杏歌の独白

主にゲーム音楽の耳コピー話中心の予定ですが、美味しかった物や日頃思いついた事もつらつらと。

私の耳コピーの話(その2)

2015-07-16 | DTM(ゲーム音楽)
せっかく話し出したので、昨日の続きをもう少し。

ご存じの通りFCのゲーム音楽は、基本3音+リズム、パーカッションパートですね。
(ソフトに別音源を積んでいる物、ディスクシステムは除く)
「原曲重視の耳コピー」と言うなら原曲と同じトラック数で作るべき、という考えもあるかと思う。

私のmidiも同じ発音数で作っている、と思って下さってた事が以前ありましてなんか申し訳なかったなぁと恐縮しました。

各トラックで原曲とほとんど同じ音色が作り出せるんなら勿論そうしてたと思う。
でも、現時点では私にはそれは無理っぽい。

FC音楽でよく言われる倍音(ばいおん。周波数が2倍、3倍…の音。オクターブ単位で音が高くなる、と思って貰えればいいかと思う)がまず1トラックでは基本音に盛りきれない。

別トラックに何オクターブか上げた物を作り、音量を全体的に押さえた上、原曲と照らし合わせて更に個々のベロシティ(音の強さ)を調節します。
ある特定の音だけ、ピーというbeep音が際立って聞こえる事がありますので、倍音の音量を上げます。

波形を照らし合わせればなんら変わっていないのかもしれないけれど、あくまで「耳コピー」なので自分の感覚を優先させて貰います。

基本の音色だけでも単音では首をかしげてしまう事がしばしばある。
CC(コントロールチェンジ。音に色々な効果を付ける)を駆使しても どうにもならん!と判断したら 別の音を(音量を押さえて)重ねていきます。

ただ、どれだけ似通った音でもピッチとかの微妙な違いがあるので 無駄に広がりやうねりが出来てしまい 折り合いを探して悩む事もしばしば。

最近はupする際midi をmp3に録音圧縮する事が多いですが、ニコ動やYouTubeでのピアノロールで見える通り、トラック数は原曲より多いです。

いつかお話したいとは思ってたので、ちょうどいい機会でした。

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