＊えーと、今日は長いです。
まるで女性の体の曲線の様なセクシーなラインを持つ靴
フリーハンドで引かれた線の様ななめらかなラインを持つ靴
・・・これはThierryRabotinの印象。
皆さんはどう思われます？？
これだけ言うと普通はクリスチャン・ルブタンやマノロ、またはジミーチュウを思い出す方がほとんど？
それはそれで造形美ですけど、あれはまたちょっと違うかな？？後者はちょっとフェティッシュすぎるような・・・？
なんと言うか・・・もっとなめらか？？
アズティン・アライアのボディイコンシャスに近いのかしら？
まあそれは私の好みですが
（アライアは憧れですよーええ。）
って個人的な序章はいいとして。
当店でも一押しのThierryRabotinの工場に行くことも今回のミラノでのスペシャルなイベントだったのです！
工場の場所はミラノ市内から少し北上したMICAMの会場から更に車で１５分くらい？
かなりのどか・・・。
とはいえ、その街は世界でも名だたる靴を作る
「世界で一番高級な靴を作る街」
少しづつ建物が見えてきて。
アテンドしてくれている、ThierryRabotinをディレクションするカール氏の説明にいちいちビックリ。
・・・そんな工場ばかり。（企業秘密ばかりの工場とも。）
到着したTRの工場はかなりのどか。
いえーい
中に入ると先ず出迎えてくださったのがカール氏のパートナーで共同経営者のジョヴァンナ氏。
「ようこそ！」と笑顔でお迎えしてその後に話してくださったのがやはりこの地域の話。
彼女が持っているこの絵。
こちらはこの地域の子供たちがこの工場にある物で作った作品。
この地域では自分たちの住んでいる街で作られている靴がどれだけ素晴らしいかを知ってもらう為にも、
学生の頃から交流を持って、こうやって作品を作ったり、学んだり・・・
そんな試みもしているそうです。
そこでいただいたのがこの記念エコバック。
ご満悦。
そこにデザイナーのティエリー・ラボタン自身も登場して記念撮影。
彼のアトリエもたっぷり堪能させてもらうのですが、それはまた次回に写真を！
・・・この工場素晴らしいのがまったく隠し事無し！と言えるほど私たちに制限が無い！！
以下の工場内もすべてカール氏がOKを出しています。
初めに通されたのがプレスルーム。
過去のサンプルが詰まっている重い棚を開けると・・・ギッチリ。
「宝の山だよ！」とのこと。（・・・わかります！！）
毎シーズン出しているイメージもたくさん。（すべてティエリーの作品！）
ちなみに古い作品だけどこれは素敵でした。
そこから素敵な廊下を過ぎると・・・
広々として清潔感のある工場が広がっていて・・・
すごいのがまったく嫌な工場臭？が無い。
ともかくクリーン。
電灯もセンサーで無駄が無く、必要の無い場所は消える仕組みに。
先ほどの画像にもあった廊下の大きな窓も自然光が入るように設計されています。
そして初めにカール氏が力いっぱい説明してくださったのがコチラ。
なんだと思いますか？
これは工場内の空調を一定に整えるための機械室。
工場中に季節によってこのパイプに暖かい水を流したり、冷たい水を流したり。
すべては商品のコンディションの為に！
かなりの設備でした。
TRでは底材やウエッジソールもすべて工場で作られています。
こんな型に流し込んで膨らませてそれを手で削って。
カール氏曰く「ケーキ作りだよ！」と。
空気を含ませて膨らませると、適度な固さと柔らかさが・・・・
もう、工場内自慢の品ばかり・・・
どうだ！！と。笑
そんな商品がこうやって梱包されて日本に・・・と思うとダンボール見ても笑っちゃいますよね！
それから重要な流れを決めるミーティングルームも。
壁には絵型が。
壁紙にしたいくらい・・・・。
もちろんシーズンごとの絵型表も。
みんなで食い入るように・・・
もちろんこんな遊びも置いてあったり。落書きみたいに・・・
そしてそこで見せていただいた最高に美しいラストがこちら。
このラストのなめらかさ・・・・
その場にいた一同が息を呑む。
彼らはこの美しさを出すために日々研究をしているそうです。
・・・ここでもやはりアライアのドレスを思い出す・・・・。
ついつい真剣に写真を・・・。
これが工場のハイライトでした。
この後はカール氏行きつけのレストランへ。
靴屋仲間の誕生日までセッティングしてくれたり。
何から何まで素晴らしい経験でした！！
カール氏に感謝！
そしていつもお世話になっているパパ・ベルナルドに感謝！！
＊＊ティエリーのアトリエの画像がたくさんあります。次回にまとめてUP！＊＊
