★JR八戸線・有家駅。 列車を待つ間、種市まで買い物に行くというご高齢の女性(画像左側の方)と話す。 有家の人々のこと、ナニャドヤラのこと、家族のこと……。 「この駅ができたときはうれしかった。 この駅ができるまでは、隣の八木(陸中八木駅)や中野(陸中中野駅)まで歩いた。 夜はさびしい道を歌をうたって自分を励ましながら歩いた。 病気のときはたいへんだった。」 有家駅の開業が昭和36年だから、かれこれ50年になる。 霧雨が降って、山の稜線がかすんでいる。 暗い海からは絶え間なく波が打ち寄せている。 近づいてくる気動車(上り八戸行)が、自分を励ます夜道の歌に合わせ、古い時間の層をかき分けかき分け、疾駆しているように見えた。 「最近は車の人が増えたが、もっと鉄道を大切にしなければ……」 いつのまにかやってきたもうひとりのご高齢の方(画像右側)も横で大きくうなずいていた。
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