老けた”天才バカボン？”

天才バカボン？

カミさんは何時も我輩の隣でなにやら数字を帳簿に書き込んでいる。

会計の帳簿のようである。

領収書や、なにやら紙切れの数字を読み電卓を叩き数字と文字を書き込んでいる。

書類は一枚一枚丁寧に区分け整理して小さい紙切れは他の用紙と同じサイズの紙に貼り付けて整理をしている。

よく飽きもせずやるな～とそばで感心する。

それとなく見ていると、その進捗具合は見る見るうちに進み表は書き収まる。

領収書らしき書類はソレゾレに区分けされて整理されている。

どうして？ああ！てきぱきと仕事？が出来るのか？不思議である。

我輩など帳簿の整理は苦手中の苦手である。

第一に我輩は字が極端に下手である。

云うならば「金釘流不揃い・免許皆伝」と言うところか？

何か、しなくてはと言う事態が発生しても、中々それが手に付かない。

特に約束したものに付いては更に出来ない。

ルーズな性格のようだ。

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よくもまァ～定年近くまで務まったものと自分でも呆れる！

あの時代は実にいい時代だったな～ァとその幸運にも感謝する。

今の時代ならとても勤まらない！

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それでも、その事を遅くなっても、し遂げれば問題はない。

やり始めて途中でその事項に関係した不都合な事を思い出して止まるから困る。

一旦　止まったら梃子でも動かない。ということか？

最近は梃子どころかスッカリ忘れてしまうから困る。

天才バカボンの漫画は１～２度ＴＶで見たことがあるが、何時も途中でそのバカらしさに呆れてチャンネルを替えていた。

自分のバカさ加減には気が付かない。

然し、今の我輩を省（カエリ）みると、まさに、この天才バカボンさながらのようだ。

何事も「それでいいのだ！」と済ましている。

事実は全くそれでいい訳はない！

問題が発生した時の跡始末はカミさんがやってくれる。

もう直ぐに７７歳になる。

我輩の性格は益々天才バカボンになってきた。

そういえば、あの天才バカボンの歳は幾つだろう。

でも、あの漫画の天才バカボンの女将さんはベッピンだな～～

今更　何を考えているのだ、このバカ爺は？

くそ爺変じて“バカ爺”になるか？