goo blog サービス終了のお知らせ 

風琴抄

ふうきんしょう…オルガンや聖歌、庭、日々の出来事

永遠の響き いのちの響き

2016-11-13 | ヨセフのオルガン
第2回パイプオルガンコンサート、無事終了いたしました。
今回のテーマは「永遠の響き いのちの響き」
オルガニストさんには「”死者の月”にちなんで、納骨堂で眠る方々にも聴いていただけるように」
と、演奏依頼時にお願いしていました。
・・・「難しいお題をいただきました(笑)」とおっしゃりながら、組んでくださったプログラムがこちら。



「死者の月」という概念はキリスト教ならではのものですが、
会えなくなった大切な人を想い、今を生きるいのちを想うことは、
キリスト者であるなしに関わらず、共感しやすいテーマだったのかも。

かなりしぶい選曲、教会ならではのコンサートだったと思いますが、
信者さんからも、信者でない友人からも「解説付きで、とてもわかりやすく楽しめた」との感想が寄せられました。
生と死、永遠のいのち、納骨堂等の難しいキーワードを、
典礼暦的にも、音楽技法的にも、またオルガンの音色なども紹介しながら、
オルガンの世界に導いてくださった、オルガニストさんのお力によるところが大きいと思います。
演奏もトークも素晴らしかったけれど、圧巻だったのは、典礼聖歌123「主はわれらの牧者」のテーマによる即興演奏、
メシアン風の、美しく気高い響きが綴られ、至福のときでした。

嬉しかったのは、県外から音大オルガン科の学生さんが聴きに来てくださったこと。
広島のビルダーさんに差し上げた招待券が、ふさわしいかたの手に渡ったようでした。

アンコールはバッハの「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」
良い待降節が迎えられそうです。
感謝のうちに。

前日リハーサル+α

2016-11-12 | ヨセフのオルガン
午前中、教会からほど近いところにあるプロテスタント教会へ、オルガンビルダーさんをお連れしました。
パイプオルガン導入に向けての検討準備をなさりたいらしく、ビルダーさんに寄っていただきたいと要請があったからです。
道案内と、弾き手の立場から少し助言をということで、私も同行させていただきました。
ビルダーさんたち、礼拝堂の現状(広さ、天井高、柱や窓、講壇の位置等)を確認し、
設置するとしたらだいたいこのくらいの規模で…というようなお話を、牧師さん、奏楽者さんとお話しされていました。

そうこうしているうちに、オルガニストさんご夫妻が到着。
日本人ビルダーさんとあれこれやりとりされていたので、
私とドイツ人ビルダーさんが(私の怪しいカタコト英語でお話ししながら)信者会館で待っていたら・・・



鳩です!ヾ(゚□゚;)ノ
信者会館に鳩が迷い込んで、出ようともしない~~~
鳩は聖霊の象徴、
オルガンはプネウマ(聖霊、風)で鳴る楽器、
明日は、素晴らしいコンサートになるって吉兆?
いくら追い立ててもあの場所に戻ってきてはくつろいでるし!
後はご想像にお任せしますが・・・それはもう、喜劇そのものデシタO(≧∇≦)O



その後、ビルダーさんを隣町のカトリック教会にお連れしたのですが・・・
途中、ラーメン屋でお昼ご飯…ドイツ人ビルダーさんのラーメン好きにビックリ!



おとなり教会訪問の目的はこちら。
リードオルガンの調整です。
もうずいぶん前に頼まれていたのですが、なにしろうちの教会に来られたついでに、ということだったので。




ビルダーさんに「うちの教会のリードオルガンも直して」とお願いしたのですが、
「自分で直してよ~」だって!・・・無理ですって(泣)

夕方からは歓迎会。
オルガニストさんご夫妻、ビルダーさんおふたり、オルガン委員長、ビルダーさん妹ご夫妻と、ホテルでお食事しました。
オルガニストさんも、アシスタントを務めてくださる奥様も、とても気さくで話しやすく、
オルガンだけでなくいろいろな話に花が咲き、
大学の同級生が、オルガニストさんと同じ職場で親しいとのこと、ビックリでした。
(同級生は小~高等学校の教員になっている者が多く、大学教授はやんちゃだった彼1人だなぁ)

翌朝はミサにいらっしゃるとのこと(ご夫妻ともカトリック)
あぁ、オルガン弾くのがつらいよ…腕と肩も痛いけど、何より精神的に(笑)

調律

2016-11-11 | ヨセフのオルガン
コンサートを2日後に控え、今日は調律が入りました。
昨夏、設置作業を担当してくださったビルダーさんおふたりによる、
完成から1年を過ぎての、念入りな定期調律です。



今日、わたくし的に、仕事のヤマ場は筆ペンでした。筆ペン、一番苦手なんです。
でもなぜか私が書くことに・・・もちろん教会の用事です(汗)




フライヤー完成

2016-08-30 | ヨセフのオルガン
予定通り、神父様からコンサート告知開始、
入場整理券の募集が始まりました。
今回のフライヤーは、夫の妹あぐねすさん制作です。

会議終了

2016-07-31 | ヨセフのオルガン
チーム・プネウマ(聖歌奉仕者、オルガン奉仕者の集まり)に
主任神父様、役員、オルガン委員を加えた拡大版会議がありました。
11月に行われるオルガンコンサート実施計画案の検討が中心だったけど、
10月のバザーでの企画や、来年の「祈りと音楽のひととき」のことも。

先日、プネウマの集まりで、付箋方式で自由に出してもらった意見を集約し、
それを基に作ったコンサート計画案は、
入場者数、整理券配布方法、その他もろもろ、昨年より大きく変更した形になりました。
プネウマのみんなはある程度予想してたみたいですが、
さすがに神父様と役員さんたちは、ちょっとびっくりしてた様子。
でもみなさんからの意見に目を通してもらい、
提案理由をひとつひとつ説明していくと、納得していただけたようで、ほっとしました。
神父様からの提案も加わって、より教会らしいコンサートになりそう。
さっそく、チラシの作成にうつります。

バザーの企画…チャペルコンサートのゲスト3組も内定、
それから(私としてはこれが一番嬉しかったのですが)、
来年の「祈りと音楽のひととき」にはプロのオルガニストを呼ぶ方向で了解いただけました。
企画、運営、聖歌指導等に専念できます。良かった!

10ページの資料作るのはさすがに疲れました、
最後は朝3時から起きて、やっと間に合わせた感じ。
でも、いろいろ形になりそうで、ほっとしました。
もちろん、午後からは昼寝しました~。




チーム・プネウマ

2016-07-10 | ヨセフのオルガン
音楽奉仕者(聖歌奉仕者&オルガン奉仕者)は、
これまでのような典礼奉仕だけでなく、
オルガン運用に伴って増えてきた音楽関係の行事の主担当として動くようになりました。
今日は、秋のオルガンコンサートに向けての話し合い、
それぞれの意見や気づきを付箋に書いて貼っていく方式で、
できるだけたくさんの声を出してもらいました。
これまでのコンサート等で見えた課題も気づきも本当に人それぞれ、
意見を聞いて驚くこともしばしばで、
アイデアも出てくる出てくる…
何もないところから、ひとり頭を悩ませていた去年とは大違いの心強さ。
…これをもとに、実施計画案(たたき台)を作ります。



チーム・プネウマって、音楽奉仕者たちの通称です。かっこいいでしょ(笑)



パイプオルガンを紹介します♪

2016-06-26 | ヨセフのオルガン
プロもアマも、それぞれの参加者・団体が自主企画・自主運営で
無料コンサートを開催するという音楽イベント、
全体の運営は市の文化財団で、チラシやポスターなどは作っていただけるというもの。
地域のイベントに教会として参加することも意味があると、今年初めて参加しました。

わたしたちはプロの演奏家ではないので、できることは限られていますが、
オルガンの音の出る仕組みを解説し、いろいろな音色を楽しんでもらえるような、
パイプオルガン紹介プログラムを考えました。
当日はサプライズでオルガンビルダーさんも参加してくださって、
わたしたちの未熟なレクチャーを補ってくださいました。
オルガン演奏はなんとか無難に…
これでクリスマスまでは、自分が弾く大きな本番はないっ!(はず)

演奏とお話と見学と、盛りだくさんでしたが、予定通りきっかり1時間で終了。
お客さんたちの満足げなお顔があちこちに。
台本(=指導案!)作って、何度もリハしては書き直して、
時間をかけて丁寧に準備してて、良かった!!

驚いたことに、デイケアセンターからという高齢者のグループさんが来てくださって、
帰りがけに「楽しかったー」と声かけてくださったり、
(良い意味で)辛口な信者のおじさまからは「今まででいちばんよかったよ」と。
他にも、昨日からたくさんの信者さんたちに、
「すごくわかりやすかった」「信者向けにもやってほしい」と
声かけていただけて、本当に嬉しかったです。
教会にオルガンがあることを、信者の皆さんが喜んで、そして応援してくださってる、
そんな空気が、わたしたちオルガン奉仕者には何よりの支えです。感謝。






指導案

2016-06-09 | ヨセフのオルガン
録画した「らららクラシック(パイプオルガンの回)」をエンドレスで見ながら聴きながら、
このまんまじゃなくて、うちの教会ならではのオルガン紹介プログラムって?
頭の中で整理しながら…扁桃腺の熱が下がってからこちら、考え中。
そんなときに頼れるオルガン奉仕者仲間Rさんに言われたのが「学習指導案を作ると思えばいいのよ」
説明、デモ演奏、見学等で約1時間。
めあては?教具は?発問は?…自分が考えていたのはまさしくそれでした。
時間配分を考え、活動と曲目も絞って、なんとなく方向性が見えてきた感じ。
教会にお願いして「教具(補助教材)」も購入してもらって、今日届きました~ワクワク( v^-゜)♪
何をどう使うかはまだ秘密。「授業」は25日です。



ビルダーさん来訪

2016-04-27 | ヨセフのオルガン
オルガンビルダーさんがいらっしゃって、先日来の不調を調整していただきました。
先日の熊本大分地方の地震で、オルガンが1台かなり損傷していて、
この後は九州に出張です、とおっしゃってました。

メンテナンスが終わって、そっと納骨堂に向かうビルダーさんの後ろ姿、
お父様お母様もこうしてオルガンの音をいつもきいていらっしゃるのだなと、しみじみ。
そういえば、年明けに1度、比較的急を要する不調が出たことがありました。
あのとき、すぐに駆け付けてくださったビルダーさん、
そのあとまもなくお母様が亡くなられたのですが、
「あのメンテナンスがあったから、予定してなかったけど母の顔を見に来ることができました」と。
オルガンが呼んでくれたのかもしれませんね。


天と地を照らす永遠の光

2015-10-04 | ヨセフのオルガン

おかげさまで奉献記念コンサートは無事に終了いたしました。
(個人的には大小の失敗がありましたがっ)

教会は初めてというお客様も多かった中、
CD用録音が入りますので静粛にというお願いもあってか、
コンサート中、かなり静かに聴いていただけたように思います。

前半は良く知られたバッハの曲を中心に、
後半はフランスものというふうなプログラム構成でした。

ギルマン「アヴェ・マリア」に続く、
フォーレ「ラシーヌ賛歌」の曲目紹介で、
「この曲はもともと合唱曲で、
  ”神であるみことば、わたしたちの唯一の希望、
   天と地を照らす永遠の光である方よ”
 という歌詞で始まります。
 本日は演奏者の希望により、この曲を、
 聖堂奥の納骨堂に眠る、○○○○さんをはじめ、
 すべての死者の方々に捧げます。
 どうぞ皆様も、永遠の眠りについた大切な方のことを
 思いながら聴いてくださいませ」
というようなアナウンスを流しました。

2曲続けて演奏されている間、
聖堂全体が祈りに包まれているような空気に満たされているのを、背中で感じました。
(譜めくりあやうく失敗しそうになりました)

…それは、他のかたからも、そう感じたと後で伺いました。

「納骨堂に眠る娘にオルガンの音を聴かせたい」というのが、指定献金をいただいたかたのご希望でした。
実際昨日は、納骨堂にも椅子が並べられて、たくさんの信者さんが、
帰天されたご家族といっしょにオルガンの響きを味わってくださいました。
(ちなみに納骨堂は、とても良い響きがします!)

聖堂と納骨堂を、
生者と死者を、
地上と天国を、
つなぐという特別な役割(ミッション)を持つこのオルガンを、
教会と地域をつなぐためにも、大切に用いていきたいと願いつつ。

たくさんのお祈りをありがとうございました。
感謝のうちに。


本日の工作

2015-10-02 | ヨセフのオルガン
立て看板作成終了。ひたすら切り貼り…達筆さんたちの高齢化により今回はこんなことにっ。
印刷と紙折りが思いの外さくさくと進み、配布物は準備完了。
修道院製焼き菓子も到着。
合間で、先生の練習に立ち会い、アシスタントの練習も。
明日は会場作り(椅子の配置)その他、たくさんの方々にご協力をお願いしています。
感謝しつつ、がんばろう。

4時過ぎ、そろそろデイサービスのお迎えだなと思っていたら、
突然、仕事帰り(にしては少し早く)のぱうろ君、登場。
(電話くれたらしいけど、アシスタントしてて気が付かなかった…)
「じゃんのお迎えに行くけど」おぉ~!
そして6時ごろ、買い物して帰宅すると、洗濯物を干してくれてるじゃありませんか。
ぱうろ君にも感謝。


奉献記念コンサート間近

2015-09-30 | ヨセフのオルガン
昨日、調律が入りました。
教会の庭には色とりどりのコスモスが咲き、お客さまを待っています。

コンサート整理券は新聞発表から5日目(演奏会1か月前)に配布終了、
所属教会の信徒はおそらく立ち見でしょう。

印刷するものがあと2種類。
その他あれこれ。
飛び交う連絡メールは数知れず(笑)

そして、アシスタントの心の準備が・・・(汗)

いよいよです。
この大きな喜びを、多くの方々と分かち合うことができますように。

満員御礼

2015-09-06 | ヨセフのオルガン
奉献記念コンサートの整理券配布は終了はいたしました。(写真は教会掲示板です)
地元紙に掲載されて5日目でした。コンサートまでまだひと月あるのに…!
この街の教会では初めてのパイプオルガン、市民の皆様の関心も並々ならぬものがあるようです。
次の機会を考えなければ…。

テスト録音

2015-08-23 | ヨセフのオルガン
新オルガンの奉献記念コンサートではライブ録音を予定しておりまして、
先日、テスト録音ということで技師さんがいらっしゃったので、代理で立ち会いました。
録音の音量レベルを確認したいとのことで、
フルストップで「トッカータとフーガ」、また、最小の音量で(スウェルも閉めて)静かな曲を弾いたり…
当日の演奏者の代わりにはとてもなれませんので、申し訳ない限りです(汗)



こんな大がかりな録音になるとは…ビックリするやら恐縮するやら。
見てもまったくわけがわかりませんが…アナログとデジタル両方で録音した?のかな?

仲良くしてね

2015-08-22 | ヨセフのオルガン
弾き始めたら、あっという間に2時間。
今は、これまで弾いてきた曲のうち、優先度の高そうなもの(弾く頻度が多そうな曲)から順に、
このオルガンで、どの音色を使って、どう弾くか、
自分なりに考えて、メモを楽譜に貼り付けながら、ひたすらさらっています。
まだ、このオルガンに遊んでもらってる(遊ばれてる?)感じですが…(´・_・`)