徳川家に仕えた大名は親藩、譜代と外様に分けられる。
親藩は徳川の血をひく大名で、尾張徳川家、紀伊徳川家、水戸徳川家は御三家と呼ばれ、譜代は関ヶ原の戦いよりも前から徳川家に仕えていた大名のことで外様は関ヶ原の戦いのあとに徳川家に仕え始めた大名のことだ。
譜代に比べて信頼がないということで、幕府内では重役には付けずに、領地も都(この場合「ト」でなくて「ミヤコ」)から遠い場所を与えら軽んじられていた。
この構図は小池の「希望の党」の構成に似ている。
関ヶ原の戦いは「都議会議員選挙」であり、今回の衆議院議員選挙は「幕長戦争」であろう。
つまり、徳川家が「希望の党」であるが、親藩に相当するものはいない。
譜代に相当するものはニタリ顔の若狭一人
外様は都議会議員選挙結果に驚き、その尻馬に乗りたくて、泥船から後先考えずに乗り移った「民進」の軽薄な議員たちである。
彼らがいかに節操のない、その場しのぎの徒等の集まりであったことに驚くのは小生だけではなかろう。
この者たちがとった今回の行動は、何が何でも選挙に勝ちたいという非常に利己的で、恥を恥とも思わないで、今までの主義主張は覆い隠すという、何とも低俗な行為であり、彼らを推挙した一部の国民は、このような下らない者を応援していたのかと断腸の思いではなかろうか。
小生には、前にも書いたと思うが、人相でその性格を判断する悪い癖がある。
にわか煎餅、若狭、細野、蓮舫、辻本、菅、玉木、山尾、小沢、森、等々
は格好の標的で、彼らの行いはわが想いと大差なく、彼らに関する限り大きく間違ってはいないと思う。
今回の泥船乗り換えに関し、細野の態度には驚かされるのだ。
何だかんだと理由を付けて、はやばやと民進党を出て「希望」に合流し、
「希望」の中において若狭に次ぐ位置を占めてしまった。抜け目のない顔からしてさすがである。彼の離党に誘発されたやはり抜け目のない面面が合流し、「希望」の構成議員も多少形が整った。
「民進」からの大量の離党が想像されるため、これに危機を感じた前原は、「にわか煎餅」に彼らの引き受けを嘆願した。
「にわか煎餅」はすべて合流は認めず、各人に対して彼らの考えを確認し、その結果を判断し入党を認めるということにした。
基準となるのは、「安保」に反対か否か、「改憲」に前向きか否かである。
即ち、リベラル派お断りということだ。
右寄りの「にわか煎餅」にとっては、この判断は正しいと思う。
党の意見をまとめるためにはこの条件が必要だからである。
さあ、こうなると大変だ。
「民進」の中は右も左も混ぜ込の寄り合い所帯だから、何割かの議員は入党を認めてもらえないことになる。議員をやめるか、無所属で戦うか、はたまたどこかに(入党して)公認してもらうかである。このリベラル達を受け入れてくれる可能性があるのは、「社民」か「共産」であろう。
半年前には、自民のゴシップを材料に、有頂天になって、「解散して国民に信を問え。いつでも受けて立つ。」と喚いていた輩にとっては、なんという悲しい結果であろうか。大義のない解散だと恨み言を言う始末で、まさに一寸先は闇である。
さてこうした中、選別の材料として細野が「三権の長は合流出来ない」と言ったのだが、この三権の長に該当する民進党の議員とは、菅と野田である。
菅はこのことに関しだんまりを決め込んでいるがさもありなんである。彼は今回の選挙においては間違いなく落選であろうから。。。辞職を考えていることだろう。
野田は細野に対し、良い感情は持っていない。股をくぐってまで頭を下げないとのことである。彼は選挙に強いので無所属で出るだろう。そして多分当選するだろう。しかしそのあとどのようにするのだろうか。
身から出た錆と言えばそれまでだが、十把一絡げにするには惜しい人材である。
まだ続く。
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