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マグロ信仰

2006-12-15 07:45:48 | 眇め草紙

 

マグロ信仰   
写真㊤:マグロ 築地市場
http://wpedia.search.goo.ne.jp/search/%A5%DE%A5%B0%A5%ED/detail.html?from=websearch

        
                 FAO(

国連食糧農業機関)

 世界的にマグロ漁が規制される方向にある。先日来、我が国では大問題になっている。尤(もっと)も問題視して大騒ぎをしているのは、新聞やテレビなどのマスメディアである。

 一部の人々もそれに引きずられるようにして、踊らされている感じがしてならない。
 テレビを見ていたら、画面に大写しにされたオジサンがテレビのインタビューに、「マグロは日本の伝統的な庶民の食べ物だから、大変だ」と答えていた。そして大口を開けて、マグロの握り鮨を食べていた。代表的な意見だろう。

 でもそれは思いこみに過ぎない。思いこまされていると言っても良い。こうなると最早、まぐろ信仰 と呼んでも良いくらいだ。

 伝統的

 でも日本人がマグロを刺身など生で常食にするようになったのは、そんなに古い話ではない
 ましてトロを食べるようになったのは、戦後のことだろう。それ以前はトロは捨てられていた のだ。

 江戸時代には、江戸っ子も生マグロはづけでしか食べなかった。それにはコールド・チェーンの未発達という問題もあっただろうが、江戸っ子はマグロの脂っこさを嫌ったのだった。

                  煮る マグロのづけ

     
                  マグロづけの握り鮨

 もうひとつの理由は、マグロはゲス魚とされて、上流階級は食べなかったことにある。これは武士階級がマグロの別名であるしびを嫌ったことの影響ではないかと言われている。しび=死日の連想 である。

 西の方でも同じで、九州五島列島の出身者に聞いたところでは、やはり昔はマグロを刺身で喰う習慣はなかった とのことだ。
 これを裏付けるように筆者が韓国・釜山で刺身の船盛りを食べた際にも、赤身の魚は一切なく、白身やイカ、貝類ばかりだった。
 20年以上前の経験だから近年の事情は知らないが、韓国では、赤身の魚は煮て食べるのが普通なのだ

 世界的な健康志向や鳥インフルエンザ、牛肉のBSEの問題などで、急にマグロに対する需要が増えたようだ。今まで食べなかった中国やロシア、ヨーロッパでも需要が高まっている。  

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 高くて喰えなきゃあ、喰わなきゃイイんじゃないのッ? 後は需要と供給の経済原則で値段も決まるだろうテ。

 そうしたら青くなるのは、マグロに関係する漁業関係者だけだよ。マグロ業者やマスメディアに振り回される必要はないゼ。

 取引関係者はキット驚くよ、 ギョッ!(魚)としてね。 

06.12.15

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