風琴抄

ふうきんしょう…オルガンや聖歌、庭、日々の出来事

合唱団員デビュー

2016-06-27 | 学び・演奏会
土曜日、自分の本番が終わったらすぐに向かった先は…次女ろざの初ステージ。
てっきり茶道部に入ると思っていたろざが混声合唱団に入ったのは意外でしたが、
常々、若いときにアンサンブルを経験してほしいと思ってる元合唱少女としては、むしろ歓迎です。
やはり初ステージは聴きたくて、夫と長男じゃんと3人で行きました。
(じゃんもおりこうさんで聞いてくれてほっとしました)

合唱団の演奏は入学式にも聴いたけど、なかなかハイレベル。
ここで歌ってたら、合唱初心者ろざもかなり良い経験ができそうです。
特に男声がいいなぁ…なんて分析したりして、にわかに合唱熱がよみがえるわたくし(笑)
ついこの間までセーラー服着た受験生だったのに、
白いブラウス、黒いロングスカート姿のろざに、
親としてはなんだかくすぐったいような、ヘンな気持ち。
…で、そんなろざは、もうまるっきり若いころの私と瓜二つなのでした(^-^;

オルガンメディテーション

2016-02-28 | 学び・演奏会
1週間ずっと予定が立て込んでバテ気味ではありましたが、午後からオルガンメディテーションへ。
若手お二人の演奏による、チャリティコンサートでした。
そして、初めて体験しましたが、内陣の壁に演奏動画がで映されていて、聴いて見て楽しめるビジュアルコンサートでもありました。
バッハのパッサカリア、素晴らしかった!
楽器が、存分に鳴って、歌ってました!
そして、メンデルスゾーンのオルガンソナタ、私も弾きたくなりました。(5月に向けて、間に合うかな…)
幸せなひとときに感謝。

黙想会

2016-02-27 | 学び・演奏会
10時~16時まで、講話、黙想、講話、黙想(ゆるしの秘跡も受けられます)ミサ、というスケジュール。
久々にゆったりした黙想会。いいな。
フランシスコ教皇様のテキストを使って、素直な気持ちで振り返り、告解も受けて。
心の中で、ささやかだけど自分にとっては大きな変化。
黙想会最後のミサを弾きましたが、今日は、オルガンが静かに歌っていました。

シルバーウイークは典礼三昧

2015-10-10 | 学び・演奏会
今頃やっとシルバーウイークの思い出です。
長女まぐが帰省中ということもあり、楽しい休日でした。
典礼が楽しいというのが我が家らしいといえばそうなのですが(笑)

敬老の日は、11月末の待降節から実施される、典礼の変更点についてのレクチャー。
じゃんは祖父母宅にみてもらい、夫ぱうろ君、長女まぐと3人で参加しました。ちなみに、講師はまぐのセンセイ。



各小教区ごとに問題や質問を話し合っているところ。



研修会後は、聖堂下にあるクリスチャン記念館を見学。
この記念館は、あまり知られていませんが、
長崎西坂にある二十六聖人記念館より規模は小さいながらも、収蔵品はなかなか充実しています。
殉教者に特化していない分、西坂にはない展示品もあり、
県内の切支丹墳墓の研究なども展示されています。
これはまぐにも良い刺激になったようで、一緒に見学できて良かったです。




翌日には実家のある岡山へ、まぐと母子ふたり旅^^。
こちらでは第2バチカン公会議典礼憲章発布50周年を記念する典礼研修会。
関西や四国方面からもたくさんの参加者があり、聖ディエゴ聖堂がいっぱいに。




旧聖堂の壁画を縮小して残した小聖堂。
子どものころからお世話になったベルギーの神父さまとお会いできて、
おもわずハグして再会を喜び合いました。
90歳近くになった神父様は、父の帰天のことを気にかけておられました。
あんなに大きかった神父様がずいぶん小さくなって、信者に支えられながら新幹線でいらっしゃったのかと思うと、
懐かしさと感謝でいっぱいです。
会おうとしてもなかなか会えなかった神父様に、お会いできて本当に良かった。
納骨堂で眠る父にも挨拶してから新幹線に乗りました。

半年間の学びに拍手と感謝

2015-07-11 | 学び・演奏会
オルガン奉仕者養成講座は、無事、お隣の教会でのレッスンを終えました。
次回からは、所属教会でのレッスンになります。
初めて本物のパイプオルガンに触れたときは感嘆とため息の連続だった皆さんが、
あるかたは余裕を持って、あるかたは足鍵盤でバス音を弾くこともできるようになっていて、
初回と最終回だけおじゃました私は、ただ感激。
指導してくださった先生とオルガンを提供してくださった聖堂に、心から感謝します(*v v)

音楽の花束2015

2015-05-30 | 学び・演奏会
1週間前のことになりますが、オルガンのおさらい会がありました。
前回、1年前に比べて参加者の皆様それぞれに大きく成長されたように感じます、
特に、バッハの大曲や三楽章のオルガン協奏曲に挑戦した若い方々のエネルギーには脱帽です。

私は、オルガンのお披露目となる祝別ミサの後奏で弾きたい新曲を、
1度は人前で弾いて度胸を付けておきたくて、カルク・エラートの「Nun danket」と、
もう1曲は安心して弾ける曲をということで、バッハのBWV731を弾きました。
バッハはともかくエラート出だしのなんでもないところでひっかかってしまい、猛省。
いえ、これが実力なんです(泣)

そういえば大昔、卒業試験(バッハの半音階的幻想曲とフーガ)でも、
ありえないところで頭の中で次の音符が飛んでしまったことが、ありました(泣)
エラート、丁寧にさらい直して徹底的に弾きこみます。



うちあげにも参加できました~。
教会でオルガン弾いてるのは先生と私だけですが、
いちばん遠いかたは片道3時間半かけて通っていらっしゃる、オルガンを愛する皆様とのお話は楽しくて…
秋に行われる、オルガン奉献記念コンサートの宣伝もさせていただきました^^。



2年前、じゃんが体調を崩して以来ほとんど夜の集まりには出なくなりましたが、
この日、元気でいてくれたじゃんと家族に感謝♪

世界史と日本史が交わるところ

2015-04-27 | 学び・演奏会
「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史」(上智大学)全4回講義をネットで受講しました。
16世紀の日本にもたらされたカトリックは、宗教だけでなく文化の側面からも日本史のなかで輝いてることを再確認。
イエズス会の日本宣教史も興味深く、
国際的に、ボーダーレスに、躍動する彼ら(日本人イエズス会士を含む)の姿がくっきりと見えてくるようです。
教会の中でさえも、禁教、迫害、踏絵、殉教といったことばかりが強調されがちだったキリシタンですが、
いかに一面的な見方なのか、大いに反省させられる内容でもありました。
あの時代のありようは、間違いなく今からの教会の行く手を指し示してくれているように思います。

聖週間、復活祭をまたぐこの時期に、視聴する時間をひねり出すのが大変だったけど、
家族に呆れられながら、家事と睡眠の時間を削っては、毎回の確認テストもなんとか期限内に提出することができました。
連休明けのレポートを出すかどうかは考え中。
テストで修了ラインに達してるようなので、今自分がすべきことをを優先したほうがいいかも…。




黙想会&告解

2015-03-08 | 学び・演奏会
今日は、お隣の教会からいらっしゃった若手の神父様による、
ミサ、黙想会、そして告解(ゆるしの秘跡)でした。

ここのところ、黙想会でパワーポイントをお使いになる講話が増えましたが、
今日の講話は、レジュメの代わりにスクリーンで確認、という感じで、特に気が散るということもなく、
なによりも、フランシスコ教皇様の四旬節メッセージを題材にした講話だったので、
わかりやすく、それでいて鋭い視点、
四旬節の過ごし方について、たくさんのヒントをいただくことができました。

告解は、講師の神父様ではなく、療養中の神父様、
こちらも良いすすめをいただき、自分の心を見つめることができました。
これで、きれいな心で復活祭をお迎えできそう…?(~_~;)

典礼季節のはざまで

2015-03-07 | 学び・演奏会
朝9時から12時過ぎまで、葬儀の研修会でした。
内容は、葬儀そのものというよりも
カトリック的な死と復活のとらえかたについて、カテキズムを引用しながらのお勉強というもの。
教えの土台があってはじめて、カトリックの葬儀という典礼が成り立つので、
原理として大切なことを皆で学び共通理解しましょうということだったようです。

主任神父様が交替して1年経とうとしていますが、
従来の葬儀委員会(実際は葬儀をお手伝いする人たちの集まり)から、
葬儀に奉仕するグループ「レクイエムの会」に衣替えして、
式次第もドン・ボスコ社のものに入れ替えて、
将来的には通夜の司式も信徒に委ねられようという、変化の時期になっていることを実感。

それにしても、先週の土、日、そして今日、会議が続きます。
さすがに今日は、じゃんをデイサービス(土曜日はオプションですが)にお願いしました。
明日は黙想会、子どもたちは卒業お祝い会。
きっと、あっという間に聖週間になるんだろうなぁ。

今ちょうど、4月の聖歌番号&当番表作ってます。
リアル世界は四旬節なのに、頭の中はすでに復活節。
ついでに言うと、オルガンは、復活節の最後である聖霊降臨(今年は5月末)とか、
そのさらに先の、パイプオルガン奉献ミサに弾く予定の曲を練習してたりします。
いつものことながら、季節先取りというか、いったい今はいつだっけ?状態…(・_・;)


思い切って

2015-02-28 | 学び・演奏会
大学の講座がネットで無料で学べる【gacco】に登録し、
上智大学が担当する「大航海時代の日本:日欧文化交流の歴史」という講座を受講することにしました。
ネットで講義を受け、テストとレポートで評価を受けます。
そんな時間があるのかと昨秋からずっと悩んでいましたが、とにかく内容に惹かれました。
講義の中心になるのは日本におけるイエズス会布教、キリシタン史、活版印刷…
日本初の聖歌の楽譜「サカラメンタ提要」も材料になるとのことです。
悩んでばかりじゃ先に進まないので、思い切ってはじめの一歩。
ひとりじゃくじけそうなので、長女を誘って2人で受講することにしました。
ちなみに、我が家には世界史のセンセイもいるんですけど…?(^▽^笑)
開講は3月24日です。興味のある方はこちらからどうぞ。

養成講座スタート

2015-01-17 | 学び・演奏会
オルガン導入に先立って、オルガン奉仕者養成講座が始まりました。
楽器が完成するまでは、私が通っているレッスン先の聖堂が会場です。
参加者は、現役オルガン奉仕者4名、見学・体験(=候補者)3名。
オルガンの仕組みやストップのこと等のレクチャーに始まり、試奏、
最後は先生による「トッカータとフーガ」模範演奏まで♪
笑顔と感嘆の声がが絶えない第1回講座となりました。
とりわけ、初めて本物のパイプオルガンに触れた方々は、
あの大オルガンの音色と仕組みにため息の連続…感激の時間だったのでしょう。
この気持ちを胸に、オルガン奉仕に取り組んでくださることを、切に願っています。


結婚という召命

2014-11-23 | 学び・演奏会
王であるキリストの祭日は、典礼暦最終の日曜日。
教会の暦で言えば、大晦日のような、節目の主日です。
この日は、ブロック内3教会合同の行事とミサが行われ、
主任神父様による講話の主題は、聖ヨハネ・パウロ二世教皇様による
「使徒的勧告 家庭 愛といのちのきずな」のレクチャーで、
夫も長男も同じ場でお話を聴くことができました。

大切なことは、日々の生活の中で聖性を積み重ねていけるかどうか。
結婚という自分に与えられた召命を通して、いかに自分を神様に捧げられるか。

日付はちがうのですが、25年前の「王であるキリストの祭日」に結婚式を挙げた私たち。
節目の日に、使徒的書簡の文章ひとつひとつが心の深いところに落ちてきました。
カトリック家庭に生まれ育った者同士が出会い、結婚の秘跡に与って、
こうして銀婚式を迎えられたことに、心から感謝。

「教会は、人間の生命はたとえ弱く苦しみの多いものであっても、
 それは常に神の善からのすばらしい贈り物であると固く信じています。
 世界に影を投げかけている悲観主義や利己主義に反対して、教会は公然と生命を守ります。」
   (聖ヨハネパウロ二世「使徒的勧告 家庭 愛といのちのきずな」より)



第1回勉強会

2014-08-29 | 学び・演奏会
所属教会のオルガン奉仕者4名(来月からの新人さん含む)で、自主勉強会をしました。
第1回目ということで、テーマはオルガン奉仕の基本「ミサを弾く」
ミサの各部分の構成や、成り立ち、などにも触れながら、
オルガニスト目線で式次第をたどっていきました。
各神父様の動きや歌う箇所等、チェックポイントは数知れず…(笑)
特に、音出しのタイミングなどは、
オルガンを弾いたり、聖歌を歌ったりしながら確認していきました。

お勉強の後はランチをいただきながら、
お互い自己紹介したり、次代のオルガンについて夢を描いたり…
しっかり学んで、楽しみました♪

準備では、わかりやすそうな資料を選んだり書き込みをしたり、
もっと詳しい文献やバチカンから出ている文書を確認したり、
もしかしたら私自身が一番お勉強させていただいたかもしれません。

このささやかな勉強会が、
いずれは外部から講師をお招きしたり、
よその教会のオルガン見学に行ったり、
本格的な研修会につながっていけば…と願いつつ。

2014教会オルガニスト講習会・午後その2

2014-07-19 | 学び・演奏会
肝心のリードオルガンレッスンについて書かないうちに、この暑さで忘れていきそうです(汗)

「どうして(今年は)パイプじゃないの?」と、いろんな先生に聞かれたのですが(笑)、
「小聖堂のリードオルガンをきちんと弾きたいので」とお答えすると、頷いてくださいました。
リードオルガンクラスは3名で内訳は、カトリック2名、プロテスタント1名、
先生はカトリックのH先生でした。

なにしろリードオルガンは全くの初心者(自己流)ですので、
足ペダル(ふいご)の踏み方から注意を受けました。
左右を交互に底までしっかり踏み込むことだけは意識してたつもりでしたが、
ペダルと足の裏を離したらダメ、余計な音が聞こえるって。
あ~足の裏まで思いが至りませんでした!
こんなことばかりで、ストップの選び方、音の重ね方、ニースウェルの使い方…
とんでもない思い違いのオンパレード!(爆)
がに股になりそう?な姿勢!を維持しながら足ペダルをこぎ、
そちらに気を取られると手鍵盤はお留守になるし・・・(o´_`o)

「リードオルガンって、ピアノともパイプオルガンとも全く違う別の楽器ですよね!すごく、すごく難しいですよね!!」
弱音を吐く生徒(=私)に、
「そうですよね~私もそう思いますよ、パイプとは全く違うむずかしさがありますよね」
と先生に慰めていただきつつ。
H先生も勤務先では毎日、リードオルガンに始まり、リードオルガンで終わるのだとか。

レッスン時間はひとり50分、見ていただいた曲は・・・

典礼聖歌「谷川の水を求めて」「天は神の栄光を語り」
全員で歌う答唱と、ソロで歌われる詩編の部分に分かれているのですが、
その、音量の急激な変化にどう対応するか、など。

ベタですが、ブラームスの「Schmücke dich, o liebe Seele」
先生曰く「タイのしっぽを大切に」・・・ウフフ^^。

21曲集「ガリラヤの風薫る丘で」
これは先生も初見とのことで「楽しみだったの♪」と。
指摘されて初めて気が付く楽譜の読み取りの未熟さ…
もっともっと楽曲分析が必要ですね。
「現代ものは、作者の指示をしっかり受け取って」と先生。

「あめのきさき変奏曲」
カトリックではおなじみのこの聖歌。
変奏曲は、以前パイプオルガンでも弾いてたのですが、
リードで音色を変えながらいかに面白い変奏曲にしていくか、先生にアドバイスいただきながら…
足ふいごは始終同じ速さで(メトロノームのように?)踏むものだと思い込んでて大笑いされたり、
あるいは、ニースウェルを使える分、パイプにはない表現力があることを再認識したり、
難しいけど、すごく面白い、楽しいレッスンになりました!

そして・・・
全日程が終了した後、S先生登場!特別レッスンです。
S先生も「パイプにしましょうか?」
「イエイエ、今回はリードでお願いします♪」
時間も限られているので「Schmücke dich, o liebe Seele」を中心に見ていただきました。
ドイツ語のコラールを横で歌われながらはじめて見えてきたものあり、
拍子の感覚ということを特に注意されました。
こちらも濃い30分間でした。

書きながら、講習会終了直後のほどよい疲労感の中にあるあの充実感を思い出しています。
日々の生活につい流されてしまいそうになってましたが、
小聖堂のリードオルガンを生かして弾けるように、ますます精進しなきゃね。


2014教会オルガニスト講習会・午後その1

2014-07-17 | 学び・演奏会
日々、忘れていきそうな講習会レッスンでのことを思い出してみます。

講習会では、どの楽器のクラスでも、ひとり10分間、ホールの大オルガンを弾く時間がいただけます。
リードオルガンクラスは、ホールから始まりました。
三段鍵盤の大オルガンでは、やはりパイプの曲を弾きたいと思い、
Larry Visserの「Communion Meditation on UBI CARITAS」を…
講師のH先生も「この曲いいよね~~っ♪」と、意気投合。
この曲で弾くスウェル鍵盤は一番上だったので、いつも弾いている二段鍵盤の楽器とは、
手鍵盤と足鍵盤…自分の身体をを支える支点からして変わってくる、
なかなかうまくバランスが取れなくて、最初は、まぬけなヤジロベエみたい(苦笑)
ヨロヨロしながら1回どおり弾いて、いくつかアドバイスいただきました。

先生曰く、
「もっとたっぷりと」
「Ubi caritas…原曲のグレゴリオ聖歌歌詞に呼応するように音にニュアンスを…」

グレ原曲のオルガン曲を理解しようと思えば、
やはりグレが歌えなければ、
音楽様式や言葉(ラテン語)の意味もきちんと理解していなければ、
…あらためて痛感。やっぱりグレの勉強は続けなきゃね。
2回目は、少し音楽が(退屈でなく)動いてたかも。
濃い10分間でした。

(写真は2011年のホールレッスン)