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世界遺産 日光大紀行

織内将男のブログ; 世界遺産の日光寺社を中心に、大地域の日光を巡ります

35、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の拝殿・相の間・本殿」

2014-06-04 16:41:52 | 日光山輪王寺





35、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の拝殿・相の間・本殿」





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拝殿・相の間・本殿

唐門を背にして内に入ると、まず広々とした拝殿前に上がることができる。
拝殿の奥を見ると、左右は壁になっていて、中央は幅の狭い部屋へと続いている。 これが相の間である。 そして、相の間を抜けると、また部屋の幅が広くなり、本尊が祭られている豪華な本殿となるわけだ。
それぞれの部屋の間には、襖や障子などの仕切りがないので、拝殿から本殿が直に見通せるようになっている。
 
家光公の命日である4月20日の大法要では、日光山輪王寺の門跡(住職)が本殿へと進み、一般の人たちは拝殿で、亡き家光公を偲ぶことができる。
拝殿は64畳の広さがあり、天井には狩野一門の合作と伝えられる140の竜が描かれている。
小さな円のなかの竜には、違った姿の竜もあるので、1つずつ見てみるのも楽しい。
又、入り口の正面には、幕府の御用絵師だった狩野探幽と、弟の永真(えいしん)の唐獅子(壁絵)も見ることができる。

唐門を含む拝殿・相の間(あいのま)・本殿は、大猷院の中心伽藍で、其々が一体の構造として構成されていて、合わせて1棟が国宝となっている。
建物全体に金箔が多用されていることから「金閣殿」とも呼ばれている。

拝殿は、桁行8間、梁間3間、入母屋造で、正面に大きな千鳥破風、向拝は軒唐破風になっていて、建物全体が黒漆塗りの上に金箔を貼付けられ、彫刻を極彩色、高欄部を朱塗り、開口部を黒に塗るなど色分けし、本殿に比べると若干色調を押さえている。
拝殿内部も悉く金箔を置いた金殿玉楼で、広さは64畳敷という広さで、中央に懸かる天涯は家光の妹(前田利常夫人)、大羽目前の蓮華の花瓶1対は紀州公、鶴亀の燭台は尾張公、釣燈籠はオランダ国王の献上によるものという。
左右大羽目の唐獅子狛犬は、狩野探幽と永真安信の描いたものであり、拝殿内部折上格天井には格子毎に140匹の竜が描かれている。
拝殿と本殿を結ぶ相の間の内部も、拝殿同様結構の極みで、中央にある香炉等の三具足は前田利常の献上になる逸品であり、本殿との境には龍・降龍が描かれている。


次回、「大猷院の拝殿・本殿」







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34、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の唐門(からもん)と門の概念」

2014-06-03 17:10:26 | 日光山輪王寺





  34、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の唐門(からもん)と門の概念」  




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唐門(からもん)

夜叉門を潜り拝殿の前に到ると、大猷院の中心に位置するのが先ず「唐門である。
その名のように唐破風を持つ、一間一戸(・・?)の高さ3mと、此れまでの御門と比べても小規模な門である。
だが、その造りは目を見張るものがあり隅々まで繊細な彫刻と金、白を基調とした彩色が施されていて、その意匠装飾は大変気品が感じられるもので、金ピカの派手さでは他の門に劣らない。

唐門は、承応2年(1653)に建てられたもので、柱や貫・梁には七宝・麻の葉などの細かい地模様が彫られ、扉には上に鳳凰、下に唐草、前後の破風の下には雄雌の双鶴と白竜、木鼻には獅子が彫り込まなど余すところ無く、美しく装飾されている。
又、両側の袖塀の羽目には多くの鳩が彫られ、百間百態の群鳩とされている。




門の概念

大猷院は、入り口の「仁王門」にはじまり、家光公墓所の入り口に当たる「皇嘉門」(こうかもん)まで、意匠の異なる大小6つの門で、境内が立体的に仕切られており、門をくぐるたびに景色が転換して、あたかも天上界に昇っていくような印象を受けるとされている。

この様に、一つの境内に門の数が多いのは、直接的には理由は不勉強で定かでないが、
例えば、城郭で一定方向へ向かうのに門が多いのは、敵の侵入を防ぐ、格式によって区別する、などの種々目的があろうが、寺院の場合も基本的な考え方は同一のようで、聖域である仏様のおわす中心施設まで、仏敵や邪悪なものを遠のける為のものと想像する。

一般に、門の大きさ、規模は「尺度」をもって表していたが、門の規模を尺度に関係なく何間何戸(なんげんなんこ)で表すようになった。
中国では1枚扉が「戸」であり2枚扉が「門」であると表現しているらしく、成程と思えるのは、戸と戸の裏返った字を組み合わせると門と言う字になるからです。
ところが、我が国では1枚扉、2枚扉もしくは扉なしでもすべて門の出入り口を「戸(こ)」と言い表しており、例えば桁行(柱間)3間で出入口が1間の場合は3間1戸(こ)、桁行が5間で出入口が3間の場合は5間3戸と表している。


次回、 「大猷院の拝殿・相の間・本殿」








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33、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の夜叉門」

2014-06-02 17:56:20 | 日光山輪王寺





  33、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の夜叉門」  




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その正面に建つのが「夜叉門」(牡丹門)である。 
二天門を潜り、続く石段を左手に曲がり見下ろすと、後にしてきた楼塔や灯籠や水屋が見渡せます。ここからの眺めは天上界からの眺めにたとえられていて、いよいよ聖域へと近づいてきたことが実感できる

ところで、日本では「夜叉」という言葉を良く目にする。
最近はやりのアニメの「犬夜叉」、映画の「夜叉」、又、夜叉神峠、夜叉が池、そして、金色夜叉など、好んで使っているようだ。
夜叉という言葉は、元々、インドのヒンズー教より発した言葉で、日本語特有に言語化したものであり、善神と悪鬼の二面性を持っていると言われる。 これは人間のもつ善悪の精神である、内面性を現したものともされている
インド神話では、森林に住むとされる神霊、人を害する鬼神の反面、財宝神としても信仰されていたらしい。
日本へ渡ってきて仏教に取り入れられてからは、仏法を護持する部衆の一神となって本仏を守っているのである。 他にも武士仲間では最大の武神、軍神として崇められ、又、財宝神としても信仰されている。


さて、夜叉門を過ぎると、いよいよ大猷院の中枢部の中心伽藍で、国宝にも指定されていいる拝殿・相の間(あいのま)・本殿の構成伽藍である。 その正面は、家光が敬愛する家康公の墓所(東照宮 奥社)の鬼門の方角を向いていて、建物全体に金箔が多用されていることから別名「金閣殿」とも呼ばれている。



次回、「大猷院の唐門(からもん)」







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32、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の鐘楼・鼓楼」

2014-06-01 15:37:37 | 日光山輪王寺





  32、日光の世界遺産;二社一寺の輪王寺 「大猷院の鐘楼・鼓楼」  




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大猷院の鐘楼と鼓楼





二天門から更に、50段程の石段を上へと登って行くと、先ず、見えてくるのが豪奢な楼塔が左右に立っている。 それぞれ右側にあるのが「鐘楼」、左側が「鼓楼」(太鼓を鳴らすことによって、時報や、 緊急事態発生の伝達などの役割を果たす)で、周辺にはずらりと並ぶ唐銅製の燈籠も並んでいて、これらは10万石以上の諸大名から寄進されたものといわれる。 石燈籠と合わせて315基にものぼる。

二つの楼は、承応2年(1653)に建てられた建物で桁行2.5間、梁間2.1間、入母屋、銅瓦葺き、下層部には袴腰(鐘楼・鼓楼の下層部分が末広がりになった部分)、上層部には高欄が廻されている。
色彩は全体的に黒を基調とし、金物を金箔、組物、彫刻を極彩色で彩る格式の高さを感じる。
大猷院の鐘楼・鼓楼は国指定重要文化財、世界遺産に指定されている。


その正面に建つのが「夜叉門」(牡丹門)である。 
二天門を潜り、続く石段を左手に曲がり見下ろすと、後にしてきた楼塔や灯籠や水屋が見渡せます。ここからの眺めは天上界からの眺めにたとえられていて、いよいよ聖域へと近づいてきたことが実感できる
正面は、霊廟への最初の入り口となる夜叉門である。
8脚門で、切妻造りで銅瓦葺き、正面には唐破風がついています切り妻造りで、正背面に軒唐破風を付けた低平な落ち着いた造りながら、鮮やかな彩色が目を引く華やかな門である。
欄間、扉の羽目板部分、壁面などに美麗な牡丹唐草彫刻が施されていることから、牡丹門とも呼ばれている。
この門は東照宮でいえば陽明門にあたり、朱と金を基調とした豪奢な造りの門であり、前後左右の格内に「四夜叉」が安置されていて、霊廟の鎮護に当たっている。



次回、 「大猷院の夜叉門」







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31、日光の世界遺産;二社一寺 「輪王寺と大猷院二天門」

2014-05-31 15:11:31 | 日光山輪王寺






31、日光の世界遺産;二社一寺 「輪王寺と大猷院二天門」




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四天王の一神・持国天



仁王門をくぐると、左手に校倉造の宝庫があり、その横に家光の嫡男で四代将軍となり、この大猷院を建立した家綱のお手植えといわれるこの槇(まき)の木がある。

参道右手に位置するのが水盤舎で、唐破風をつけた切妻屋根をのせている。 柱も水盤も花崗岩造りで、天井には狩野安信によって墨絵の竜が描かれている。

この竜の絵は、天気の良い日にはその姿が水に映り、まるで水底に竜が潜んでいるかのように見えたため、「水飲みの竜」と称されていたという。

しかし現在では墨が薄くなり、はっきりとは見えなくなってしまっている。(重要文化財)



その水盤舎左側にある階段を上ると「二天門」(雷門)が現れる。

入母屋造の八脚門である二天門は、3間1戸、8脚楼門、入母屋造りで銅瓦葺き、前後の屋根に唐破風が設けらていて、門正面の左右を四天王の中の持国天と広目天が守っていることから、この名がついたという。 
日光山内最大の門でもあり、大猷院の中でも最も豪華な門で、東照宮の陽明門とはまた違った美しい門である。

徳川家光公が「東照宮の陽明門よりおとなしく」と言った通り、陽明門ほどの派手さはないが、こちらも荘厳である。


又、二天門は「雷門」とも称され、正面の二天の他、背面には風神と雷神が祀られていて、
災厄消除の護りをなしているという。

尚、正面に掲げられている(扁額ともいう)「大猷院」の額は、後水尾天皇の宸筆である。重要文化財、世界遺産に指定




次回、「大猷院の鐘楼・鼓楼」











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