旅日記:「新疆ウイグル自治区を行く」 ①連載を始めるにあたって
6年くらい前になるが、半月近く「新疆ウイグル自治区」へ旅をしたことがある。連日、砂漠を行く旅だった。「新疆ウイグル自治区」は、中国の西の端に位置している。
今現在、我が国と中国の関係は必ずしも順調とは言えない。そういう時勢だからこそ、敢えて、連載を始めることにした。不定期の投稿になると思うが、数十回にわた . . . 本文を読む
サラリーマン川柳100選・後句付け
第一生命が毎年「サラリーマン川柳」を募集して、優秀作100選を発表しています。今年も既に発表があったようです。
「川柳」は、五・七・五で成り立っています。この100選をただアハハと笑って読むのもよろしいのですが、ここでひと工夫しまして、「後句付け」という遊びをやってみたいと思います。
ルールは簡単。五・七・五の前句に、後句の七・七を付ける . . . 本文を読む
福田はふくた?
福田は「ふくた」か「ふくだ」か?
これに関し、新潟大学の福田アジオ教授は自著:『番と衆 日本社会の東と西』(吉川弘文館)で、非常に興味ある研究結果を述べておられるのでご紹介する。少々長いが抄きながら引用する(p7~p11)。
私の名字は福田である。福田と漢字で書いた名字は鈴木や田中ほど多くはないが、日本各地に分布しており、珍しいものではない。そして、この名字にはルビなどは必 . . . 本文を読む
美術館と便器
美術館に作品として“便器”を出品したらどうだろうか。いえいえ、これでもワタシ、気は確かであり大真面目だ。おそらく、人びとは便器でも芸術作品として鑑賞する態度をとるだろう。
デュシャン(*下記)という高名な美術家は、実際に便器を出品したのだ。彼が何を云いたかったのかは、ワタシ如きには判らないが、「美術館や展覧会は、“芸術”を保証する」とでも云いたかったのではなかろうか . . . 本文を読む
鉄道エッセイ・・21世紀への警鐘・・
《京福電鉄また正面衝突》という事件を扱った小論です。2001年07月頃、東京新聞の朝刊に「21世紀への警鐘」と題して掲載されました。
・・21世紀への警鐘・・
25日朝刊一面に《京福電鉄また正面衝突》という大きな見出しが踊っていた。昨年の12月17日にも、正面衝突を起こしたばかりだ。それから未だ半年経つや経たずだというのに、このような重大且つ深刻な事故を . . . 本文を読む
反体制丼
本日の昼食は、自分で作った「反体制丼」。カツやフライを卵でとじただけ。
乗っているのは、ハムカツとイカフライ。トッピングとして、糸三つ葉。それに、みそ汁とやはり自分で漬けた糠漬け(胡瓜、なす)。みそ汁は、インスタント。
【レシピ】適当…
① 材料:ハムカツとイカフライ(「マルエツ」で購入)、卵、タマネギ、糸三つ葉
② 調味料:(醤油、日本酒)、だし(市販の和風だし+昆布茶粉末)、
. . . 本文を読む
柳ケ瀬エレジー:過疎と路面電車
岐阜市内と近郊を走る名鉄岐阜市内線が、今年(05年)の春に全廃された。不採算が、その理由だ。
揖斐線廃線跡
岐阜市とその近郊を廻ってみて驚いた。中心の過疎化が進むドーナツ化現象の典型である。人びとの居住地区は、かつて水田か雑草地しかなかった郊外に向かって急速に伸びている。通勤・通学・買い物客も、マイカ . . . 本文を読む