おつかれ山っ!/(^o^)\

山行報告&コラム

地球深部探査船「ちきゅう」

2010年03月09日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)
JAMSTECの地球深部探査船「ちきゅう」が、現在静岡県の清水港に停泊している。
一般公開をするというので見に行って来た。



10:00からの開場に合わせ10:20に到着すると、もう既に長蛇の列。
地球内部の地層を採取するこの船であるが、大して人気ないだろうと思っていたのが甘かった…。
結構な人気である。
しかし、並んでいる人の中には本当に地層になんか興味あんのか?といった、陽気なおじさんまでいて疑問に思っていると
「わしゃ、日本丸にも乗ったことがあるぞ!」
といった声が聞こえ、納得。
ただただ船に乗ってみたいといった、話しのタネ的な人達もいるようである。

雨のなか1時間10分待ちで、ようやく船内へと入る。

私がこの船を見学したかった理由は掘削船である事。
船はどうでも良いが、掘削した地球内部の地層を見てみたかった。

7000mもの地球内部、マントルにまで達しようという部分から掘り出した地層を調べ、原始地球に何が起こっていたかが分かるのである。
微生物までいるというのだからワクワクする。

長い階段を何度も折り返し登って行くと、にこやかに待っていた乗船クルーが
「ここで地上50mあります。どうです、高いでしょう!」
と説明するが、私にはそんなのどうでも良い。


船室に入ると前方が見渡せる操舵室があり、ここでも船員が様々なレーダー機材について説明している。


いや、そんなのはいいから早く地層を見せろ、地層を!と言いたい私だ。

更に階段を登り一旦外に出ると、高く矢倉が組まれた掘削する部分を見渡せた。



中央に見える細いパイプが掘削をしていく。

おぉ、これだ、これ!と頷きながら再び船内に入るとようやく私の求めていた核心部があり、地球探索船の様相が出て来た。





掘削した地層内部を調べるCT。


海底下には陸上に匹敵するぐらいの量の生物が存在している可能性がある。未知の地殻内生物の探索は、生命の起源への探索でもある。
と書かれていた。

ようやくお目当ての掘削した地層が展示されていた。



…が、三重県沖海底460mと860m、なんか中途半端である。
7000mはどうした!ちきゅう!
まぁ、1400万年前の地層だというから少しはロマンを感じられただろうか。

そんなこんなで並んだ割にはあっという間に見学終了。


実はこの催し、一般公開前に子供対象の見学会があり、その時のニュース映像では地層から採取された微生物を顕微鏡で見るシーンが映し出されていた
今回私もそれを見れるものだとワクワクしていたが、実はそれも無かった。
なんか不完全燃焼である…。

その時に何故子供のふりして忍び込まなかったのか後悔しきりの私だ(絶対無理)

まぁ、1400万年前の地層を実際にナマで見る事が出来たのは大きな収穫だっただろうか。

この地球深部探査船「ちきゅう」により、また新たな地球の歴史が判明する事を願うばかりである。

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10分で完成!

2010年02月07日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)
山と渓谷を買いに本屋へ立ち寄った時のこと、こんなものを見つけた。

クレーターもくっきり!


値段を見れば¥1580!
思わず衝動買いして組み立ててみた。


組み立てと言っても、半分に分割された筒の間にレンズを挟み込むだけなので、そんなものなら何も組み立てにする必要はないんじゃないのか?最初から完成品を売れ!と、突っ込みたくなるが、望遠鏡のしくみを理解したり、作る楽しさもといった面を踏まえて考えれば、それも必要なんだろう。
でも、やっぱり私には面倒臭いので始めから組み立てたやつを売って欲しいと思うのである。

何はともあれ、満月が昇って来たので早速庭に出て覗いてみる(1月29日の話し)
…がしかし、そのまま手に持っているだけなのでグラグラ動いてしまい、なかなか月を捉えられない。
しかも何故か、月がフレームから外れた場合、逆方向に追わなければならない(月が右にフレームアウトしたら左に追う、月が上にフレームアウトしたら下に追う)のでどうも扱いづらい。
良く解らないが、屈折の問題なんだろうか?
天体望遠鏡とはこういうものなんだろうか?
私はいつも双眼鏡で月を観察しているのでこういった問題はなく楽だ。

やっぱり手に持って追うには無理があるので、あらためて三脚に固定して覗いてみる事に。

おぉ~!

私の持っている双眼鏡の倍率8倍に対し、この望遠鏡の倍率は15倍!
月がひとまわり大きく見える。
クレーターもくっきり!…とまではいかないが、輪郭にデコボコが見て取れる。
まぁ、この値段にしてこれだけ見えれば上等だろう。

しかしあれだ…、入っていたカタログを見たら同じシリーズで倍率35倍なんてのもあったので、買う前にちゃんと言って欲しいぞ本屋!と思うのである。

いい加減本格的な望遠鏡が欲しくなって来た今日この頃、庭に天体観測施設を作り、毎晩宇宙人探しに明け暮れたい私である。

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下弦を過ぎた新月間近の月と金星と朝焼け

2009年11月16日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)
11月15日(日)AM5:00頃ふと目が覚めてしまい、カーテンを開けっ放しにしてある窓の外には下弦の月が輝いていた。

おっ、もしかして朝焼けと相まって綺麗な月が見れるかも!

平日、仕事の朝は目覚まし時計が何度スヌーズを繰り返しても起きられない私だが、こんな朝には飛び起きてしまう。

星空の下、水平線がだんだん青みがかって来る。

やがて白くなり、辺りが見え始めると太陽の赤みが昇って来る。

構えたカメラがようやくピントを拾い始め、シャッターを押す。


(クリックで拡大)

明日の月は地球の影に隠れて一日真っ暗な日を過ごす新月だな。

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国際宇宙ステーション

2009年04月04日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)
おぉ!見えた!

若田光一さんが乗り込み、長期滞在を続ける国際宇宙ステーション。
地球のまわりを回るその宇宙ステーションが、肉眼でもハッキリ見えると今話題である。→こちら

山岳会宇宙部の部長、えびさんから情報を頂いたので早速私も観測☆

もちろん自発的に輝いているのではなく、太陽光に反射された時のみが光って見える訳で、その時間は3~5分と短い。

3月30日、指定された時刻に指定された方角を半信半疑で眺めていたら…
ホワァ~ンと現れた光が、移動しながらホワァ~ンとフェイドアウトしていった。
一分ほどの出来事で、光が見えたというに過ぎないが、宇宙ステーションを肉眼で見たという事実に感動した。

今日(4/3)も、自宅の庭から観測。
今日は北西から南東までの移動中、割と長い時間見えるとの事だったので、カメラを用意してみる。

予定時刻の18:42、なかなか見えて来ないので「今日は雲に隠れて見えないのか?」と諦めかけたその時、フッ!と奴が現れた!

おぉ!と唸りながらカメラを向けるが、なかなか速度が早く、あっという間にフレームから外れてしまう(汗)

何度かトライしてやっと捕らえた写真。

(なんか…、卵子をめざす精子みたいだ(汗)

やはり、移動しているため点として捕らえるにはシャッタースピードに難があるようだった。

肉眼では光の点が移動しているに過ぎないが、点滅を繰り返す飛行機とは違い、なにかこう、宇宙空間をスーッと流れて行く静寂さを感じた。

おぉ~!見えた見えた!

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コスモス

2008年03月28日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)


宇宙について色々と想像を巡らすのが好きな私だが、そもそも何故宇宙に興味を持ったかと言うと私が自称ソウルシンガーである事から始まる。
何を言っているのかさっぱり分からないだろうが、私が好きなソウル、R&Bに代表されるブラックミュージックの歌詞には非常に宇宙が出て来るのである。
何故ブラックミュージックに良く宇宙が出て来るのか?
その宇宙の魅力を少しでも知りたいと思ったのがきっかけだった。

兄の部屋にあったカールセーガン氏の「コスモス」という本が目に止まり読んでみた。
所々むづかしい話しもあり、気を失ったまま文字だけ追っていた箇所もあったが、宇宙の話しだけにとどまらないその本はとても興味を引くものだった。
その後、この「コスモス」のビデオが全12巻出ている事を知った私は速攻レンタルにて全てを借り、一気に鑑賞。
これが私の宇宙好きに火を付けるきっかけになったのである。

このビデオで一番衝撃的だったのは地球に誕生した単細胞生物が何かをきっかけに分裂し、現在の人間の形にまで姿を変えて行く様を1分30秒ほどにまとめたアニメーションだった。
大気に包まれた地球に海が生まれ、そこに誕生した単細胞生物が分裂を繰り返して現在の海中にも見られるヒドロやカイメンに進化。
カンブリア大爆発と呼ばれる多くの種が生まれた時期には、クラゲ、ヒトデ、カブトガニのような生物に進化して、背骨のある魚が生まれる。
更にヒレが足へと進化を始め、イモリのような生物が初めて陸に上がって肺呼吸を始め、その両生類が海を捨てて木に登り、ネズミになり、サルになり、人間になり、と進化して行くアニメーションである。

もう、これを見た時には大変興奮してしまい、宇宙に想いを馳せるのもそうだが、この地球にある自然の全てを見るのが楽しくてしょうがなくなった。
山に行っては樹齢の長い木をペシペシと触って微笑んだり、海に潜ってはクラゲやヒトデを見てニヤニヤしたり、普通の人とは少しズレた所でアウトドアを楽しんでいる怪しい私。
地球にある生命の進化を辿って行くと、結局話は宇宙にまで遡り、今もこの宇宙のどこかで星が生まれているのかと思うととてもワクワクするのである。

私に宇宙への扉を開いてくれたこのカールセイガン氏は残念ながら1996年に亡くなってしまったが、難しい宇宙の話を一般人にも解りやすく、そして興味を引くように伝えるのがとても上手な人だったそうだ。
私がこの「コスモス」によって人生を変えられてしまったように、皆さんにも是非カールセイガンの世界に触れて欲しいと願うのである。

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冬至

2007年12月22日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)


今日は冬至!
一年のうち最も日照時間の短い日で、太陽が一番低い軌道をとる日である。

地球から見ればそうであるが、宇宙からみれば太陽のまわりを回る傾いた地球が一番南半球を向ける日である。

太陽のまわりを一年掛けて回って来た地球が、今日を境にまた北半球に陽が当たり始める訳で、宇宙的に見れば北半球の夜明けと言っても良い日だ。

そんな素晴らしい日を、テレビのニュースキャスターは
「今日は冬至です」
と、言って軽く流し、バックにはゆず湯に浸かるサルやカピパラの映像を微笑ましく流して終わりである。

おいおい、冬至だぞ!冬至!
今日は地球の夜明けだぞ!と思う私。
私の中では、この日が正月であり、クリスマスであり、成人式なのであって、謹んで新春のお喜びを申し上げたい気分である。

一年のうち最も日照時間の短い日だから、ゆず湯に浸かって暖まりましょう!というイキな文化もいいが、もっとこう、大地に伏せて日の出を拝みながら「アッラー!アッラー!」とやるべきなんじゃないだろうか。

そんな事は個人的にやれ!

そんな意見もあるが、もしも私がマイホームを建てた暁には、陽当たりの良い庭に「夏至と冬至のモニュメント」を建てる計画である。
石柱に、夏至と冬至の12:00にしか光りが通らない角度に穴を開け、その先には偉大なる私のブロンズ像なんかを設置して、光りが当たった瞬間「アッラー!アッラー!」と、やりたいのである。

おまえは神か!

そんな意見もあるが、そんなのオッパッピーであって、私はいつでも宇宙の中に生きている!と言う事を実感していたいのである。

まだまだこれから寒くなって行くのかと思うと憂鬱になるが、今日を境に陽が長くなって行くのだ!アッラー!アッラー!と思えば、なんかワクワクして来る前向きな私である。

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地球国立公園説

2007年11月16日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)

前回、図り知れない宇宙の広さや星の数について書いたが、今回は宇宙人について話しをしたい。

宇宙人についての議論は、テレビ番組の大槻教授VS矢追純一でも明らかな通り、本物と断定出来ない限りその答えは無く、あくまでも想像の範囲でしかない。
そんなの当たり前だが、断定出来ない事に色んな想像を膨らませるから面白いのである。

まず、根本的に宇宙人がいるかいないか?と言った議論には「いない筈が無い!」と答えたい私。

生命が誕生するには惑星が太陽(恒星)から適度な距離に保たれ、そこに水が生まれるという条件がある。
金星のように太陽に近い惑星は温度が高すぎて水が生まれないし、火星のように太陽から遠い惑星は凍り付いて水が生まれない。

たとえ水が生まれたとしても、そこに生命が誕生する確率や、知的生命にまで進化する可能性といった部分で消極的な面もあるが、確率で言うならこの宇宙にある惑星の数を考えて欲しい。

私達の住むこの銀河には約2000億の太陽(恒星)があり、そこにそれぞれの惑星がいくつもある。
そんな銀河が1000~3000個集まって銀河団を作り、その銀河団は現在だけでも一万個以上見つかっているのである。
そんな数を計算しただけでも

え~と…





















ふざけるなぁぁぁ~、と茶ぶ台をひっくり返したくなるほどの数だ。

そんな数ある惑星の中で、生命が誕生して知的生命体にまで進化した惑星は、絶対に地球だけではない筈である。

そして、もうこの地球でも笑い話では無くなっている、ロボットがロボットを作り出していたり、クローン技術により永遠の命を手に入れていたり、そんなSF映画みたいな事になっている筈である。
そんな技術と時間を手に入れた宇宙人であれば、光速を越える移動手段なんかもうとっくに作り出して地球に来ている訳で

宇宙人はいる!

間.違.い.ない…!

そんな中途半端に古いギャグで落とさなくてもいい!
絶対に宇宙人はいるのである。

それでは何故、宇宙人は地球を侵略して植民地にしないのか?

それは、国立公園などで人間が動物のバランスを管理するように、地球は宇宙条約のもとで守られ、国立公園になっているからなのである。
これが私の考える地球国立公園説だ。

そして、色んなデータを管理する為に、地球には人間になり澄ました宇宙人が沢山いるのである。
私の職場にも、人間に成り済ました宇宙人が何人か潜伏しているが、作りが酷く行動がおかしいのですぐに分かる。

あなたの近くにもいるでしょ?宇宙人。

いない筈ないんだから!

 ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…


書けないじゃないか宇宙

2007年11月04日 | 宇宙のファンタジー(山岳界宇宙部)

自然の事を考える時、進化の過程を辿って行くと話しは結局宇宙に行ってしまう。
太陽から適度な距離で保たれたこの地球に、水と酸素が生まれ、全ての生命が誕生したのである。

そんな宇宙に想像を巡らせるのが大好きな私は、話し始めると熱く語ってしまい、友人からは
「出た出た!」とか「おつ山ワールド!」とか言われ、酷い時には「宗教家!」とまで言われてしまう。

そんな宇宙についての話しを書こうと思っている今も、まず何から話そうか沢山あり過ぎて大変悩んでしまうのである。
宇宙なんて軽くひとくちに言ってしまうが、その大きさや距離は「図り知れない」とか「気の遠くなるような」とか、良く聞く形容詞では表せないものがあり、本当に図り知れなくて気が遠くなる私である…

宇宙の単位に光年と言うのがあるが、あの星まで200光年!と言ったら、今その星に向けて手にしたライトを付けたらその光が届くのに200年掛かる訳である。

そんなの当たり前じゃないかバカ、小学生でも知ってるぞ!とか言わないで頂きたい。
冷静になって考えて欲しい。
この光が届くのに200年かかるんだぞ!200年!
誰に熱く語っているのか私…

以前、ふと私達の住む銀河の絵を書いてみたいと思った私。
2000億個あると言われる恒星を点で書こうとした。
いや、その前にその絵がどの位で出来上がるのか計算してみた。

一秒間に三回ペン先で点を書き、一分で180個書ける。
1時間で1万800個だ。
毎日1時間頑張ったとして、一年で394万2000個しか書けない。
う~ん…(´~`;)
良し!分かった!そっちがその気なら私も会社をやめて毎日10時間書き続けるぞ!
と、意気込んだところでゼロがひとつ増えるだけである…(-.-;)

じゃ、睡眠も取らずに24時間書き続けて、2000億個の星を書くのに何年掛かるんだぁ???





















答えは2,114年である…( ̄▽ ̄;)

書けないじゃないか、宇宙…

一生眠らずに書き続けても、銀河系すら書けないなんてどういう事だ!
そんな銀河が集まって銀河団なんてのがあったり、更に銀河団が集まってグレートウォールを形成して泡のように繋がっているとか。
図り知れなくて気が遠くなるじゃないか…
いい加減にしてもらいたい。


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