杏歌の独白

主にゲーム音楽の耳コピー話中心の予定ですが、美味しかった物や日頃思いついた事もつらつらと。

頼みごとに「ちょっと」は言わないようにしてます

2015-11-08 | 日記・エッセイ・コラム
ひとに頼み事をする際
「ちょっと」という単語を何気なく使ってしまうことがあります。

「どこ行くの?」
「ちょっとお出かけ」
と言うような使い方は別として
ひとに何かを頼む際
「ちょっとやっといて」
「ちょっと行ってきて」
というのは どうだろう。

極端かもしれないけれど
「ほんの少しの手間なんだからあなたにとっては なんてことないよね」という
ニュアンスがないですか?
頼み事って、頼む方からすると「借り」なわけだから 頼み辛さを軽減したい、という気持ちが入ってしまうのかもしれない。

もちろん親しい仲や 好きな相手なら、プライベートな時間をさき
見返りゼロで 相手の喜ぶ事をしてあげたい、と思う。

でもなあ、親しくもない人から
こちらが特にやる義務も無い、すごく手間や時間がかかる事を
そういう気軽な頼まれかたすると
少々「なんだかなー」な気持ちになってしまう。

頼み事が依頼者にとっては「ちょっとした事」でも、請負人にとってはとても苦痛かもしれないし、とても迷惑がかかる事かもしれない。

例えば、友人でのグループ行動で 道に迷って誰かに聞こう、となった際
誰にでも話しかけられるオープンな人に「ちょっと人に聞いてきて」と頼むのと、人見知りな人に頼むのでは 苦痛の度合いが当然違うでしょう。
でもその苦痛の強弱は本人しかわからないんだから、依頼者が「ちょっと」というのは いかがなものか、と。

と、言ってきましましたが 
普段こういう言い方をしてる人は
そこまでの意図があって口にしてるわけではない、とは思います。

他人に頼み事をするのは言いにくいものだから「ちょっと」という単語を入れて 言いにくさを無意識に軽減してるのかもしれない。

「ちょっとこれ やっといて」という会話は、仕事場でも普通に問題なく使われてるし いちいち目くじらを立てると かえって人間関係がギクシャクするでしょう。

ただ自分が気軽に使わないように気を付けることで、
(1)他人の苦痛や負担を自分個人と一緒の度合いと考えないようにしよう、という戒めと
(2)「ささいな頼み事と思って気軽に頼んでるわけではないですよ」というニュアンスを言外で伝えたい
とも思ってます。

なお自分が頼み事をする場合、なるべく まず謝ってしまいます。
「悪いけど」「申し訳ないけど」「ごめんやけど」これやってくれる?
という形。
してもらった事があまりうまくいかなくても、してもらった事には忘れずお礼を言いたいとも思います。

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