隠し「お山行こうか!」と、愛娘をその気にさせて富士山へ行く事にした。
雲海から昇る朝陽を見せてあげたいのと、山登り気分を少しだけでも味合わせてあげたいのと、目的はふたつ。
AM3:00、爆睡中の愛娘を揺すって起こすが当然起きるはずはなく、耳元で
「お山行くよ!」
と、言うと…、バチッ!と目を開け、いきなり立ち上がった。
さすが私の娘である!

日の出をひかえ真っ赤に染まった東の空を眺めながら、富士スカイラインを車で走りAM5:20、何とか日の出前には五合目の富士宮口に到着した。
三連休とあってか半袖姿の観光客が大勢いて「寒い!寒い!」と、言いながら日の出を待っている。
愛娘にフード付きのジャンバーとオーバーパンツを履かせ、車を降りると間もなく雲海の上から丸い太陽が昇り、愛娘も眩しそうに見つめていた。
私「凄いねぇ~!綺麗ねぇ~!」
娘「…」
あまりの感動に声も出ないようである。

日の出を見た後、愛娘にもお菓子とジュースの入ったモンベルのザックを背負わせ、登山口を出発!
嬉しそうに「ヨイショ!ヨイショ!」と、声を出しながら登って行く。
日頃から近所の公園内を30分ほど歩いてトレーニングを重ねて来たので、なかなか順調な滑り出しだ。

追い越して行く登山客から
「小さいのに偉いねぇ~!」
と、声を掛けられると本人もまんざらではない様子。

しかし、六合目の小屋を目の前にした辺りから、だんだんと出発した時の元気がなくなり、立ち止まっては砂をいじり始めた。
私「もうちょっとだから頑張ろうか!」
娘「あーちゃん喉渇いた!ジュース飲む!」
ジュースを飲ませた後、少し登ったが、また
娘「ジュース飲む!」
私「じゃ、あそこに岩があるからあそこで休憩しようか!」
娘「嫌っ!あーちゃんジュース飲むよぉ~」
やはり、いつも公園で歩く30分がリミットのようだ。

ほんとに僅かな距離だが、何度も休憩を入れ
私「あともうちょっとだよ!もうちょっとだから頑張ろっ!」
娘「あーちゃん休憩する!」
そう言って、口元に指を二本持って行き「フーッ!フーッ!」と、私がタバコを吸う真似をしている…(-.-;)おいっ
私「あーちゃん!もう少し行くと、お家(小屋)があるよ!」
娘「!!!」

家という言葉にビックリしたのか、愛娘は再び歩き始め、1時間ほどかけて六合目の山小屋に到着した。
小屋のおばちゃんからも
「おぉ、おぉ、ちっちゃいのに偉いねぇ~」
と、言われ照れ臭そうな、あーちゃんである。
長めの休憩を取り、ここから巻き道で目的地の宝永火口に向かうが、もう既にあーちゃんは歩きたくない様子。
私「あーちゃん、疲れた?」
娘「うん…」
登山口の標高2400mから六合目の山小屋2500mまで、100m登った事になる。
初めての山登りでこれだけ登れば充分かな…、と思い、ここからは私が抱っこして歩いた。

小さな山ならひとつ位スッポリ入ってしまいそうな宝永火口に到着!
私「ほ~ら、あーちゃん見てごらん!凄いねぇ~!」
娘「…」
あまりの感動に声が出ない様子である。
しかし、自分で背負って来たザックからお菓子を取り出して食べ始めたあーちゃんはとても満足気。
小石を拾っては私に投げつけ、喜びを表現していた。

充分、宝永火口の景色を楽しんだ後、来た道を引き返す。が…

疲れ切ったのか「抱っこ!」と言ってしゃがみこんでしまう。
仕方なく抱き上げて歩き出すと、途端に寝てしまった。
「寝るのか!」
それ以降、登山口へ戻るまでずっと抱っこして降るが、登山客からは「ははっ!大変ですね!」などと笑われ、想定外の出来事に私も汗をかいてしまった。
しかしまぁ、二歳五ヵ月にして初めての登山。
お菓子とジュースの入ったザックも背負い、標高差100mも登れば大したもんだ!
良く頑張った!と、褒めてもらいたい私である。
