なんてタイトル(笑)
何しろ、東京に行きがけに京都で途中下車して滞在時間は約5時間、
大学時代の友人てれじあさんに連れて行ってもらっての、早送り京都市内巡礼でした。
ちなみに京都だけど神社仏閣はナシ、カトリック教会と修道院だけ(笑)
この大荷物は何でしょう?
楽器でも武器でもありません。袴と着物一式が入っています。
宅配で手違いがあっては困るので、着がえを送って袴と着物は自分の手で運ぶことにしたわけです。
なんでも袴に無駄なしわがよらなくていいというケースでしたが、かさばるし、重かったです!!!
・・・もう1度言います。重かったです!!!!!
てれじあさんが運転する車で、まずは京都のカテドラル(司教座聖堂)であるカトリック河原町教会へ。
カテドラルとしてはあまり大きくない聖堂です。
神の幕屋をイメージしてるのかな?
ステンドグラスが素晴らしいです。
内陣はこんなふう。
特に、十字架の道行がステンドグラスで表現されているのに驚きました。
色合いが、緑系と紫系で、何とも美しい・・・
2階楽廊にオルガンが見えました。
ここのオルガンは、わたしたちの教会と同じボッシュ社の楽器で、22ストップとのこと。
お昼前だったので気になりましたが、午後から黙想会をされるとのことだったので、
急いで望洋庵におじゃましました。
望洋庵は、ずっと訪れたかった場所でした。
望洋庵は、故溝部司教様が青年たちのために開いた庵です。
もう青年とは言えないトシですし、溝部司教様に直接お会いしてお話を聞いたのはたった1度でしたが、
ずっと尊敬して、とても影響を受けていた司教様でした。
「わたしの生涯を若者たちに捧げたい」溝部司教様の、生涯のモットーです。
できることなら我が家の娘たちも、ここで司教様の指導を受けてもらいたかったのです・・・
感謝を込めて、司教様の永遠の安息をお祈りさせていただきました。
「お昼いっしょにいただきましょうよ」と気さくなシスター方のお誘いに甘えて、
しっかりお昼ご飯をいただいてしまいました(笑)
ネットでよく見る、青年たちが勉強会や分かち合いをしている部屋。
庭にはルルドが。
京都御所の近く、市街地の真ん中とは思えないほど静かな場所です。
お庭の夏みかんで作られたマーマレードをおみやげにいただきました♪
溝部司教様の説教集を買おうとしたら、友人てれじあさんがプレゼントしてくれました。
同じ敷地内にある、カトリック西陣教会へ。
ここは、日本二十六聖人殉教者が捕縛され、長崎へ向かう道の近くにあったと言われ
長崎への道の「一番札所(教会)」だそうです。
咲き始めた桜がよく似合う、少し古びた風情のある聖堂です。
懐かしくなるような、落ち着いてあたたかみのある聖堂でした。
京都市街地を西に向かい、カトリック衣笠教会へ。
こちらはいわゆる扇型と呼ばれる、第2バチカン公会議後に作られたと思われる聖堂です。
ここもまた素晴らしいステンドグラスが・・・
シンプルな絵画で表現された十字架の道行にも心惹かれました。
教会敷地から見える、左大文字。
今から、あの大文字を目指していきます・・・
京都女子カルメル会。
ここは、禁域で祈りと労働の日々を送る観想修道会です。
和風建築の修道院でした。
ちょうど、九時課(聖務日課)が行われていて、
木の引き戸で仕切られた向こう側から、シスター方の歌声が聞こえてきました。
何十回となく聴いてきた「教会の祈り」「やまとのささげうた(歌ミサ)」のCD、
あのシスター方が、いま歌っていらっしゃる~~~!
折しも、わたしたちの聖歌隊では復活祭後から教会の祈りに取り組もうとしていたところです。
背中押してもらえたようで、かなり感激(;_;)
受付係のシスター(外務修道女)がいらして、玄関横の応接室へ案内されました。
シスター手づくりのカードを購入させていただきました。
修道院のすぐ近くにあるカトリック墓地へ。
京都市内を一望できる場所にあり、桜をはじめ、1年じゅう花が咲くそうです。
なんていいお天気!
ここに、てれじあさんのお義父さんが眠っていらっしゃって、一緒にお墓参り。
最後に、カトリック高野教会へ。
ここも少し古びた情緒のある聖堂です。
中は梁が見えるような構造、木のぬくもりに包まれるような聖堂でした。
スポットライトで十字架が浮き上がって見えるのが、いいアイデアですね。
高齢の女性が祈っていた後姿が、印象的でした。
午後4時の新幹線で東京へ・・・重そうな荷物!(笑)
2年前は、京都駅で停車した新幹線の中から、30年ぶり2分間の再会、
去年は列福式でまた再会できて、
3度目の再会は5時間、6か所でご聖体訪問できました。
もっともっと話していたかったけど、濃すぎるほど濃い5時間に感謝です。
そして、東京滞在を終えて帰宅したら、京都のおみやげが届いていました。
カルメル会の焼菓子、京都らしいがま口(てれじあさんとおそろいだって^^)、
「聖週間で忙しいときにすぐにご飯のしたくができるように」と混ぜご飯の素も。
またいつかどこかで、再会できることを願っています。
それまでは、それぞれの場所で、家族のために、教会のために、
何より神様のために、ささやかに誠実に、そして元気に生きていこうね。
ありがとう!