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世界遺産 日光大紀行

織内将男のブログ; 世界遺産の日光寺社を中心に、大地域の日光を巡ります

世界遺産 日光大紀行(91)日光の自然 「イザベラ・バードの日光評・Ⅱ」

2014-01-29 13:20:23 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(91)日光の自然 「イザベラ・バードの日光評・Ⅱ」



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イザベラ・バードが観た、当時の牧歌的な日本の田舎の風景





彼女は、『日本奥地紀行』では当時(明治中期)の日本を次のように書いています。


「私はそれから奥地や蝦夷を1200マイルに渡って旅をしたが、まったく安全でしかも心配もなかった。世界中で、日本ほど婦人が危険にも無作法な目にもあわず、まったく安全に旅行できる国はないと信じている。」

「私は、これほど自分の子どもをかわいがる人々を見たことがない。
子どもを抱いたり、背負ったり、歩くときには手をとり、子どもの遊戯をじっと見ていたり、参加したり、いつも新しい玩具をくれてやり、遠足や祭りに連れて行き、子どもがいないといつもつまらなそうである。」

「いくつかの理由から、彼らは男の子の方を好むが、それと同じほど女の子もかわいがり愛していることは確かである。
子どもたちは、私たちの考えからすれば、あまりにもおとなしく、儀礼的にすぎるが、その顔つきや振舞いは、人に大きな好感をいだかせる。」

「ヨーロッパの多くの国々や、わがイギリスでも地方によっては、外国の服装をした女性の一人旅は、実際の危害を受けるまではゆかなくとも、無礼や侮辱の仕打ちにあったり、お金をゆすりとられるのであるが、ここでは私は、一度も失礼な目にあったこともなければ、真に過当な料金をとられた例もない。群集にとり囲まれても、失礼なことをされることはない。」

「ほんの昨日のことであったが、革帯一つ、忘れものをしていた。
もう暗くなっていたが、その馬子はそれを探しに一里も戻った。
彼にその骨折賃として何銭かあげようとしたが、彼は、旅の終りまで無事届けるのが当然の責任だ、と言って、どうしてもお金を受けとらなかった。」

「彼らは礼儀正しく、やさしくて勤勉で、ひどい罪悪を犯すようなことは全くない。」
「日本の大衆は一般に礼儀正しいのだが、例外の子どもが一人いて、私に向かって、中国語の「蕃鬼」(鬼のような外国人)という外国人を侮辱する言葉に似た日本語の悪口を言った。 そしたら、この子はひどく叱られ、警官がやってきて私に謝罪した。」

「家の女たちは、私が暑くて困っているのを見て、うやうやしく団扇をもってきて、まる一時間も私をあおいでくれた。 料金をたずねると、少しもいらない、と言い、どうしても受けとらなかった。 彼らは今まで外国人を見たこともなく、少しでもお金を取るようなことがあったら恥ずべきことだ、と言った。」







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世界遺産 日光大紀行(85)日光の自然 「半月山展望」

2013-10-05 17:53:55 | 日光の自然




世界遺産 日光大紀行(85)日光の自然 「半月山展望」



〇〇

〇〇
写真;八丁出島の紅葉




茶の木平山頂より、このまま半月山方面に向かってみよう。
高山植物園の脇を行くと、一面の笹の間に細い道が続く。
途中、中禅寺湖スカイラインを横切り、狸山(たぬきやま)からスカイラインの第一駐車場へでる。
しばし眺めを楽しんで、更に、半月山に向かう。


〇〇
写真;半月山展望

50分ほどで半月山(はんげつやま1753m)頂上につく。
眺望がないので、5分ほど先の展望台に行って見ると、真正面に男体山と中禅寺湖、左側に戦場ヶ原、白根山が見える。 そして、真下に中禅寺湖の出ベソといわれる八丁出島の見晴らしがよい。
下山は半月峠から狸窪、八丁出島の付け根辺りに着く。

コースタイム ( )内は逆路
中禅寺温泉⇒30分(25分)⇒茶ノ木平⇒1時間20分(1時間30分)⇒第1駐車場⇒35分(25分)⇒半月山⇒20分(30分)⇒半月峠⇒40分(1時間)狸窪(むじなくぼ)⇒1時間(1時間)⇒中禅寺温泉







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世界遺産 日光大紀行(84)日光の自然 「茶の木平」

2013-09-23 17:50:54 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(84)日光の自然 「茶の木平」




茶の木平と男体山



湖畔の立木観音の後背の山地、中禅寺湖や男体山の展望地として、絶好のロケーションである。

中禅寺湖のバスターミナルからロープウェイで、と行きたいところだが、ロープウェイは
2003年で運行終了したため、徒歩になる。
歩きといっても、茶の木平までは30分、ユックリでも40分ほどで到着する。
山頂には、展望台と茶ノ木平高山植物園(入園無料)があり、時期になるとニッコウキスゲなどの高山植物を見ることができます。
アカヤシオツツジなどを見ることができるほか、明智平・細尾峠・半月峠へのハイキングコースがある。
逆に言うと、明智平~茶ノ木平にもコースが付いている。


眼下には、正面に中禅寺湖を望み、右手には堂々とした男体山の威容が拝める。
その他、遠くに奥日光湯元、白根山、連なって日光連山が見渡せる。


頂上の茶の木平高山植物園は、昭和38(1963)年、東京オリンピックの開催を記念してつくられたという。
植物群は、小規模ながら、ミズバショウやコマクサなどを中心に、生息している植物は約300種、春夏秋とさまざまな種類の花が咲いているので、時期ごとに違った風景を楽しめるだろう。

開花期をあらかじめ調べて、好みの花の時期に合わせて訪ねるのも楽しい。
周辺は、春はアカヤシオ、秋は紅葉が美しく、開花・紅葉のピーク時期は、明智平周辺に比べて、1週間ほどずれているらしい。
アカヤシオのピークが5月中旬くらい、紅葉のピークが10月中旬くらいになる。

アカヤシオは、ツツジ科ツツジ属の仲間でシロヤシオ、ムラサキヤシオツツジの総称とされるが、種はそれぞれに異なる。
シロヤシオと比べて、樹形はやや小ぶりで木肌は普通のツツジ肌、葉は枝先に5弁輪生状につける。

山麓から山地にかけて自生している落葉広葉樹で、開花時期は、5月から6月ごろの葉の出る直前に花を枝先につける。
別名はアカギツツジ(赤城躑躅)、花は淡い紅色で、枝先に1輪つける。
栃木県の県花として選ばれている。


次回、半月山展望



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世界遺産 日光大紀行(82)日光の自然 「中禅寺湖・Ⅱ」

2013-08-29 21:40:21 | 日光の自然





世界遺産 日光大紀行(82)日光の自然 「中禅寺湖・Ⅱ」





中禅寺湖




1878年(明治11年)6月末に当地を訪れたイザベラ・バードは、
いろは坂を上り切った山頂(明智平)から見下ろす中禅寺湖の水面に映える男体山を絶賛し、また湖畔を竜頭滝方面に進む際に絶えず聞こえた小石を洗う漣と高さ5メートル弱のツツジの林が真紅の花で染まっている様子をその手紙に綴っている。



当湖には従来魚はいなかったらしいが、日光二荒山神社の記録によると1878年(明治11年)、西欧の魚類の放流および養殖が開始され、日本有数の釣り場となったとある。

明治中期から昭和初期にかけて、同湖周辺には欧米各国の大使館別荘が建設され、各国の外交官やその家族たちが避暑に訪れ、湖畔はさながら外国のリゾート地の様であったという。


第二次世界大戦の影響で一時衰退するが、戦後は観光地としての復活は、昭和29(1954)年の「いろは坂」有料道路の開通など、道路網の整備によるところが大きい。

風光明媚かつ手軽にアプローチできる観光地として、現在の姿に至っている。



湖畔には日光二荒山神社中宮祠、日光山中禅寺(立木観音)、中禅寺温泉、キャンプ場などがあり、定期の遊覧船も出ている。

また、華厳滝そばにある日光自然博物館では奥日光の自然についての情報が手に入る。

中央水産研究所 内水面研究部 日光庁舎(旧水産庁養殖研究所日光支所)ではサケ・マス類の養殖技術の研究が行われており一般見学もできる。


 
 
中禅寺湖の南部地域の一角に、唯一浮かぶ「上野島」がある。
(周囲70m程度の小さな島)


無人島であるが陸地とは最も近い場所で100m弱の距離であり、島へ渡る交通手段は無い。
しかし、湖の水位が低いときは、歩いて島へと渡ることも出来るが、そこは車も通らない深山に地域である。 


又、不定期ながら霊跡を巡拝する遊覧船もある。

島は、人跡が到らない閑寂な地で、日光開祖・勝道上人の納骨塔をはじめ、慈眼大師(天海)の墓石、宝篋印塔(供養塔・墓碑塔)となどがあり、特に勝道上人の納骨塔は、江戸中期の元禄15年(1702)に日光門主一品法親主公弁(日光門主・公弁法親王)が建立したと記されている。


公弁法親王は、寛文9年(1669年)、第111代・後西天皇の第6皇子として生まれる。

元禄3年(1690年)、輪王寺門跡に就任して関東日光に下向し、日光山の興隆と山麓村郷の産業振興を勧めた。 

又、日光八景を選定した人物としても知られる。



次回も、日光の自然 「中禅寺温泉





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世界遺産 日光大紀行(81)日光の自然 「中禅寺湖」

2013-08-28 11:17:32 | 日光の自然





世界遺産 日光大紀行(81)日光の自然 「中禅寺湖」






中禅寺湖と八丁出島



第2いろは坂の明智平を過ぎ、長いトンネルを抜けると、眼前に、周囲の山々を頂いた青々とした中禅寺湖が広がる。 

湖畔から見る湖面は、深い青の輝き、そよ風がさざ波を誘っている。

中禅寺湖周辺の鑑賞するには、二荒神社から先は林があったりして、見晴らしがそれ程良くないので、即ち、湖畔の南側がお奨めであろう。 

この周辺を探索するのには、中禅寺(立木観音)からイタリア大使館別邸公園などは短時間ですむが、中禅寺湖の展望台といわれる茶の木平や半月山へはハイキングとして数時間程度必要となるだろう。




さて、中禅寺湖は日本の湖沼では25番目の面積規模を有する広い湖水であり、日本一標高の高い場所にある湖である。

湖は、凡そ2万年前に男体山の噴火でできた堰止湖で、人造湖を除く広さ4km2以上の湖としては、また、栃木県最大の湖である。

湖のすぐ北には男体山がそびえ、北西には戦場ヶ原が広がり、湖の南側には八丁出島と呼ばれる細長く突き出した半島がある。



782年(天応2年)、日光開山の祖・勝道上人が男体山の登頂時に山の上から湖の存在を発見したといわれている。

2年後には勝道上人一行が、湖畔に堂を造り神宮寺が建立された。
以来、山岳信仰の修験者たちが訪れ、船禅頂(湖に船を浮かべて読誦し湖畔の社堂を巡る)もおこなわれるようになった。


そして中世から近世にかけては修験道が隆盛し、男体禅頂(入峰修行とは別の形態で発展していた男体山信仰で、江戸中期からは講組織が発達し、集団登拝がおこなわれるようになった)も盛んに繰り返された。


中禅寺湖畔など奥日光は、江戸期までは神仏関係者である修行者、修行僧、神官、僧侶など、又、許可が下りた参拝者以外は、一般人や女性の入山は禁止であった。 
無論、神域のため牛馬も駄目で、清滝の馬返し御止めであった。


その後、文明開化の明治初期に到って、神仏分離令が出されるに及んで、女人や牛馬禁制が解かれてからである。

さっそく女性が中禅寺湖畔や男体山へと登り、又、明治に入るまで女性がいなかったため、中禅寺で出産が初めて記録されているのは、実に明治17(1884)年に到ってからでだった。
この間、明治9(1876)年には明治天皇が来向され、中禅寺湖を「幸の湖」と名づけている。


次回も、日光の自然・中禅寺湖





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