「おい、ちょいと金(カネ)貸してくれないか?」
「いいよ」
近頃 時々カミさんからお金を借りることがある。
小遣いは自分の通帳から適当に降ろして使っている。
然し、時々財布の中身に幾ら入っているか?忘れる。
きょうも、これから横浜に行かないといけない。ふと財布の中身を見た。
福沢さんが一人寂しそうにいる。これでは少し足りないな~。どうしよう?
そこで久し振りにカミさんに「おい・・・」となったのだ。
「幾ら?」
「う~ん 三万円でいいよ」
「そう・・」
カミさんがお金を出してきた。
「すまないな~」
「月曜日に返すよ」
「別に急がないけど・・・」
「いや~~きのう預金を下ろすのを忘れてね~」
変な訳の分からない言い訳をしている。
「今日は土曜日だろう?局のATMが使えないだろう?」
「土曜日だってお昼までは使えるよ」
「えッ!なんだって・・・使えるのか?」
「使えるよ、行ってみな」
「そう じゃ~直ぐ行くよ」
カードを出して、そそくさと出かける。局まで歩いて一分だ!
局は開いていた。ATMは使えた。今月の小遣いを下ろして家に帰る。
「おい 開いていたよ、よかった」
「これ さっきの三万円返すよ」
カミさんはまた我輩に渡したお金を何処かにしまいこむ。
カミさんに借金を申しこんでもカミさんは
「あんた お金を何に使うの?」などとは先ずは聞かない。
聞くのは「幾ら?」だけだ。
何時も詰まらぬことは聞かない。
さてっと、久し振りに横浜に行くか?家を出たのがお昼前だ。
「すまないが駅まで送ってくれないか?」
「いいよ、私は午後絵の教室に行くから居ないよ」
「帰りは少し遅くなるかも?」
PSMOは便利だ。
電車は少し混んでいたが何とか座れた。
持参の文庫本を読み始めると、上大岡まであっと言うまである。

このような乗降ガード設備は以前はなかった!
地下鉄上大岡駅のホームはスッカリ変わっていた。まるでお上りさんだ。
この駅で横浜地下鉄に乗り換えて「伊勢崎長者町駅」でおり傷む膝を庇いながら階段をあがる。


改札を出たところで地図を見た。情けないな~~
6~7分歩いたところに目指す「横浜市民ギャラリー」のビルは直ぐそこだ。
このビルは「横浜市教育文化センター」と建設時いっていたが?と思う。
そして、このビルは我輩が現役時代に係わった当時 最大のビルで地下20数メートル掘削したのだ。地下工事の工法には随分と苦労したものだ。
会場には約束の時間より早く着いたが既に友人は待っていた。
彼の説明を受けながら会場を巡る。


このような乗降ガード設備は以前はなかった!


改札を出たところで地図を見た。情けないな~~
久し振りに伊勢崎町に来た。懐かしい思い出が一杯だ。
ここには何十年通ったことか?
*** WZNT02-WHEEL12 ***

<この建物だ!ただただ眺める
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ソースはnon_nonさんから拝借しました
*** WZOT01-SITA-NASHI ***

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ソースはnon_nonさんから拝借しました
絵画展の方の説明を書き入れる「サムネイル」とした心算が例によりよくサンプルを確かめなかった。耄碌したな~
ソース提供していただいたNON_NONさんに失礼なことをした。
注意力散漫な私の不注意をおわびすて・・。
友人の絵は最初の一枚のみだった。スペインに行き描いたといっていた。
現在は絵画三昧らしい?、彼は我輩と同じ聴覚障害者だ。昔の勤務時間中の彼の気持ちが今よく判る。
今、思えば彼はよく耳に手を当てていた。私の小言の時はどうもボリュウムを絞っていたらしい?(苦笑)
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この建物だ!ただただ眺める | ||||
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自分の手がけた建築物があちこちにあるのは羨ましき限りです。当時の苦労や思い出の足跡ですものね。
歳を取るのは私だけではないようでした。
この建物が直径2m長さ40mのリバース・サーキュレイション杭(50本くらい?)に支えられているなどもう誰も知らないことでしょう。
このビルの地下工事は勤めていた会社の技術陣聡出の対応でした。旭川出身のハマちゃん(北大・当社技術研究所土質研究部)の指導を受けました。温厚で礼儀正しい今でも忘れえぬ方でした。走馬灯の如く当時のことを思い出しましたね。