杏歌の独白

主にゲーム音楽の耳コピー話中心の予定ですが、美味しかった物や日頃思いついた事もつらつらと。

(耳コピーmp3)SFC「ゼルダの伝説」

2010-02-10 | DTM(ゲーム音楽)
SFC「ゼルダの伝説~神々のトライフォース(1991年11月21日 任天堂)」より
「表の地上」mp3


2004年5月にGMmidiとmp3は作成していたものの
手直しがしたくて、今回の再アップとなりました。


メインメロディはブラス系の音がいい、と決めていたものの
直でトランペットの音を使うのは×だと感じたし
(ああいう突き抜ける音ではないから)
くぐもった音なんだけれど、輪郭はある程度はっきりさせたい。
さぁ、困った。
「square wave」で近い音色も探しましたが
決め手がない。
結局、個別にコントロールチェンジをかけた
ブラス系の音を 数音色、数トラック重ね
それでも厚みが足りないので
最終手段としてオクターブの音をごくごく小さく入れました。
場所によっては、余計な音が聞こえてしまうので
出来るだけ使いたくない手段ではありましたが
致し方ない。

原曲に近い耳コピーをしようとしている時、
毎回 この手のジレンマに頭をかかえます。
「この音使いたいんだけれど、減衰音だから
コントールチェンジ等で引っ張っても
限界がある」
とか
「出だしの感じはいいのに、
伸ばしている間の音色が違う」とか。
音の立ち上がりも、引き延ばしも
コントロールチェンジを使えば
ある程度ならなんとかなりますが
問題は、「ある程度」を超えた音色を作りたい場合。
最近は「ある程度」ではまかない切れない
音色ばかりが必要なのです。
コントールチェンジの各値を少しずつずらしながら
目指す音を探しているものの
今回の曲のように、何日も、何週間もどストライクの音に行き会わないのは
かなりにしんどいです。
(まぁ、モニターがぶっ壊れていたので
数週間パソコンに触れなかった期間がありましたが)

これだけ出来上がりの音色が違うのは
midiの限界なのか、私の頑張りの限界なのか。
はたまた両方か。

しかし、この外部音源にもシーケンスソフトにも
愛着がある以上、
結局時間をかけて
模索するしかないんですよねぇ。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは。ゼルダの表の地上聴きました。管楽器... (Marine)
2010-02-10 19:53:26
音色の再現は難しいですよね…。私も作る度に「こっちの方がより近くなるんじゃないか?」と色々模索して、同じゲームで何曲か作ってると気がついたら同じ楽器なのに、使う音色が違うとか統一感が無いデータになってしまってます…。それでもやっぱり個人的には自分が好きで作るので手持ちの音源でいかに近くするかというのを追求したいなとは思ってますね。
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Marineさん、こんばんは。 (kamai)
2010-02-10 22:53:50
聴いて頂いてありがとうございます。
ゼルダは、ホント名曲の宝庫だと思います。
約20年前のゲーム曲なのに、未だに色あせません。

Marineさんも、ローランド&SSWの使い手でしたよね。
今はソフトシンセや、FC音源を使えるツール等簡単に手に入りますが
私も手持ちの音源で四苦八苦したい主義なので
MarineさんのResを読んで、嬉しく思いました。(#^.^#)
妥協し始めたら、クオリティはあっけなく落ちていくものだから
じたばたするのは無駄ではない、と思いたいですよね。
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