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世界遺産 日光大紀行

織内将男のブログ; 世界遺産の日光寺社を中心に、大地域の日光を巡ります

世界遺産 日光大紀行(107)日光の自然 「奥日光・泉門池」

2014-03-16 18:01:22 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(107)日光の自然 「奥日光・泉門池」





http://tsukasan.hiho.jp/mountain/image/izumiyado.GIF


http://img.4travel.jp/img/tcs/t/pict/500/26/74/60/500_26746013.jpg?1348756915






ところで、泉門池と書いて、普通なら“せんもんいけ”などと読みそうであるが、実は、「いずみやど」,または「いずみやどいけ」と読むらしい。 国土地理院の2万5千分の1地形図でも,「いずみやど」と仮名がふってある。
日光の写真集(写真家・秋元満正)「日光に咲く花」、「続・日光に咲く花」では,もっとはっきり書かれている。 「泉門池」全体にはっきりと「いずみやど」と仮名がふってあるし,次のような一文が撮影ノートとして載っている。

『 誰が名づけたか「いずみやど」地図には泉門池とある。これを“いずみやど”と呼ぶように仮名もつけていない。戦場ヶ原周辺で最も静寂な場所。湧き出す清水,繁茂する水草,水中に横たわる倒木,文字どおり自然そのままの光景である 』

或るホームページの識者は泉門池のことを、
『 それは「いずみやど」は「いずみかど」ではなかったのだろうかと言うことである。「や」と「か」は,字体がよく似ており,間違って読まれたのではないかと言う推理である。「いずみかど」ならば,文字通りの読みである。「か」と「や」は,特に手書きの場合に読み間違われることは十分にあり得ることと思う。誰かが「か」を「や」と読み間違えたところ,その言葉の響きの良さと,意味の神秘さのために定着してしまったのではないかと推理した。「泉門池」では,西側の斜面から大量の水が勢い良く湧き出しており,一時的に池に蓄えられた後,急カーブした湯川に流れ込んでいる。文字通り,泉が湧きだしている「かど」なのである。 』としている。

それに対して、小生は単純であり全く異なる考え方をしている。
「いずみやど」の“やど”は“やと”のことで、“やと”は谷戸である。
谷戸とは、「丘陵地の中の森林に囲まれた谷あいの土地で、水が集まりやすいところ」と言う意味で、丘陵地が浸食されて形成された谷状の地形を指す。
栃木県や茨城、福島(小生は福島のいわき市の出身)の言葉は、どちらかと言うと「ズウズウ弁」に近い。 従って、“やと“は”やど“になってしまうのである。

この地は、戦場ヶ原の突端部で、西の外山、東の三岳の山域が迫ってきている谷戸の様な地形で、両山塊は原に立つ門のような感じでもある。 
その地形を良く観察すると、両側、つまり湯の湖側、戦場ヶ原からのどちらから見ても、門のような地形でもあり、その地に泉が湧いているのである。





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世界遺産 日光大紀行(105)日光の自然 「切込湖、刈込湖コース」

2014-02-18 22:01:17 | 日光の自然




世界遺産 日光大紀行(105)日光の自然 「切込湖、刈込湖コース」



http://www.bes.or.jp/nikko/img/blog_data/th/th_57cda_4875_1.jpg


http://shunbuntei.c.blog.so-net.ne.jp/_images/blog/_a8b/shunbuntei/IMG_5089-c5b68.JPG?c=a1





 
湯元温泉までは3時間30分の標準時間が示された看板とルート概念図がコース入口にある。 

山王峠に通じる車道を左に入るとミズナラを主体とする樹林帯の中をルートがあるが、地面は1mに満たないミヤコササが生い茂った心地よいコースで始まる。 

緩やかな坂道を過ぎると急な勾配になるが、立派な階段が取り付けられている。 
約1時間経過した頃、樹林帯を抜け、平坦地に出ると山王峠である。 

高山植物のサワヒヨドリ、オタカラコウの花が見られる。


涸沼(カレヌマ)目指して出発、直ぐに車道に出た地点に「ルート説明看板」がある。 
木道の先は不規則な石の階段が続く下りを進む。 

約30分で山王峠から涸沼のベンチに到着。 この沼は噴火口の水が無くなって今は草原になり周囲は三岳、於呂倶羅山、山王帽子岳に囲まれている場所で、山野草、高山植物が目につく。 

目的地の「切込湖・刈込湖」を目指して草原から鬱蒼と茂る林間ルートに向かう。 
約1時間進むと切込湖が見えて来た。
湖の端は砂浜があり、約10-15m低い「刈込湖岸」に降りられる。 





次に刈込湖へ方面に向かう。 
切込湖と刈込湖は約5-10mの水路で通じているが、ルート表示看板によれば、「刈込湖」の方が大きいが安全に湖岸に降りるところは無い。 

樹林越しに湖水を見ながら前進すると、切込湖の説明看板に着く。 
此処からは鬱蒼とした樹林帯と大きい石の間を通過する登り道だが、手入れの行き届いた木製階段は諸所にある。 


登りきると平坦地となり、間もなく小峠に到着、岩から滴り落ちる水音を聞きながら「小峠」の標識のベンチに腰掛けて一休みするのもよい。
最後に湯元温泉へ向けてミヤコザサの茂る道を下る。 この周辺にいる小鳥や植物の説明看板が所々にあり有り難い。


このコースは、湯元宿泊者は丁度良いかもしれないが、光徳から-山王峠の登りはややきつく、湯元からの逆路のほうがやや楽である。

涸沼はすり鉢状の草原で、その名のとおり水の無い沼である。 6~7月に主に樹木や山草類の花が咲く。


切込湖・刈込湖の両湖は繫がっていてはいるが、水の流れ出す沢がない。 湯ノ湖などと同じく三 岳の噴火によってできた堰き止め湖である。

因みに、湯元の源泉は硫黄泉で、湯ノ平湿原から湯ノ湖にかけてが温泉源であり、湯ノ平湿原には温泉が流れ込み白濁している。





◆コースタイム ( )は逆路

光徳入口⇒光徳⇒30分(30分)⇒山王峠⇒40分(1時間)⇒1時間20分(1時間30分)⇒刈込湖⇒1時間(1時間)⇒湯元温泉
約10km(約4~5時間)






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世界遺産 日光大紀行(104)日光の自然 「奥日光・光徳牧場」

2014-02-18 22:00:52 | 日光の自然





世界遺産 日光大紀行(104)日光の自然 「奥日光・光徳牧場」




http://monoda2.net/koutoku_bokujyou/1.jpg


https://encrypted-tbn1.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRuHhgtIDJBYhf4jXzKyxUQ9ZspEUw0EJcuRrR1g82YODowxesl



 

国道120号の光徳入口バス停から東に1.5キロ入った地区が光徳で、逆川-沿いをハイキングで向かう道もある。

行楽に人気のエリアで宿泊施設、温泉、公衆トイレ、駐車場が整い、小さなリゾート地になっている。


光徳牧場は、広さ約3万平方メートルの牧場で、ウシやウマが放牧されていて、いつでも売店で新鮮な牛乳やアイスクリームを味わえる。
特に新緑や紅葉の時は美しい風景となる。


また、光徳牧場の隣にあるのが光徳温泉の一軒宿の日光アストリアホテルがあり、温泉も有る。
温泉名は光徳温泉となっているが、実は日光湯元温泉からの引き湯であり、お湯は白濁した硫黄泉が掛け流しになっている。

ここは春から秋のシーズン期間中だけでなく、冬もクロスカントリスキーなどで常連客が集まるリゾートホテルである。




一方、ここは小学生などの遠足の目的地となっていて、日光の自然探索のメッカになっている。 

沢山のバスが入り込んでいるこのバスの駐車場から学生、観光客が、周辺を訪れて林間などの教室を持って勉強に励む場所でもある。 

静観の地で、その雰囲気は素晴らしく、遠く聞こえるカッコウの声、轟くヤホーの声、何の一つ取ってもその素晴らしい自然の営みが、満喫できる場所なのである。

また、切込湖-・刈込湖方面の散策ハイキングや三王帽子山、太郎山への登山は、ここから向かう人が多い。

但し、光徳から三王帽子山や太郎山への谷あいを行く、最短直登コースであった「ハガタテコース」は、1999年の夏の集中豪雨で完全崩壊してしまい現在は通行止となっている。



次回、日光の自然 「切込湖、刈込湖コース」








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世界遺産 日光大紀行(103)日光の自然 「小田代ガ原探勝コース」

2014-02-18 21:49:14 | 日光の自然




世界遺産 日光大紀行(103)日光の自然 「小田代ガ原探勝コース」




http://miffy.s377.xrea.com/root-1/nikkou/nikkou2.bmp


http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/34/ac/yay0727/folder/1353311/img_1353311_37549470_1?1191817225
小田代ガ原の貴婦人




国道沿線の「赤沼」は、一般車両の駐車場や茶屋があり、こちらがスタートポイントになる。
一方、小田代ヶ原へは、赤沼で下車すると低公害ハイブリットバス(HB)で小田代ヶ原展望台まで入り込める。 

HBは小田代ヶ原で下車、そこは薄茶色の枯れ野原の世界で、 縁が白くなった緑のクマザサ(ミヤコザサ)が、辺り一面に繁り、その周囲には唐松林のクリアーな世界である。
前面は一面のクマザサ、右手に高木の唐松林、左手に低木の白樺林、後ろに雄大に構える男体山、その上に何処までも続く青く澄んだ空。

展望も良く、男体山の連山や日光白根山が手に取れる程に近くにある。  



コースは数箇所あり、適当に組み合わせて歩くのもいいが、光徳牧場(入口)から下ってきて、赤沼やしゃくなげ橋を終点にする逆方向も良い。

楽々短時間コースとして、HB(ハイブリッドバス)を利用して小田代ガ原バス停(トイレあり)で降りて散策する方法もある。

何れも、コース途中にはトイレがないので注意。



観察ポイント
ミズナラ林見られる背の低いササがニッコウザサで、その間にある細めの葉のシダがニッコウシダであり、土地の高低によって植物がモザイク状態に見える。

高い北側はハクサンフウロやワレモコウなどの花畑であり、小田代ガ原のシンボル的存在で、花が大きく色も濃いうえに背も高くて見栄えがいいが、最近は数が減っている。

泉門池は、昔の湖の一部だったと考えられ、池の端に清冷な湧水があり、又、住みついたマガモも見られる。






見られる花々 ( )内は開花月の目安
ウマノアシガタ、レンゲツツジ(6~7)、イブキトラノオ・ハクサンフウロ・ホザキシモツケ(7~8)、ハンゴンソウ・ワレモコウ・トモエシオガマ(8)、アキノキリンソウ(8~9)



一般的コースタイム (順路、逆路とも)
赤沼⇒20分⇒シャクナゲ橋⇒40分⇒小田代ガ原展望台⇒40分⇒泉門池⇒30分⇒光徳-入口、
所要時間:2時間10分(順路、逆路とも)  距離:7.2キロ




次回、日光の自然 「奥日光・光徳牧場」








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世界遺産 日光大紀行(102)日光の自然 「戦場ガ原自然研究路コース」

2014-02-18 21:40:31 | 日光の自然




世界遺産 日光大紀行(102)日光の自然 「戦場ガ原自然研究路コース」




https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcQr2xU6dW4sJpFIiMgb-eLJoXeu3sIyKAqupNyMymX06dGudcRR




http://yamareco.info/modules/yamareco/include/tmp_imgresize.php?maxsize=800&did=39703&fname=4497d4b05ec5d9bfddcaa9e376c94189.JPG
夏でも静しい木道の道






戦場ガ原を縦断する国道120号線・日本ロマンチック街道の西側にあって、ほぼ平行して付いている。

殆どが湯川に沿ったコースで、湿原の中は木道はよく整備されていて非常に歩きやすく、平坦-なコースである。

それでも、湯の湖の湯滝を起点としたほうが、やや下る気味で、特に長い階段が湯の湖から湯滝と竜頭の滝の2箇所についている。

それに、竜頭の滝周辺の方が、帰りのバス待ちには便利である。
戦場ヶ原の中心部分である湿原地帯の数百m以外は、木立の中を歩くため、真夏でも気持ちよく歩ける。


途中に、泉門池--北の橋付近から光徳入口(1時間)、赤沼分岐~赤沼(10分)の道もある。
コースには湯滝駐車場以外にトイレがない。コース外でいちばん近いトイレは赤沼。
紅葉は10月上旬~中旬。草紅葉は9/下~。


6~9月に湯川のぞくと、バイカモの白い花が咲いている。
戦場ガ原は次第に乾燥化が進み、北のほうからズミやシラカンバが進入して来ているのが判る。 原因は逆川からの土砂流入や、昭和初期のカラマツ植林に伴う排水溝による富栄養化とされている。 

歩道沿いの小さなカラマツは当時の植林の名残である。
戦場ガ原に湯川が屈曲しながら流れているが、原は昔、男体山の噴出物が川をせき止めてできた湖の名残で、その後湿原となったところである。 

湯川沿いに多くの大小の岩石はそのときの噴出物である。




所要時間:2時間35分(順路)、2時間50分(逆路)
距離:6.3キロ
コースタイム ( )は逆路
湯滝入口⇒1時間(1時間10分)⇒泉門池⇒25分(25分)⇒青木橋⇒35分(35分)⇒赤沼分岐⇒15分(15分)⇒シャクナゲ橋⇒20分(25分)⇒竜頭ノ滝

尚、竜頭の滝周辺には滝上、竜頭の滝、菖蒲ヶ浜の3箇所のバス停がある。




次回、日光の自然 「小田代ガ原探勝コース」







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