東京もグッと冷え込んできました
寒さも一入で本格的に暖かい防寒のブーツが活躍する季節の到来ですね
さて、そんな年の瀬も差し迫る中、11月30日にイタリア文化会館にて開催された
『 イタリア植物タンニンなめし革協会 』主催の講演会に、
オートフィッツ工房チームで潜入してきました!
あまりピンとこないかもしれませんが、タンニン鞣しの革は
靴や服といった暮らしに欠かすことのできない物や、
鞄、家具、あるいは芸術作品等の、生活を彩り
心を豊かにしてくれる様々な財に、最高の素材のひとつとして用いられてきました
歴史的に見ても私達の生活に最も密着した物のひとつと言える皮革製品は、
食肉産業の副産物として発展を遂げ世界中のあらゆる人々に愛されています
(靴屋とは切っても切れない関係なワケです)
当然動物の生皮をそのまま使うわけにはいかないので、腐らないように、
加工しやすいように処理する必要があるのですが、
その一連の作業を「鞣し」と言います
鞣しにも種類があり、化学薬品を使用するもの、植物由来の成分を使用するもの、
その両方の特性を活かして処理するものが主な鞣しの方法です
タンニン鞣し革は、文字通り植物から抽出されるタンニンを鞣し剤として鞣された革で、丈夫で加工性に優れていることが特徴です
また、天然皮革の風合いを活かした仕上げが施されたものも多く、
使うほどに味わいが増し経年変化を楽しむことができるのもその魅力のひとつではないでしょうか
靴に関して言えば高級靴の底材や表革に使用され、
身近なものだと財布や鞄、小物入れ等に使われています
冒頭に紹介したイタリア植物タンニン鞣し革協会は、
1994年にイタリアのトスカーナ州にある複数のタンナー(鞣し屋さん)によって発足した協会であり、
現在の加盟タンナー数は22社となっています
ルネサンス時代から受け継がれてきた鞣し技術を継承する熟練の職人の手作業により、
世界的に評価される美しい革は生み出されています
イベント当日、イタリア文化会館のエントランスは革の展示スペースに
革の良い香りが空間を満たしていました
同協会が誇る最高品質のトスカーナ産タンニン鞣し革
画像ではわかりにくいですが物凄く良い雰囲気!(シートでまるごと欲しい!)
展示スペースを抜けたらホール内へ・・・
来場者はクリエイター関係の学生の方やブランドのバイヤーの方、プレス関係の方でしょうか
開始時間になると満席状態で、国内における関心の高さをうかがい知ることができました
ホール座席に使用されているのもタンニン鞣し革だそうです
約一時間半の公演では、協会の発足理由やトスカーナの風土、風習、
タンニン鞣しが古来どのように行われてきたかをスライドやムービーを通して知ることができました
○ シモーネ・レミ協会長のスピーチ
----------------------------------------------------------------
「我々の目的は、風土に根差した伝統的な鞣し技術を保護し、
トスカーナ地方の最高品質なタンニン鞣し革を世界に発信することです。
私達の製品は、職人の物づくりに対する情熱、
真摯で丹念な熟練の技から生み出されるもので、最高品質のものです」
-----------------------------------------------------------------
意外と私達日本人の物づくりに対する姿勢に通じるところがあるのかも...
製品である革のアピールは勿論ですが、
自分たちの故郷の文化、風習、そして物づくりに対する熱い想いを
ユーザーに知ってもらいたいという気持ちが伝わる情熱的なセミナーでした
協会ブランドのロゴマークは「職人の手」だそうです
イタリア文化の一端に触れることができた、有意義な時間でした
今後も、オートフィッツチームはお客様に喜んで頂けるような情報をお伝えできるように、
ジャンルを問わず色々なセミナーに潜入していきたいと思います
↑ オートフィッツ工房チーム
日々努力、日々勉強
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寒さも一入で本格的に暖かい防寒のブーツが活躍する季節の到来ですね
さて、そんな年の瀬も差し迫る中、11月30日にイタリア文化会館にて開催された
『 イタリア植物タンニンなめし革協会 』主催の講演会に、
オートフィッツ工房チームで潜入してきました!
あまりピンとこないかもしれませんが、タンニン鞣しの革は
靴や服といった暮らしに欠かすことのできない物や、
鞄、家具、あるいは芸術作品等の、生活を彩り
心を豊かにしてくれる様々な財に、最高の素材のひとつとして用いられてきました
歴史的に見ても私達の生活に最も密着した物のひとつと言える皮革製品は、
食肉産業の副産物として発展を遂げ世界中のあらゆる人々に愛されています
(靴屋とは切っても切れない関係なワケです)
当然動物の生皮をそのまま使うわけにはいかないので、腐らないように、
加工しやすいように処理する必要があるのですが、
その一連の作業を「鞣し」と言います
鞣しにも種類があり、化学薬品を使用するもの、植物由来の成分を使用するもの、
その両方の特性を活かして処理するものが主な鞣しの方法です
タンニン鞣し革は、文字通り植物から抽出されるタンニンを鞣し剤として鞣された革で、丈夫で加工性に優れていることが特徴です
また、天然皮革の風合いを活かした仕上げが施されたものも多く、
使うほどに味わいが増し経年変化を楽しむことができるのもその魅力のひとつではないでしょうか
靴に関して言えば高級靴の底材や表革に使用され、
身近なものだと財布や鞄、小物入れ等に使われています
冒頭に紹介したイタリア植物タンニン鞣し革協会は、
1994年にイタリアのトスカーナ州にある複数のタンナー(鞣し屋さん)によって発足した協会であり、
現在の加盟タンナー数は22社となっています
ルネサンス時代から受け継がれてきた鞣し技術を継承する熟練の職人の手作業により、
世界的に評価される美しい革は生み出されています
イベント当日、イタリア文化会館のエントランスは革の展示スペースに
革の良い香りが空間を満たしていました
同協会が誇る最高品質のトスカーナ産タンニン鞣し革
画像ではわかりにくいですが物凄く良い雰囲気!(シートでまるごと欲しい!)
展示スペースを抜けたらホール内へ・・・
来場者はクリエイター関係の学生の方やブランドのバイヤーの方、プレス関係の方でしょうか
開始時間になると満席状態で、国内における関心の高さをうかがい知ることができました
ホール座席に使用されているのもタンニン鞣し革だそうです
約一時間半の公演では、協会の発足理由やトスカーナの風土、風習、
タンニン鞣しが古来どのように行われてきたかをスライドやムービーを通して知ることができました
○ シモーネ・レミ協会長のスピーチ
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「我々の目的は、風土に根差した伝統的な鞣し技術を保護し、
トスカーナ地方の最高品質なタンニン鞣し革を世界に発信することです。
私達の製品は、職人の物づくりに対する情熱、
真摯で丹念な熟練の技から生み出されるもので、最高品質のものです」
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意外と私達日本人の物づくりに対する姿勢に通じるところがあるのかも...
製品である革のアピールは勿論ですが、
自分たちの故郷の文化、風習、そして物づくりに対する熱い想いを
ユーザーに知ってもらいたいという気持ちが伝わる情熱的なセミナーでした
協会ブランドのロゴマークは「職人の手」だそうです
イタリア文化の一端に触れることができた、有意義な時間でした
今後も、オートフィッツチームはお客様に喜んで頂けるような情報をお伝えできるように、
ジャンルを問わず色々なセミナーに潜入していきたいと思います
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