UENOUTAのお絵描きとかブログ

 お絵描きや小説、YouTubeとかの報告とかしていきます。

ある日、超能力が目覚めた件 445P

2024-05-11 20:00:44 | 日記
「え?」
 
 目の前のことが理解できなかった野々野小頭。いや、違うかもしれない。理解できなかったんじゃない。理解したくなかった……が正解だろう。だって襲ってたのは大の大人で腹も出てる様なおっさんだった。おっさんだとしても、相手は成人男性だ。
 
 そして襲われてたのは制服を来てたからあのギャルは学生だろう。野々野小頭はあのギャルを自分よりも上のように感じたし……そもそもがさっきのギャルの制服は兄の……野々野足軽の学校の制服だっだ。
 
 だからこそ女子高生だ。さっきのギャルが部活動にいそしんでる……とも思えないし、それで男性に力で勝てるなんてことはないだろう。普通は……
 
(うん、普通は女の子が男性に力で勝てるなんてことない。ましてや、足蹴にして男性を吹っ飛ばせるなんて……ありえない)
 
 そう野々野小頭は思う。けど現実だ。なにせ野々野小頭はそれを見た。一体何が起きたのか……目の前のギャルは仰向けに倒れたまま、その足を上げてた。きっとそれは男を足蹴にした状態のままなんだろう。
 
(見えてる……)
 
 ばっちりである。なにせギャルはスカートを限界まで上げてた。それなのに、今や倒れてる状態で足をあげてるのだ。丸見えである。けど別に野々野小頭にはそっちの気はないから、なんとも……なんとも……
 
(高校生って大人っぽい)
 
――そんな感想を思ってた。なにせ相手は黒と赤が折り合った派手な色の下着だったからだ。自分では絶対に選ばないような……そんな下着。やっぱり高校生は違う……とかこの場にそぐわない事を考えてた。
 
「あ……がっ……がああああああああ!!」
 
 それは男の方じゃない。パンツ丸見えのギャルである。大きく地面に広げてた腕の先……その手の先の指……それを力強くひっかく。そのせいでせっかくつけてた付け爪が飛んでいく。
 
パキンっ――パキンっ――
 
 という音が野々野小頭の耳には届いた。そして彼女はまずは胸を大きく反らした。そして腕を使っておかしな感じで体を起こそうとしてる。その間もパンツは丸見えだ。いやいや体の使い方おかしいっしょ……と野々野小頭は思う。
 普通はそんな起き方はしない。変な起き方をしてるから体が変に揺れてる。不安定だ。普通ならまずは足を下ろすだろう。けどなぜかギャルはそれをしない。その時点でいやな予感してた。
 
 そしてギュイン――と言う感じで突然顔を上げたギャルはよだれをたらしながら、どこを見てるかわからないような目で――
 
「あがああああああああああああああああああああ!!」
 
――と叫びだす。そう、彼女もまた、正気を失ってる。

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)運命という世界線を壊せ 1084

2024-05-11 19:54:53 | 日記
「お待たせしました」
 
 そんな事をいって戦場にアイがやってくる。その腕の中にはネナンちゃんがいる。
 
『なんで連れてくるのよ!?』
 
 私はアイを指定した通信でそう抗議する。だって危ないでしょうが。確かにネナンちゃんは最終的には必要だ。サンクチュアリであるネナンちゃんでないとできないことは確かにある。
 
『今こそ、必要でしょう。彼女の覚醒。サンクチュアリとして,それをなすことこそ、この世界を救うことをこの世界の住民が示すことになるのでは?』
 
 むむむ……アイのくせにそんな彼らをおもんばかったみたいなことを……まあこれが教会の最後の悪あがきと思えば、それを退けるのは確かにこの世界の人がいいのは確かではある。それに……だ。それに実際、あの扉を楽園へとつなげるにはネナンちゃんの……サンクチュアリの覚醒が必須条件だ。
 
 実際あの扉には幾通りの行き先が登録されてる。どんな世界につながってるのか……それは流石にG-01でもわかんないが、そのつながる先の条件。それを見ることであたりとハズレがあるのかがわかる。
 となると、である。やっぱりいい条件……厳しい条件でつながる先のほうがいい行き先のはずだろう。もしかしたらここの神が汚いやつで、地上の人たちの絶望した顔に愉悦を覚える……とかだったのなら、もしかしたら私が今目指してる先が一番厳しい可能性はある。
 楽園ではなぐ地獄の可能性……ね。けど流石にそうだともう私にはどうにもできないからね。私はきっと楽園に繋がってるだろうと思う条件を目指すしか無いのだ。そしてそれにはネナンちゃんがサンクチュアリとして覚醒するのが必要。でもそこらの情報ってG-01にも無いんだよね。
 
 ある情報といえば、サンクチュアリ者が覚醒した世界は、著しく発展するみたいな……そんな感じだ。まあこの世界はもう終わるからネナンちゃんが覚醒した所でこの世界が発展する……とかないだろう。影響が出るとしたら次の世界だけど、次の世界ではネナンちゃんの中のサンクチュアリはどうなるのか? よくわかんない。
 でもそれを今の段階で考えても仕方ない。それに連れてきたのなら……ネナンちゃんにもてづだってもらおうかな。
 
「あの子、苦しんでる?」
 
 そんな風にネナンちゃんは今のメタリファーを見ていった。私はアイを通じて、ネナンちゃんに教会の魂が彼の中に入って乗っ取ってると伝えてもらった。え? 違う? 入れたのは私? いやいや、そこは重要じゃない。