基本構想と基本計画で主体(主語)が違うパターンがある。府中市の総合計画がこれにあたる。
1.基本構想と基本計画とでは、主体が違う。
(1)基本構想
基本構想は、市のまちづくりの基本的な理念であり、市の目指す新しい都市像及び将来の基本目標を示している。市民とともに市が協働して達成を目指す計画と位置付けており、市民と市が協働で策定している。
(2)基本計画
基本計画は、基本構想における都市像及び基本目標を実現するために、市が取り組む施策の体系及び基本的方向を示すものである。 財政的な見通しを踏まえた上で、施策ごとの主要な事務事業や、分野横断的に取り組む「重点プロジェクト」などを示している。
市が責任を持って達成を目指す計画と位置付けており、市が主体となって策定している。
2.基本構想は、理念、方向性のようなものが中心なので、「わたしたち」を主語として書くことができる。しかし、これを基本計画でやろうとすると、行き詰る。「私たち」という施策はそうあることはではない。施策なので、行政計画とするのは、実践的である。
3.このパターンは府中市の総合計画で、これはよくできていると思う。
最新の画像[もっと見る]
- 「パワハラに走る首長・地方自治制度に内在する危うさから」地方財政戦略(月刊『地方財務』ぎょうせい)10月号 4日前
- ◇久しぶりに「小さな旅に」でた(栃木市) 5日前
- ◇久しぶりに「小さな旅に」でた(栃木市) 5日前
- ◇久しぶりに「小さな旅に」でた(栃木市) 5日前
- ◇久しぶりに「小さな旅に」でた(栃木市) 5日前
- ☆『指定地域共同活動団体とは何か・条例試案付き』を出した 6日前
- ☆今書いている原稿『指定地域共同活動団体とは何か・条例試案付き』 1週間前
- ☆御宿町の「議会と若者の明るいワークショップ」などが「マニフェスト大賞のエリア選抜」に入ったようだ 1週間前
- ☆自治実務セミナー第13回の校正をやった 2週間前
- 第1回Zoom deまちづくり(戸田市) 3週間前